資料出所:『2002~2007年中国教育経費発展報告』人民教育出版社.2009.8 2、バランス良い発展 上海のPISA2009の結果では得点が第1位であるだけでなく、その背後にある原因として上海の教育発展のバランスとつり合い、及び学校間のバランスの良さが挙げられる。上海の生徒の読解力の得点分布では差が小さく、平均点が高いことの主な原因は、まず高得点グループと低得点グループの差が小さいことである。その次に上海の教育では公平さを重視していることが挙げられる。上海では家庭状況に関わらず生徒が同様に高い質の教育が受けられ、生徒の成績と家庭状況との関係が大きくなく、「成績が経済協力開発機構(OECD)平均値より高く、家庭経済社会背景が成績に与える影響がOECD平均値よりも低い」グループに属している。これは上海の学校教育はその質が高く、バランスが良よく、全体的な教育の公平性がPISAに参加した大部分
1.背景 改革開放以降、中国の教育事業は著しい成果を収めてきたが、総合的に評価して高等教育の推進は依然として低水準であり、加速する改革開放や近代化に対応できていない。高等教育の発展を阻害している主な原因として、深刻な経費不足に伴う教師への低待遇や劣悪な学校運営条件を挙げることができる。このような状況下において地域、学科、大学に応じた目標を設定し、少数の大学に的を絞った重点的な育成を行う必要がある。1993年に公表された『中国教育改革発展要綱』では、世界的な新技術革命に関連した挑戦に立ち向かうため、中央や地方などにおける各方面の力を結集し、約100カ所の重点大学および一群の重要学科または専攻分野を組織するとうたわれている。また21世紀初めまでに一群の大学、学科、専攻分野が教育の質、科学研究、管理などの面で世界的に高い水準に達するように努めると提起されている。こうして「211工程」がスタートし
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