「夢の都」パリに魅せられ、その姿を捉え続けた写真家・イジス。2010年1月にパリ市庁舎で開催された彼の大回顧展の日本巡回展です。パリの風景から、同時代に活躍したシャガールなどの芸術家のポートレイトなど、初期から晩年までの代表作約180点を一堂に展示。その業績を展観します。 恋人たちが肩を寄せ合うセーヌ河岸、チュイルリー公園の回転木馬、すずらん売りの娘や子どもたち...無数の才能が花開き、様々なドラマが繰り広げられたパリの街。 この"夢の都"を、自らもパリに魅入られた異邦人の一人として、≪詩情あふれるリアリズム≫でとらえ続けたのが、写真家・イジス(Izis/1911-1980)です。 2010年1月、フランス国内でも初めての本格的となるイジスの大回顧展がパリ市庁舎で開催され、大きな話題を呼びました。今回の『イジス写真展 -パリに見た夢-』はその日本巡回展となります。 展覧会では、遺族の所蔵作