同社は当初の6月3日時点では、Busines Insider Japanの取材に対し「コメントは差し控えたい」として、事実関係を認めていなかった。しかし、6月6日の公式見解では一転、育休明けの転勤内示があったことを認めている。 見解によると、カネカは6月2日に弁護士を含めた調査委員会を立ち上げ、翌3日には社員に向けて、社長からのメッセージを発信。6月5日に、調査委員会からの報告を受けた社内外の監査役が、事実関係の再調査を行い、「対応に問題はない」と結論づけたという。 育休明けの転勤内示を告発する妻のTwitterによると、夫婦は2歳、0歳を育てる共働き夫婦。カネカに勤める夫が育児休業明けわずか2日で転勤を命ぜられ、時期の延期など交渉をしたものの聞き入れられなかった。 内示が出た4月当時、妻は産後4カ月で、2週間後には正社員の仕事に復職予定だった。2歳と0歳の子どもたちも保育園にようやく入る