ホンダの八郷隆弘社長は5月8日に都内にある本社で開いた事業方針説明会で、次期型『フィット』に2モーターハイブリッドシステムを搭載するとともに、2019年秋に開催する東京モーターショーで世界初公開することを明らかにした。 八郷隆弘社長は会見でまず「ホンダはインフラやクルマの使われ方を考えると、CAFE(企業平均燃費)対応には最も有効な技術はハイブリッドだと考えている。全世界での拡販を通じて燃費の向上による地球環境への貢献を目指し、電動化はハイブリッドを中心に進めていく」との方針を改めて示した。 続けて「そのために2モーターハイブリッドシステムのi-MMDをホンダのモデルラインアップ全体に広げていく。現在、中・大型モデルに対応しているi-MMDに、新しく小型車向けのシステムを開発した。この小型i-MMDは今年秋の東京モーターショーで世界初公開を予定している新型『フィット』から採用する」と述べた