鳥取県境港市出身の水木しげるさんが貸本漫画家だったころから若手クリエーターの新作まで、さまざまな情報を集めた「まんが王国とっとり建国史展」が、鳥取市の県立図書館で開かれている。地元出身作家のデビュー作や県内の風景が登場するヒット作など約200点の資料を展示。漫画家やアニメーターを生み出してきた“漫画史”を紹介している。11月11日まで。 県出身作家の資料は、同図書館が以前から集めており、平成17年にも「まんが王国とっとり」展を開催。国際マンガサミット誘致などをきっかけに県が本腰を入れて「王国」建国に乗り出したことを受けて今回、若手の漫画やアニメなどその後収集した資料を加えた「建国史展」を開いた。 時代を追っての展示では、終戦直後の貸本漫画全盛期にプロとしてスタートした水木さん、日南町出身の川崎三枝子さん、倉吉市出身の山松ゆうきちさんを「まんが王国第1世代」と位置づけ、初期作品を紹介している