2015年1月、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が第2回アスリート委員会を開催。冒頭であいさつする森喜朗会長(左)。右隣は鈴木大地氏=東京都新宿区(寺河内美奈撮影) 来年4月の任期満了に伴う千葉県知事選で、自民党千葉県連が擁立を目指してきた前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(53)が出馬を断念したことが28日、分かった。県連は30日にも鈴木氏擁立を決める方向だったが、今後は候補者の再調整を迫られる。知事選の構図は再び不鮮明になった。 鈴木氏は周囲に断念の意向を伝達。鈴木氏と親しく、政界やスポーツ界に大きな影響力を持つ東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相も28日、自民党千葉県連会長の渡辺博道衆院議員と都内で面会し、鈴木氏の出馬に反対した。 渡辺氏は県連関係者に「すべて白紙に戻った」と明言。県連が30日に党本部で開く予定の千葉県選出国会議員による会合では、鈴木氏擁立