新型コロナウイルスの影響により、経済社会のあり方が世界規模で変わろうとしているが、さしあたって私たちの身の回りでは、仕事の仕方の変化が進んでいる。オンライン・ミーティングやリモートワークをメインに仕事を行っている人も多くいるだろう。 人々の「働く」に大きな変化が表れ始めている現在。こうした変化が社会人にどのような影響を与えているのか。 筆者は特に、この中で若手社会人への影響の大きさを感じている。就業年数が少ない、在社年数が短いこともあり、仕事観・会社観が新しく作り替えられるような気持ちを話す若手も多い。 こういった状況を検証するべく、リクルートワークス研究所と大学等研究者の有志グループが実施した最新の調査がある(「新型コロナウイルス感染症の流行への対応が、就労者の心理・行動に与える影響」(※1)、2020年4月実施。サンプルサイズ4363)。 今回はこの調査データを用いることで、若手社会人
タイトル 新型コロナウイルス流行下で就労者や企業が経験する変化-デモグラフィック要因の影響- 要旨 本報告書では,新型コロナウイルスが流行する状況下で,就労者や彼らが所属する企業がどのような変化を経験しているかについて,日本の就労者4,363名を対象とする大規模なアンケート調査により検討する。就労者が経験する変化の大きさは,彼らの就業上・生活上の拠点,所属企業の特徴,所属企業から受ける待遇,家族構成,その他のデモグラフィック要因によって異なる。同様に,企業による新型コロナウイルスへの対応の大小は,企業の立地,業種,規模によって異なる。 総合的にみて,新型コロナウイルス流⾏に伴って就労者が受ける否定的な影響は,特定の層において特に大きくなりやすい。所属企業から受ける保障や待遇が相対的に乏しかった就労者が,今後さらに,就業上の不安定さに直⾯しかねない。社会的格差の再生産を抑止するための,企業や
トップ Policy(提言・報告書) CSR、消費者、防災、教育、DEI オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン Policy(提言・報告書) CSR、消費者、防災、教育、DEI オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン 1.はじめに 企業は、従業員、顧客、取引先、地域住民はじめ関係者の生命と健康を守り、新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向けた、様々な取り組みを展開し、感染症の抑制に成果を上げてきた。一方、今後、完全な感染症の終息までの期間が長期にわたることを考えると、一層感染防止のための取り組みを進め、新型コロナウイルス感染症のまん延を防止していく役割に加え、事業を通じた国民生活への貢献拡大という役割が求められる。 本ガイドラインは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針#1(3月28日。5月4日変更。以下「対処方針」という)」や新型
「コロナ危機下の育児と仕事の両立を考える保護者有志の会」で5月4日から5月10日まで実施したアンケートの結果がまとまりました。 皆さま、実施・回答のご協力、本当にありがとうございました!!! 本件のアドバイザーとしてご協力いただいた駒崎弘樹さんが代表理事を務める認定NPO法人フローレンスさんと一緒に、プレス・リリースを公表しました。調査結果と提言につきましては、詳しくは以下をご参照ください。 今回、保護者たちの個人的な苦労から端を発して「どうにかしたい」という気持ちで始めた調査ですが、仲間の保護者達と、子供が寝静まった時の突貫工事で作ったので、色々設計の不備もご指摘いただき恐縮ではありますが、この状況で多くの皆さんが困難な状況の中で過ごされていることを数値・肌感としても大変実感しました。 まず、コロナの特徴が保護者にとってはトリプルパンチな複合要因を生み出して困難を増幅させていること: 1
はじめに 世界各地で猛威を振るい続ける「新型コロナウイルス」。 日本でも「不要不急の外出自粛」「東京2020オリンピック・パラリンピック延期」「大型イベント開催の中止」「小中高の臨時休校」など深刻さが日に日に増し、4月7日には、政府が全国に「緊急事態宣言」を発表。企業活動にも大きな影響が出ています。 それに伴い、私たちの働き方も激変。感染拡大を防ぐため、限定的出社、 出社時のサーモグラフィー検査、「在宅勤務」(テレワーク、リモートワーク)など、これまでに経験したことがない規模での対応を余儀なくされています。 「新型コロナウイルス」感染拡大の下で、いま職場、現場に何が起きているのか。現在の勤務体制や対策内容、それに伴う影響と変化を見える化し、探るためにONE JAPANでは緊急意識調査を実施しました。大企業の若手中堅社員1400人が参加した調査結果をご覧ください。 調査概要対象:ONE JA
今日は、管理部門が発揮したい創意工夫について、書きます。 管理部門、例えば経理・人事・総務のような仕事は、創意工夫と縁遠い印象があるかもしれません。ルールと期日だけで仕事をしてるかのようなイメージではないでしょうか。私は3社の管理部門で十数年働いてきまして、実は、めちゃめちゃ創意工夫のしがいのある仕事だと考えています。目下のリモートワークの課題を例に、説明しますね。 多くの企業が緊急事態宣言を機にリモートワークを「子育てや介護など事情がある人のためのオプション」から「原則全員」に切り替えました。制度の刷新や回線などの整備など大急ぎで対応した企業や、今回初めて役員がリモートワークを経験したという会社も少なくないようです。 さて、大企業 54社の若手有志が集まる「ONE JAPAN」 が、2020年4月に新型コロナウイルス発生に関する意識調査を実施しました。大企業54社で働く若手1406人が回
「え?」で始まったテレワーク 「テレワーク開始から4年……。周辺機器を格安でリフレッシュしてみた」――急遽テレワークを導入した中小企業の顛末記(185) PCや周辺機器を快適に利用できる“健康寿命”を伸ばしたい 5月13日 07:00
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東京都の小池百合子知事が不要不急の外出自粛を要請したことを受けて、主要電機各社は在宅勤務の強化に動きだした。 既に在宅勤務を含むテレワークの推奨に取り組んできたが、首都圏を中心にもう一段強める。4月1日の入社式とその後の研修に関しても再度見直しを図るところが目立つ。刻一刻と状況が変化する中、情報収集しながら柔軟に対応していく構えだ。 電機各社は新型コロナの感染拡大を防ぐため、2月からテレワークや時差出勤を推奨するとともに、3月には全国小中学校の一斉休校を受けて在宅勤務の幅を広げるなど対応を図った。4月1日の入社式も中止または小人数での分散開催、Webでの開催などに切り替える計画を立てていた。 約5万人が在宅勤務 25日夜の小池都知事の要請後、各社は対応を強化。日立製作所は感染拡大防止策をもう一段強め、日立グループの都内事業所約150カ所、従業員約5万
勝原裕美子氏(聖隷浜松病院 副院長兼総看護部長) 久保田聰美氏(近森病院 看護部長) 「辞めたい」思いを抱きながら仕事を続けるナース,そうしたナースへの対応に疲れ果て自信を失った師長・主任……。厳しさを増す医療現場で,看護におけるメンタルヘルス対策は急務とも言える。 看護職のストレス要因は職場環境や自身のキャリアに関連するところが大きいため,セルフケアはもちろんのこと,ストレスマネジメントへの組織的な取り組みも必要となる。また,スタッフだけでなく看護管理者への支援も忘れてはならない。ナースがバーンアウトすることなく生き生きと働き続けられる環境をいかにして創造していくか。看護管理者である2人が語り合った。 勝原 採用試験の際に適性テストをしますよね。この適性テストの妥当性を検証しようということで,先日いくつかの業者から取り寄せて,何人かの看護部長たちで試してみました。そうしたら,私のストレス
小林美希さんから『看護崩壊 病院から看護師が消えてゆく』(アスキー新書)をお送りいただきました。ありがとうございます。 http://ascii.asciimw.jp/books/books/detail/978-4-04-870087-0.shtml >今、人知れず深刻化しているのが看護師不足問題。過酷な労働を強いられ、年間離職者10万人以上と崩壊寸前の現場を詳細にルポし、関係者からの改善策をまとめた、初めての「看護職から見た」医療崩壊の書。 ページをめくった最初の一行に、いきなり >「職場では看護師が流産するのは当たり前と思っている」 という言葉が出てきます。 医師の過重労働については最近よく言われるようになり、本ブログでも何回か取り上げたこともありますが、看護師についてはその陰に隠れがちです。しかし、心身の疲弊から年間10万人以上が離職し続けるという状況は、まさに物言わぬ「立ち去り型
読売の記事で、「24時間勤務 最高で月20日…産科医」というのが載っています。 http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_08020809.cfm >「このままでは死んでしまう」。茨城県北部にある日立総合病院の産婦人科主任医長、山田学さん(42)は、そう思い詰めた時期がある。 同病院は、地域の中核的な病院だが、産婦人科の常勤医8人のうち5人が、昨年3月で辞めた。補充は3人だけ。 しわ寄せは責任者である山田さんに来た。月に分娩(ぶんべん)100件、手術を50件こなした。時間帯を選ばず出産や手術を行う産婦人科には当直があるが、翌日も夜まで帰れない。6時間に及ぶ難手術を終えて帰宅しても夜中に呼び出しを受ける。自宅では枕元に着替えを置いて寝る日々。手術中に胸が苦しくなったこともあった。 この3月、さらに30歳代の男性医師が病院を去る。人員の補充ができなければ、過酷な勤
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く