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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (10)

  • ネットには図書館評論家モドキがいる - 火薬と鋼

    ネットには図書館関係の話題についてブログやSNSで根拠なしにいい加減なことを書いて広める評論家まがいの人がいる。 商売として成り立たないので他のメディアに進出することはないだろうが、SNSで信じて広めている読者がいるので、思わぬところで目にする機会がある。 先日もその手のネット評論家の文を読んで気になったので、ちょっとそういうパターンについて書いておく。 実務者でも研究者でもない。 実際に図書館に勤務している司書であるとか図書館行政に関与しているとか研究者であるとかではなく、伝聞と断片的な文章を元に図書館全体に詳しいかのような評論まがいの文章を書く。 ただし実務者でも自分が経験も勉強もしていないことをさも知っているかのように書く人もいる。特定分野で評価されると他のよく知らない分野でも同じようにふるまうし、周囲も同様に扱ってしまうのだ。 主語がやたら大きい。 「日図書館は」「アメリカの図

    ネットには図書館評論家モドキがいる - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2017/06/13
    (法律知識は私もない。)
  • 大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼

    少し前の話だが、職場に大学図書館司書狙いのたちの悪い電話営業があった。なぜ大学図書館司書狙いと分かったかというと、向こうが「現在、大学図書館図書館員の方を対象に〜」と説明していたのだ。 その営業の電話の内容はかなり迂遠なもので、全部聞いていないので、結局何が売りたいのか分からなかった(営業は私狙いだが、電話をとった他の職員も多少相手をしている)。しかしまともな営業ではないことは明らかだった。同じような営業が他の図書館にも行くかもしれないので、注意のため書いておこうと思う。 覚えている範囲でまとめる。 ・社名は一応名乗る。ただし、電話を聞きながらGoogle検索したらその会社名でそれらしい会社はヒットしなかった。 ・冒頭の話は年金関係。「年金が減ることをご存知ですか」というのが話の一番の振り。恐らくそれで興味を引く戦略なのだろう。 ・説明の大半はこの年金が減る事とその対策について。ただし、

    大学図書館司書狙いの悪質セールス電話がきた! - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/09/07
    こういう電話をうまくいなせる自信がないので「じゃあ◯◯の午前3時にお会いしましょう」って言ってみよっと.
  • 大学図書館のデータベースを市民に - 火薬と鋼

    現在、私の勤務先の大学図書館では地域開放サービスの一環として、データベース、電子ジャーナルの市民利用を開放する方向で動いている。というか私がそう仕向けたのだが。 私の勤務先の図書館の規模は小さく、文部科学省-大学基準協会が推奨するような地域開放を単純に拡大していくのは難しい。どうやっても利用を拡大しようとすれば学生や教員のためのスペース、資料が使われてしまう。これは小規模大学図書館としては致命的な問題だ。そこで、ある程度コントロールする必要はあるが、データベースと電子ジャーナルの利用を開放し、研究者・専門家支援としての地域開放を行うことで利用者を結果的に絞り込む市民サービスを目指す。 データベースの利用も接続数の制限はあるし、そもそも端末に限りがある。この辺をどう対応していくかは検討課題だ。

    大学図書館のデータベースを市民に - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/07/04
    walk-in-user
  • 民間企業から大学図書館に転職した経験から書くよ - 火薬と鋼

    民間企業から大学(私大)図書館職員になった話から、役に立つかどうか怪しい話を書く。 図書館職員に転職する話を書こう書こうと思っていたのだが、関係者に色々バレまくるのが嫌でほとんど手をつけられなかった。どう書いても色々とまずいネタが多い。差しさわりのない話だけまとめることにした。 ・私大の図書館は中途採用の募集をすることがある。そうした場合、採用されるのは大抵は他の図書館での経験者だが、企業から転職した人が採用されることがある。 ・広く公募される場合と、内々に済ませる場合がある。内々に済ませる例の一つは、委託や派遣でその図書館に関わっている人を引き抜くことだ。 ・委託の契約社員やアルバイトとして入った図書館で、そこの正規の職員になった例を複数知っている。いずれも職員の退職など何らかの事情で職員が必要になり、なおかつ委託の人材が職員にしてもいいくらいの経験・スキルの持ち主で館内や学内でそれが知

    民間企業から大学図書館に転職した経験から書くよ - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/04/27
    machidaさんってそうだったんだ.すごいなあ.「委託会社の正社員で委託スタッフのサポート・指導役として入っていた大学図書館で採用された」
  • 図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼

    図書館(公共や大学ほか)の民間委託について、人員確保の面から書いてみる。 図書館の民間委託について、色々話題になっているが、この点はあまり知られていないと思う。 複数の図書館委託企業で働いた経験を元にまとめてみた。 図書館委託の人集め 委託会社では「常に多くの人材をプールして契約が決まったら送り込む」という方式はあまりとらない。委託の契約が決まってから契約条件にあわせて募集を出し、人員を集める。この他に委託会社は登録制度と言ってフリーの人材を履歴書や面接などで登録しておき、契約が決まれば条件にあった登録者にも声をかける。また、他の図書館に委託として入っているスタッフに異動してもらうという事もある。 予定通りの人数やスキルの持ち主が常に揃うとは限らない。登録者は大体別の仕事についてしまっているか条件が合わない。ほとんどの場合は募集した人員と他からの異動で対処している。登録者が入る例は多くない

    図書館委託と人員確保 - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/04/26
  • ニセ科学と図書館分類の判断 - 火薬と鋼

    ここ数日、ニセ科学のをどう分類するかについてはてなブックマークで話題になったので、それに関して書いておく。 前提として まず、図書館の分類は主題の正誤や善悪の価値判断を示すためのものではない*1。科学的に正しいかどうかによって分類を「自然科学」からはずすかどうかを決めたりはしない。 そうした判断を取り入れると、政治・思想・宗教あるいは科学的な異論を含め、無数の介入、バイアスの存在を許すことになるからだ。図書館ではID論の図書をキリスト教に分類せず、進化論のとして分類するし、偽史資料に基づいた歴史もフィクションではなく歴史に分類している。ニセ科学のだから自然科学の分類ではない分類にする、という単純な判断はしないし、すべきではない。 しかし、分類を検討しなければならない場合はある。 判断をする例 図書館が全く内容の判断をできない・しないというわけではない。何かを偽装したものに関しては、

    ニセ科学と図書館分類の判断 - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/02/08
    書架分類、どれかひとつに分類を決めることができる、あるいは決めないといけない、ということからくる問題。
  • 図書館司書のための格闘技・武術分類講座 - 火薬と鋼

    図書館司書として、格闘技や武術・武道に関わる資料の選書、分類やレファレンスで知っておくと便利な知識を書いておこうと思う。 先日公開した書きかけ記事は利用者向けの話だったが、これは図書館で働く人間のためのものだ。長々と書いたが、実際にはここまで全てに注意することはないだろうし、注意しなくとも問題のないことが多い。 日十進分類(NDC)9版の分類別にポイントを書いていくこととするが、話は分類のためのものに留まらず、他の領域の業務にも少し関わる事柄を解説する。 788 相撲. 拳闘. 競馬 格闘技のための分類には日十進分類では主に788と789の2つがある(例外もある)。 このうち、788は"Combat sports"、789は"Military arts"とあり、788は戦いを行う競技、789は戦争・戦闘のための技術である。素手で行う格闘技で競技・イベントとして成立したものが788以下に

    図書館司書のための格闘技・武術分類講座 - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2013/01/07
    格闘技がお好きなんですね。こういう資料って体育系大学とかで豊富に揃えてるんだろうか。
  • 管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼

    かつて、私は複数の管理栄養士養成課程のある大学の図書館で委託として働いたことがある。普通の大学図書館とは少し異なるところがあり、そこから管理栄養士養成課程と大学図書館のかかわりについて思うところがあるので、書いてみよう。 管理栄養士のための蔵書 一般に、管理栄養士のテキストとして出版されているというのは、ほとんど決まっている。これは、図書館情報学のテキストが特定の出版社のシリーズものばかりというのと近い。しかし、実際には講義で指定される参考図書や教科書はもっと幅広い。これは、いくつかの医学分野のや、社会、教育に関する領域は栄養士向けではないが多く出版されているからだ。 また、調理実習が多いため一般向けの料理もかなり所蔵している。もちろん特定の疾患を抱えた人向けの料理もある。料理については、かなり公共図書館に近いところがある。料理は結構古いものでも学生に利用される。 逆に、

    管理栄養士養成課程と大学図書館 - 火薬と鋼
  • 大学図書館と公共図書館の相互協力 - 火薬と鋼

    今回もTwitterのまとめから。 公共図書館と大学図書館におけるILLの疑問 - Togetter 大学図書館は、他の大学図書館との間で雑誌記事のコピーやの貸借を行う。 これをILL(Inter Library Loan)と呼ぶ。 そのもののやりとりよりも雑誌記事(ほとんどは論文)の複写を頼むことが多い。 大学図書館の相互協力について、ILLを中心に書いてみよう。 サービスの内容 大学図書館のILLサービスは、意外と一般に知られていない。 送料やコピー代(一枚30円以上が普通で、50円、60円以上のところもある)などもあって、それなりにハードルがある。 図書館員の側も、ILLを利用するシステムの操作、そしてILL業務に特有のスキル、経験が求められる。 この業務の厄介なところは、「金がかかる」という点が最も大きい。 支払い関係の問題が結構起きるし、金が絡むだけに経理とも業務が関わる。

    大学図書館と公共図書館の相互協力 - 火薬と鋼
    kitone
    kitone 2010/03/31
  • 知られざる大学図書館と大学研究室資料の関係 - 火薬と鋼

    図書館と研究室所蔵資料の微妙なお話 - Togetter Twitterでこんなやり取りがあったそうな。 この手の件については、過去の経験で色々と知っているので簡単に書いてみよう。 大学の研究室のはどう買うの? 大学には大体先生個人の、あるいは専攻の研究室があり、先生や院生等がそこを根城にしている。 研究に使う資料類もそこにあり、多くは大学が出している研究費から購入される。 しかしどういうルートで買い、どのように会計に書類を出すかは大学によってパターンが分かれる。 一つは研究室の人間(普通は教員)が書店や出版社から買い、請求書や書類を経理に回すもの。 もう一つは図書館を経由するものだ。 予算によってこうした手続きが混在していることもある。 案外知られていないが、大学で購入するは、例え図書館に置くものでなくとも大学図書館が管理していることが多い。 これは、図書館が書籍雑誌の管理に適したシ

    知られざる大学図書館と大学研究室資料の関係 - 火薬と鋼
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