2012年03月21日 2011年初夏にスタートした「文化財レスキュー」活動は、被災地からの文化財や民俗資料の搬出は終了していますが、現在も洗浄などその活動は継続されています。 本学では文学部歴史学科の政岡伸洋教授、加藤幸治准教授が、東北学院大学博物館(辻秀人館長)と共に、被災した文化財の回収と保存に取り組んでいます。加藤准教授によると、「最近は文化財レスキューに関するシンポジウムなどに多数登壇する機会があり、今回のような本や報告書が刊行されていくなかで、文化財レスキューの作業が終了したように受け取られていくことに非常に違和感を持っている」とのことでした。 実際のところ、被災地から搬入された文化財の、最初の洗い作業も終わっていない状況で、今後も3年ほど続く活動とのことです。直近では、3月20、21、23日の午前9時半から午後4時まで、上智大学のボランティアと泉キャンパスの1、2年生の学生が
週刊ポストでは昨年から、被災地の書店や「移動書店」などの取り組みを追った連載「復興の書店」を続けてきた。その「復興の書店」取材店舗にて独自集計したベストセラーが以下の20冊である。 【1】『礼儀正しい人…被災地で売れてる本『大きな字の常用国語辞典』他20冊を紹介 3月03日07時00分 提供:NEWSポストセブン 11ツイート 週刊ポストでは昨年から、被災地の書店や「移動書店」などの取り組みを追った連載「復興の書店」を続けてきた。その「復興の書店」取材店舗にて独自集計したベストセラーが以下の20冊である。 【1】『礼儀正しい人の手紙の書き方とマナー』(高橋書店) 【2】『はげまして はげまされて』(竹浪正造著、廣済堂出版) 【3】『仙台ぐらし』 (伊坂幸太郎著、荒蝦夷) 【4】『さよならのあとで』(ヘンリー・スコット・ホランド著、夏葉社) 【5】『圧力なべ RECIPE BOO
東日本大震災で大きな被害を受けた古文書・民具・標本などの地域の歴史・文化資料。それらをいかにレスキューし、保全するのか。現場の博物館職員たちが被災の実態と回収そして洗浄や真空凍結乾燥などのさまざまな方法を駆使した対処方法について、多数の図版を交えて現状と課題をレポート。資料の保護に備えるネットワーク構築を呼びかける。 オールカラー 東北学院大学のホームページで紹介 【編集者の眼】 未曾有の大災害をもたらした東日本大震災では、博物館も甚大な被害を受けました。建物はもちろんですが、収蔵していた文化財、歴史資料や自然史の標本なども流されたり、海水や泥に浸かるなどの被害をうけました。それらは失われると二度と復原できないかけがいのない地域の財産です。 関係者は準備が整い次第すぐに、捜索や修復に取り組み始めました。海水や泥に浸かったものは洗浄しなければなりません。紙に書かれた資料を復原するために全国の
大地震、大水害にさいし、歴史文化関係者はなにができるのか。阪神・淡路大震災以来、東日本大震災に至る「歴史資料ネットワーク」の活動を通して、歴史資料保全活動や災害の記憶を伝える資料の保存活動の方法と意味を問う。起こり得る次の災害に備え、歴史資料の価値を市民と共有し、歴史文化の根付いた地域社会づくりを提言する問題の書。 編集者の眼ー震災において歴史学者は何をすべきか? 史料保存の活動団体・史料ネットの代表である著者が、歴史学者が震災において果たすべき役割についてまとめたもの。①歴史資料の保全活動、②震災資料の収集、③地域とのネットワークの構築の3本の柱から、震災にも負けない社会づくりを提言している。氏は、憲法論など近代史の専門家だが、戦後歴史学が共有していた「敗戦」というタームが無効になってきたことが、歴史学の衰退につながったのでは、と述べている。ただ、神戸では、震災後に様々な地域社会や歴史研
はじまりは本の杜、仙台から 「塩竈ブックエイド」に先がけ、21日の夜せんだいメディアテークで行われたトークセッション。3・11 を体験した漫画家のいがらしみきおさんと、映像作家で詩人でもあるクマガイコウキさんが「表現すること、考えること、生きること」の意味をユーモアを交えながら語ってくれました。 司会はライターで、【一箱本送り隊】呼びかけ人の南陀楼綾繁さん。いがらしさんの、「このたびの震災では、現実につかまれてほとんど身動きが取れないほどの衝撃があったけれど、自分と現実とのあいだに"あそび"が出てきたときに、だんだんと表現が回復するのだと思います」という一言が印象的でした。 塩竈ブックエイドの主催である【一箱本送り隊】。ホームページにはこんなふうに活動について書かれています。 「【一箱本送り隊】は、 自宅が、図書館が、書店が地震や津波で失われた被災地で、 本を読めない生活を強いられてい
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