本書は、コモンズやデータガバナンス、知識共有、オープン化、知的財産権、パブリックドメイン、デジタルアーカイブ、オープンアクセス等をキーワードに、事例を挙げつつ知識コモンズ研究の展開を捉え、その知見がいかに応用されてきたのかを論じる。情報法や情報政策、図書館情報学に関心のある研究者や実務者、学生に最適の一冊。 はしがき 1章 はじめに―知識コモンズ研究をどうみるか― 1.1 コモンズと知識コモンズ 1.2 知識コモンズ研究の展開 1.3 本書のねらいと構成 第Ⅰ部 知識コモンズ研究の展開 2章 知識コモンズ研究の淵源 2.1 コモンズ研究の出発点 2.2 コモンズ研究の基本概念 2.3 オストロムのコモンズ研究 2.4 小括 3章 知識コモンズ研究の黎明期 3.1 ニューコモンズ研究 3.2 オープンコモンズとしての知識コモンズ研究 3.3 多様化する視点 3.4 小括 4章 知識コモン