江戸時代の末期から明治時代にかけての町の面影が今も残る奈良町。格子の内側から住人の息づかいが感じとれるこの町は、訪れる人々にやすらぎを与えてくれます。町家は、表から奥まで「通り庭(土間)」という土間を通し、一方に部屋を一列に並べた間取りです。奥に坪庭を置くことで、通気性と採光を向上させ、通りに面した「公」の空間と奥の「私」の空間を巧みに区分けすることにも成功しています。 約30年間、町家や古民家を改修してきた建築設計事務所が新たな挑戦として始めたのが「紀寺の家」です。 奈良の小さな町家で育った私。両親と妹二人の五人家族は、いつも八畳の座敷に布団を並べて寝ていました。勿論、自分の部屋もありません。しかし、その暮らしの中には知恵や工夫が溢れていました。 百年前に建てられた町家には、先人達が積み重ねてきた個性があります。そして現在(いま)この町家に私達の暮らし方の知恵や工夫がさらに加えられ、今を
2019.11.08 ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ワイズ・インフィニティ 映像翻訳通信 Vol.104 ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ こんにちは。 ワイズ・インフィニティの花田です。 先週、1ヵ月超にわたって熱戦が繰り広げられた ラグビーワールドカップがついに終了しました。 始まる前は、ほとんどルールも知らず、 試合もほぼ見たことがなかったのですが 解説やテロップのおかげで テレビ観戦ながら楽しむことができた方も 多いのではないでしょうか。 私もそのうちの一人ですが、 サッカーとはまた違った魅力があり、 「紳士のスポーツ」と呼ばれる理由も 何となく分かった気がします。 さて、惜しくも準々決勝で敗れた 日本チームですが、 最初にメンバーを見た時に、 海外出身の選手が多いことに驚きました。 オリンピックなどの国籍主義と違って 所属協
この記事の3つのポイント 「心理的安全性」とはいやなことをすることである マネジメント研究は象牙の塔に閉じこもるべきでない より生産的なのは「未知であり続けること」にある 経営者は「早い段階でたくさん失敗したほうがいい」とよくいわれるが、本当にそうだろうか? 2023年12月、英シュローダーが後援する英フィナンシャル・タイムズ(FT)の「ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー2023」を受賞した『Right Kind of Wrong:The Science of Failing Well』の著者、エイミー・エドモンドソン氏へのインタビューから、人が知的な失敗から学ぶために必要なことを探る。(英フィナンシャル・タイムズシニアビジネスライター、アンドリュー・ヒル) 失敗をそのように「リフレーミング(違う視点で見ること)」する方法を研究してきたエドモンドソン氏は2023年12月、FTのビジネス・ブ
【読売新聞】 政府は、能登半島地震を巡り、偽情報や誤情報がSNS上で拡散する事例が相次いでいるため、情報の信頼性確保につながる技術開発を支援する方針を固めた。コンテンツの発信者情報を電子的に付与する「オリジネーター・プロファイル(O
毎日の仕事や家事・育児などに追われていると、なかなか自分自身のことを振り返ったり、心を休めたりする時間が取れないもの。日々の小さな不調が積み重なり、気付けば心や体がどんよりと重くなっている……という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。 そんな心の疲れを解消するヒントとなるのが、心理療法の一種である「認知行動療法」です。今回は認知行動療法の第一人者である精神科医・大野裕先生と、かつて心の不調に悩み、解決のための様々な手法を試してきた経験もある漫画家の吉本ユータヌキさんに、日々の「モヤモヤ」とうまく向き合う方法について、オンラインで対談いただきました。 また、大野先生が監修したチャットボットアプリ「こころコンディショナー」では、「認知行動療法」を手軽に生活の中に取り入れることができます。その使い方のポイントや効果などについても、お二人に話していただきました。 日々の「モヤモヤ」と
富士通株式会社 西 恵一郎氏 弥生株式会社 前山 貴弘氏 リシュモンジャパン 株式会社 石橋 淳氏 出光興産株式会社 山田 英一郎氏 株式会社NTTデータ 竹村 昌也氏 株式会社NTTデータ 近藤 博一氏 東海東京証券 株式会社 鈴木 基由氏 株式会社 ブレインパッド 関口 朋宏氏 カリスマメーカー 中西 健太郎氏 株式会社マネジメント サービスセンター 遠山 雅弘氏 株式会社ライズ・コンサルティング・グループ 佐藤 司氏 中央大学大学院 戦略経営研究科 客員教授 大野 宏氏 ビジネスコーチ 株式会社 山本 佳孝氏 ここのがっこう 山縣 良和氏 経済産業省が公表した「人材版伊藤レポート」を発端に、いま「人的資本経営」への注目が高まっています。人材と組織を活性化する取り組みが人事部門はもちろん、経営全体の最重要事項になりつつありますが、具体的にどのように「人的資本経営」に取り組めばよいか分
【Mac40周年】テクノロジー企業における伝統と革新。アップル幹部独占インタビュー Product +Future 2024.01.24 文:林信行 Macの最初の製品、Macintoshは1984年1月24日、アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズによって現在のアップル本社に近い大学の講堂で発表された。マウスを使ったグラフィカルユーザーインターフェースを広め、自由に字体を変えられる機能がきっかけで、本や雑誌のページをデザインするページレイアウトソフトが誕生。ここにMac専用として開発されたレーザープリンターが加わり出版業界にDTP革命を巻き起こした。 パソコン——この今や仕事にも趣味にも、勉強にも使う当たり前の道具は、まだ誕生して50年に満たない。しかし、技術革新が激しく毎年数え切れないほど新製品が発売されるだけあって、栄枯盛衰も激しい。競争の末に消えていってしまったブランドも数知れな
11月10日(金)、日本アドバタイザーズ協会(JAA)デジタルメディア委員会(※)主催のセミナーが開催されました。「デジタルメディアの最新潮流 〜Originator Profile&オープンインターネット〜」と題して、デジタル広告の買い方改革の必要性を訴えました。 ※デジタル環境下においても広告活動の適正化と広告取引の透明化を実現し、生活者から信頼される広告の発信を目指した取り組みを推進。アドバタイザー自らが協同して活動を行っている。 【委員長挨拶】デジタル広告を学び、理解しなければ、自分たちのブランドを守れない時代日本アドバタイザーズ協会 デジタルメディア委員長 山口有希子 皆さんこんにちは。本日は、ご参加いただきありがとうございます。デジタル広告は非常に複雑で、多くの課題を抱えています。そのなかで、広告主もデジタル広告について勉強し、理解していかなければ自分たちのブランドを守れない時
客電が消えて演奏が始まったときの低音の鳴りが桁外れ、サウンドのスケール感も桁外れ。そしてステージ中央からせり上がって登場したVaundyの存在感と放つエネルギーはそれ以上に桁外れだった。 ヒット曲だらけの『replica』のディスク2を「おまけ」呼ばわりしてたVaundyが、そのディスク2と入魂の新曲集ディスク1の曲をどう展開するかが注目ポイントだったが、ほぼ交互にやっていた。「一曲づつ交互にやりゃいいんじゃね?」というクソシンプルな発想。めんどくさいことを全部細かく考えまくるVaundyだが、やるときは大胆でシンプルだ。こんなところにも桁外れ感が漲ってる。 もはや言うまでもなく楽曲はどれもいいし、歌は圧巻だし演奏はムキムキだし、ライティングや(今では誰もが頼りの「映像」すらなしの)演出も完璧だ。しかもそれら全部を「やったぜ!」でも「凄いだろ!」でもなく「プロなんだからこれぐらいの仕事しよ
時代変化の大きい昨今、その変化に対応できる能力は個人にとっても企業にとっても非常に大きな意味を持ちます。本記事では、キャリアアダプタビリティをテーマにキャリア形成を行う重要性や類似用語との違いについて解説していきます。本記事を参考に、個々人のキャリアアダプタビリティを高める参考にしてください。 01キャリアアダプタビリティとは 「キャリアアダプタビリティ」とは、時代背景などによる環境変化に合わせた適応ができる能力のことです。こうした変化に前向きな意味を持つととらえ、自らのキャリアを切り開くことができる力こそ、これからの社会には求められるため、ビジネスパーソンの必須のスキルとして注目を浴びています。 キャリアとは自分の生き方 キャリアとは、働くことに対する継続的なプロセスであり、働き方にまつわる「生き方」と表すことができます。つまり、キャリアとは自分自身が長い期間、働くことに対する自分自身の
震災で亡くなった母の形見のマフラーを首に巻き、遺族代表として追悼のことばを述べる鈴木佑一さん=神戸市中央区の東遊園地で2024年1月17日午前5時59分、山本康介撮影 1995年の阪神大震災から29年となった17日、神戸市中央区の東遊園地で追悼行事「1・17のつどい」が営まれた。母富代さん(当時44歳)を亡くした鈴木佑一さん(34)=同市須磨区=が遺族代表として、追悼のことばを述べた。 ことばは次の通り。 追悼のことば 震災の日5歳の私と母と兄の3人は2階建ての神戸母子寮の建物の1階で生活していました。 地震で建物が倒壊して私は生き埋めになっており、知らない人たちが私を助け出してくれて、靴を渡してくれました。
昨年、十二月二十一日のことである。 森見登美彦氏は、万城目学氏と、ヨーロッパ企画の上田誠氏との忘年会に参加した。年末の京都に清らかなおっさんたちが集う忘年会も、すでに六回目を数える。 「六回目といえば」 ということで、万城目氏が新作『八月の御所グラウンド』で六回目の直木賞候補になっているという話になった。 しかし万城目氏の顔つきは暗かった。 「どうせあかんねん」 「待ち会はしないんですか?」 「そんなもんせえへんわ。いつもどおりにしてる」 それはいかん、と登美彦氏は思った。度重なる落選にウンザリする気持ちはよく分かるが、直木賞はようするに「お祭り」なのであって、盛りあがらなければ損である。「待ち会」は落ちてからが本番なのだ。落選したってええじゃないか! 「何をいじけてるんです。待ち会やりましょう!」 「なんでやねん!」 「やるなら東京まで行きますって」 「あ、それなら僕も行きます」と上田氏
はっぴいえんど。メンバーは細野晴臣、大滝詠一、松本隆、鈴木茂の4人。説明するまでもなく、日本語ロックの礎を築いた本邦ポップミュージック史における最重要バンドだ。 そのはっぴいえんどが残した『はっぴいえんど』(70年、通称『ゆでめん』)、『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(73年)というオリジナルアルバム3作が最新技術によって丹念にリマスターされ、CDでリイシューされた(レコードの日にはアナログ盤もリリースされた)。これを記念して2023年11月4日にタワーレコード渋谷店B1FのCUTUP STUDIOで開催されたのが、松本と鈴木、司会の安田謙一(ロック漫筆)によるトークイベントである。Mikikiは、この特別な催しで語られたことを全4回に分けてお届けする。 なお、好評につき早々に売り切れてしまった『はっぴいえんど』『風街ろまん』のアナログ盤だが、2024年1月下旬から再プレス
小林製薬 執行役員 CDOの石戸亮氏がマーケティング・DX・CX領域で活躍するエグゼクティブにインタビューし、その人が実績を出している裏側にある考え方を解き明かしていく連載。 第10回は、SAPジャパンの代表取締役社長から、2020年4月に富士通へ転職し、執行役員 EVP・CDXO(Chief Digital Transformation Officer)・CIO (Chief Information Officer)として富士通のDXプロジェクトをリードする福田譲氏が登場する。創業80年を超え、グローバルで約13万人の社員を抱える富士通のDXプロジェクトとは何なのか、その組織体制や変革を牽引する福田氏の考え方を詳しく聞いた。 SAPジャパンの社長から富士通へ転身 石戸 まずは、福田さんのご経歴をお聞きできますか。 福田 私は1997年に新卒でSAPジャパンに入社しました。SAPはドイツに
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