カナダの国際開発研究センター(International Development Research Centre、IDRC)は7月20日、新オープンアクセス(OA)方針を発効した。発効に合わせて公開されたIDRC 技術・イノベーションプログラムディレクターNaser Faruqui氏による記事“A new open access policy in international development(試訳:国際開発における新たなOA方針)”を紹介する。 記事より抜粋 ・IDRCはカナダの国営企業であり、発展途上国における研究を支援している。Naser Faruqui氏らは、研究成果のOAなどのオープンサイエンスに関する研究を支援している。 ・OAは研究を加速させ、知識へのアクセスを民主化し、公的助成による研究を公的に利用可能にする。発展途上国の研究者は先進国よりもOA雑誌への依存度が高い。
動向レビュー 世界のオープンアクセス、オープンサイエンス政策の動向と図書館の役割 文部科学省科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター:林和弘(はやし かずひろ) 1.オープンサイエンスへと拡がるオープンアクセスの概念と政策 オープンアクセス(以下OAと略す場合がある)(1)に関する取り組みは、Harnadの「転覆計画」から数えること20年が経ってその振り返りがあり(2)、また、ブダペスト宣言やベルリン宣言からも10年以上が経っている(E1360、E144参照)。その始まりから2000年代までは、理念としてはともかく、現実的には主に既存の出版者への図書館を中心とした対抗といった意味合いが強かった。しかし、近年その「潮目が変わった」と表される出来事が立て続けに起こっている。 例えば、2010年頃を境に出版者によるゴールドOAジャーナル(いわゆる掲載料(Article Processi
エジンバラ大学では、工学・物理科学研究会議(Engineering and Physical Sciences Research Council、EPSRC)が5月から導入した助成研究論文とデータのオープン化に関する政策的枠組みについて、エジンバラ・パラレル・コンピューティング・センター(Edinburgh Parallel Computing Centre、EPCC)に与える影響とこれら方針順守のため、研究者を支援する大学のシステムを説明するセミナーを開催し、その発表資料を公開している。 同方針は、5月1日以後に公開される助成研究論文と研究データへのオープンアクセスを要求している。方針への順守を評価する監査を行い、方針に順守していない場合には制裁を課すとしている。 [ニュースソース] EPSRC Research Data and Publication Policies - エジンバラ
JAIST学術研究成果リポジトリと教員業績データベースシステムの連携について 2010年4月28日より,教員業績データベースシステムで発表論文の入力後に,入力確認・リポジトリ登録確認画面が表示されるようになりました。 リポジトリへの論文登録を希望する場合は,教員業績データベースシステムからリポジトリ登録に必要な情報の入力(出版社,キーワード,アブストラクト等)及び論文本文(PDF等)のアップロードを行ってください。画面の詳細・入力方法については,こちら。 【教員業績データベース入力画面】 https://dbsvr.jaist.ac.jp:4446/faculty/menu.toppage JAIST学術研究成果リポジトリトップページ | JAIST学術研究成果リポジトリについて
2015年4月23日、米ハワイ大学マノア校で大学院生を対象としたオープンアクセス(OA)方針が、大学院生組織で採択されました。これは同校の大学院生と図書館員、米SPARCの呼びかけによって実現したものです。 ハワイ大学マノア校にはもともと教員向けのOA方針があり、新たな方針によってその対象が大学院生にも拡大されます。具体的には大学院生の研究成果についても、同校の機関リポジトリでの公開対象に含まれることになります。 Graduate students adopt Open Access policy for scholarship(University of Hawai’i System News、2015/5/5付け) https://www.hawaii.edu/news/2015/05/05/graduate-students-adopt-open-access-policy-for-
京都大学は、2015年4月28日に「京都大学オープンアクセス方針」を採択しました。これは、京都大学の教員が生み出した学術論文等の研究成果を、「京都大学学術情報リポジトリKURENAI」によりインターネット上で原則公開することを、教員の義務とするものです。 ※京都大学オープンアクセス方針は、平成27年度中に実施開始予定です。詳細が確定次第、学内へ広報いたします。 ■京都大学オープンアクセス方針 https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/uploads/oapolicy.pdf https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/content0/index.php?content_id=92 ■京都大学学術情報リポジトリKURENAI https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/ https:/
欧州におけるオープンアクセス(OA)とオープンデータの政策の発展促進をサポートするプロジェクト、PASTEUR4OA(Open Access Policy Alignment Strategies for European Union Research)が、OA方針に関する活動・調査の結果をまとめたレポートを公開しています。 このレポートでは、以下の調査や活動の結果がまとめられています。 ・欧州および世界中のOA方針の状況をまとめる ・OA方針のレジストリであるROARMAPについて、OA方針の要素の分類スキーマの詳細化等、再構築を行う ・世界の機関リポジトリに登録されているOAコンテンツに関するデータを収集する ・(上記のOA方針やリポジトリ登録コンテンツのデータに基づいて)OA方針のアウトカムを測定し、どのような要素がOA方針の効果に影響するかを分析する このうちROARMAPについて
It is an exciting time for open access in Japan. While the Japanese government is planning to formally announce their report on how Japan should deal with their open access policy for publicly funded research in the next few weeks, Japanese societies are making plans for their move towards publishing more of their research open access. At BioMed Central, we are delighted that this year we will gai
http://www.rioxx.net/2015/01/22/rioxx-2-0-final-release/ すっかり見逃していたけど、2015年1月22日にRIOXX 2.0の正式版がリリースされていた。2014年6月末にベータ版が公開されていたもの。アプリケーションプロファイル、ガイドライン、XMLスキーマが公開されているが、このうち、アプリケーションプロファイルだけ眺めておけばまあOKだという印象。 RIOXXは、(公的)助成研究成果のOA義務化の流れのなかで、実際に研究成果がOAになっているかどうかを機械的にチェックしやすくするためのメタデータ要素を提供するもの、だと理解している。つまり目的はトレーサビリティ。そのために必要となる情報は、例えば、助成機関やプロジェクトのID、著者ID、APCの状況、OAの具合(ライセンスや公開期間)、など。メタデータ要素といっても、論文のタイト
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