先週の10日(木)、夏の電力需給に関する政府の検証委員会が開かれました。その場で、関西電力の大飯原発3、4号機が再稼働した場合、関西電力管内では8月、ほぼ最大需要に見合う供給が可能との試算が明らかにされたことを、大阪では10日の夕刊各紙は大きく伝えています。同時に、と言うか、表裏一体の理屈のようですが、大飯原発が再稼働しない場合は、政府が企業への電力使用制限令を検討することも報じられました。ちなみに関西電力管内の8月の電力需給について検証委員会は、2010年並みの猛暑と仮定し大飯原発が再稼働しない場合は15・7%の不足になると予測しています。 10日夕刊の各紙の主な記事と扱いは以下の通りです(全国紙は大阪本社発行の最終版) 【朝日新聞】 1面準トップ「『大飯再稼働なら余裕』」「関電、夏の電力資産修正」 ※電力制限令には触れず ※1面トップは「ギリシャ再選挙へ」 2面「再稼働推進 甘い試算」