政府は24日、有識者でつくる公文書管理委員会の会合を内閣府で開き、「チームズ」など情報共有ツールを使った省庁職員間のチャット形式のやりとりを公文書管理法上の行政文書として扱う必要があるとの認識を示した。同委員会で今後、チャットの管理や保存の在り方に関してルール化を検討するよう要請し...
島根県海士町立中央図書館の蔵書充実につなげたいと、地元の有志が「あま図書館応援プロジェクト」を立ち上げた。インターネットサイトで資金を募るクラウド・ファンディングを使い全国に支援を呼び掛けている。こうした形で公立図書館を支える運動は全国でも初めての取り組みで成果が注目される。 クラウド・ファンディングはプロジェクトに共感した人がクレジットカードで気軽に支援でき、新たな地域振興の手法として活用例が増えている。 同町では2012年に待望の町立図書館が開館したが、合併せず単独町制を選んだ町の財政は厳しく、蔵書はわずか8千冊でスタート。図書購入費は年間130万円だ。 寄贈などで今は約1万8千冊に増えたものの、一般的な図書館に最低限必要とされる2万冊には足りない上に専門書が少ないなど、町民のニーズには応えられていない。 そこで同図書館のサポーターの安達有紀さん(34)=同県西ノ島町美田尻=ら
大学付属図書館の利用促進を考えるシンポジウム「私たちの手でつくり出す図書館の形」が5日、松江市西川津町の島根大で2日間の日程で始まった。初日は中四国を中心に、10大学の学生図書委員が活動報告をした。 シンポジウムは、島根大、島根県立大、梅光学院大(山口県下関市)、山口大(山口市)の各図書館が2年前から持ち回りで毎年開催。今年は、図書館司書や同委員ら100人が参加した。 この日は14人の同委員が、学生や一般利用者が使いやすい図書館のサービスや学生ならではのアイデアを報告した。 島根県立大浜田キャンパスの学生3人は、人気のある書籍を学生が選ぶ「ブックハンティング」と呼ばれる取り組みを交互に紹介。都市部の書店で人気の高い書籍を見つけ、図書館の特設コーナーに置くことで、来館者の好評を得ているという。 また、徳島大大学院(徳島市)1年の出口桜子さんは、アニメや映画の原作を集めた企画展示や毎月
支援者から届けられた本を整理する絵本専門図書館の司書=松江市浜乃木7丁目、島根県立大短期大学部松江キャンパス 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の市立図書館の再建を支援する古本回収が1日、島根県立大短期大学部松江キャンパス(松江市浜乃木7丁目)の絵本専門図書館で始まった。今後、支援者から無料で寄せられた本を、支援プロジェクトに参加する民間企業に送って買い取ってもらい、その金額が図書館再建に寄付される。 昨年3月の大津波で甚大な被害を受け、図書館機能を失った陸前高田市立図書館を再建する同市のプロジェクトを、同大の岩田英作教授(49)が6月に知り、絵本専門図書館を収集の拠点として協力することを決めた。 初日は午前の開館から午後5時の閉館までに絵本や文庫を手にした3人が来館。1人で94冊を届けた人もあった。古本回収に関する新聞報道をきっかけに、6月29日に届けられた1人分を合わせて、これ
松江市立中央図書館(同市西津田6丁目)が16日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県で発行される新聞3紙(岩手日報、河北新報、福島民報)の閲覧を始めた。松江市内に避難してきた人に古里の情報を提供するとともに、発生から3カ月を経てなお、震災や福島第1原発事故に苦しむ現地の様子や住民の思いを、松江市民に知ってもらうのが狙い。 新聞は、同図書館が購読契約を結んだ3社からそれぞれ、2日遅れで郵送されてくる仕組み。16日は、14日付紙面を閲覧コーナーに置いた=写真。 宮城県石巻市が避難所に業務用冷蔵庫を配備した記事では、不自由な食生活を強いられる中、「刺し身などの生鮮品を保管できる」という住民の喜びの声を紹介した。 被災した石巻市内の中学、高校に全国から管楽器、打楽器計150台が届いたニュースや、津波で壊滅した仙台市内の松林を復活させようと、苗の育成・植樹に動きだした山形県内の住民有志の姿
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