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ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (3)

  • 殺人率と自殺率の国際比較(改)

    殺人率と自殺率。いずれも物騒な指標ですが,殺人は外向き,自殺は内向きの逸脱行動の最たるものです。 この2つは別個に観察されることが多いのですが,両者を併せてみることで,所与の社会の国民性のようなものを抽出することができます。今回は,それをしてみようと思うのです。 この作業は,2011年6月26日の記事でもしていますが,WHO(世界保健機関)やUNODC(国連薬物犯罪事務所)のホームページを改めて閲覧したところ,より多くの国のデータが公表されていることを知りました。ここにてデータを更新することにいたしましょう。 私は,WHOとUNODCのホームページにあたって,2008年の188か国の自殺率と殺人率を収集しました。先の記事ではわずか40か国の統計しか得られませんでしたが,今回はその4倍以上の国のデータを集めることができました。なお殺人率は,一部の国のデータ年次が若干違っていることを申し添えま

    殺人率と自殺率の国際比較(改)
    BIFF
    BIFF 2017/05/19
    殺人も自殺も少ない国は結構ありそう。自殺率の低いイギリスの殺人率は2002年に日本の4倍だったのが2倍以下まで低下中。http://www.globalnote.jp/p-cotime/?dno=1200&c_code=826&post_no=1697
  • 就業者の公務員比率の国際比較

    先日のニューズウィーク日版サイトに,「育児も介護も家族が背負う,日の福祉はもう限界」と題する記事を書いたのですが,読んでくださる方が多いようです。おりしも,認可保育所の4月入所可否が通知される時期ですので,時宜にかなったのでしょうか。 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/post-4532.php この記事でみたところによると,北欧の福祉は公型,日の福祉は「私」型と性格づけられるのですが, 保育所の公私割合もそうなっているでしょう。 保育や介護といった福祉は,あまり民間に委ね過ぎるのは好ましくなく,基的に「公」が担うのがよしとされます。しかし日の現状は,それとは隔たっていて,たとえば保育所の大半は私立です。 ここで,ふと素朴な疑問がわきます。働いている人のうち,公務員は何%くらいかです。それは『国勢調査』や『就業構造

    就業者の公務員比率の国際比較
    BIFF
    BIFF 2016/02/29
    大企業の「正社員」と似た構図があるんですね。官民とも格差固定の構造。
  • 性別にみた離婚と自殺の関連

    エミール・デュルケムは,名著『自殺論』において,人はいずれの集団にも属することなしに,自分自身を目的にして生きることはできない,と述べています。このことは,人間とは社会的存在であるという,根原理にも通じています。 デュルケムが19世紀後半のヨーロッパ社会を観察したところ,人々の社会的連帯が弱まる時期ほど,あるいはそれが弱い地域ほど,自殺率が高い傾向が見出されました。この事実をもとに,自己位的自殺(suicide egoiste)という,自殺の基タイプが設定されています。 このような自殺は,どの社会にも存在すると思われます。わが国では,失業率と自殺率が大変強く関連しているのですが,このことは,生活苦というような側面だけから解されるべきではありません。職業集団という,人間にとっての基的な集団から疎外されていることによる,苦痛や空虚感の表れとみられます。高齢者の自殺率が高いというのも,あ

    性別にみた離婚と自殺の関連
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