走塁で負傷した巨人の大竹に関し、原監督が苦言を呈したようだ。NPBでは日常的な監督による選手批判だが、このようなコメントは危険だ。選手が故障を隠すようになりかねない。また、このことはNPB監督のネガティブなアプローチでの人事管理を象徴しており残念だ。 6月3日、ヤフオクドームでのソフトバンク対巨人の6回表、2死三塁で打席に入ったこの日の先発投手大竹は遊ゴロを放った。ところが、一塁に走る途中で右太もも裏がつるアクシデント。結局、降板となった。 この大竹に対し、試合後の原監督のコメントは厳しかった。「あの程度でつってもらったら困る」。確かに大竹は一塁へ「駆け込んだ」訳ではなく、あまり恰好の好い負傷ではなかった。しかし、原監督の発言は身も蓋もない。 どうして選手をかばってやれないのか。プレー中の負傷は不可避である。故障の可能性はだれしもが抱えている。原監督は、大竹が「たるんどるからケガした」と思