鉄道事業者はいま、乗客の減少に直面している。ローカル線だけでなく、JR各社の幹線や大手私鉄も乗客の減少傾向が続き、運賃収入は下がっている。言うまでもなく、新型コロナウィルス感染症拡大を防ぐため、外出自粛やリモートワークで乗客が減っているからだ。 鉄道運賃・料金制度が大きく変わろうとしている。写真はイメージ(提供 : 写真AC) 大都市の鉄道は、膨大な通勤・通学利用者のために設備投資を続けてきた。乗車回数の多い利用者のために、「通勤定期」「通学定期」という割引制度もつくった。乗客の受入れ体制も整えた。車両数を増やし、車庫の土地を確保し、駅の規模を大きくした。つまり、運賃単価の安い人々のために莫大な投資をしてきた。それも「利用者が多いから」だった。薄利多売の成果として、投資に見合う運賃収入があった。ところが、利用者が減ると薄利多売のバランスが崩れる。薄利のまま少売になる。 一方、公共交通として
大手機械メーカーの「川崎重工業」は、不振の鉄道車両事業について、今後も収益改善が見込めない場合には、事業からの撤退も選択肢の1つとして検討していく方針を明らかにしました。 主な要因は、アメリカで受注した鉄道車両で、追加の資材費や配線のミスに伴う改修など85億円の損失を計上したことによるもので、鉄道車両の不振が全体の業績を押し下げる形となっています。 川崎重工の金花芳則社長は30日の記者会見で、「収益の改善に向けて徹底的に自助努力で取り組んでいくが、これが不可能となった場合には、分社化や他社との提携、場合によっては事業の撤退を含めてあらゆる選択肢を検討したい」と述べました。 そのうえで、社内にみずからをトップに事業の立て直しについて検討する委員会を作り、今年度中に一定の方向性を示す考えを示しました。 川崎重工は、日本や台湾の新幹線、それにJRや私鉄、地下鉄などの車両を手がけてきました。
<長時間通勤の損失額を算出するのは難しいが、時間当たりの給与で試算してみると天文学的な数字に> 日本は労働時間とともに通勤時間も長い国だ。1日片道1~2時間の通勤など無駄の最たるもの、それが日本人の労働生産性を下げている――こういう主張はよく聞くが、それでは金銭にしてどれほどの損失が出ているのか。 2016年の総務省『社会生活基本調査』に、有業者の通勤時間(1日あたり)の度数分布表が出ている。40代前半男性(380万人)の平日のデータをみると、最も多いのは「30分以上1時間未満」だが、2時間を超える人が3割もいる。首都圏や近畿圏の近郊県だともっと多いはずだ。 度数分布表から380万人の通勤時間の総計を計算すると、623万5000時間となる。これに1時間あたりの労働生産額をかければ、通勤による損失額が出てくる。1時間で生み出せる財やサービスの金額を知るのは難しいが、試しに時間給をあててみよう
西武鉄道とトムス・エンタテインメントが、西武鉄道のオリジナルアニメーションを制作。同社沿線の代表的な観光地「秩父エリア」がフィーチャーされた内容です。 脚本は『ハイキュー!!』の岸本 卓さんを起用 西武鉄道とトムス・エンタテインメントが、西武鉄道のオリジナルアニメーションを制作します。 アニメーションに登場する、西武鉄道のレストラン車両「西武 旅するレストラン 52席の至福」(画像:トムス・エンタテインメント)。 西武鉄道と同線沿線の代表的な観光地「秩父エリア」の魅力を国内外に発信することが目的で、全1話約20分。西武鉄道ウェブサイトで2018年3月から公開される予定です。英語やフランス語、中国語(繁体字)などの多言語字幕も作られます。 監督には『ディーふらぐ!』や『境界のRINNE』などを手がけた菅原静貴さんを、脚本には『ハイキュー!!』『僕だけがいない街』などを手がけたを岸本 卓さんを
JR九州が、2017年11月10日から2018年2月28日までの期間限定で、特急「ゆふいんの森」に、車内図書コーナー「ゆふ森としょかん」を設置すると発表しています。 大分市の書店「カモシカ書店」が「列車の旅路で読んでいただくおすすめの本」をテーマに選定した図書を、車内限定で貸出しするもので、絵本・エッセイ・詩など約20タイトルが、おすすめポイントを紹介するPOPとともに用意されます。 特急ゆふいんの森 新着情報(JR九州) http://www.jrkyushu.co.jp/trains/yufuinnomori/ ※「2017年11月9日大分の人気書店とタイアップ。車内図書コーナー「ゆふ森としょかん」設置します! 」とあります。 ゆふ森としょかん[PDF:約200KB] http://www.jrkyushu.co.jp/tabi/yufuin/img/1109_tosyokan.pdf
名古屋の表玄関・名古屋駅。2027年のリニア中央新幹線開業を視野に、どんな形にしていくか。23日投開票の名古屋市長選でも重要なテーマになる。 「案内に従って進むと、車いすでは行き止まりになってしまうんですよ」 4月上旬、名古屋駅の地下街を電動車いすで進む近藤佑次さん(31)の行く手を階段が阻んだ。「名駅はただでさえ『迷駅』と皮肉られていますが、障害がある人たちにとっては、より顕著です」と話す。 名古屋駅はJRと名鉄、近鉄、市営地下鉄、あおなみ線の計9路線が乗り入れる複雑な構造。近藤さんが階段に突き当たったのは、地下鉄東山線から名鉄への乗り換えだった。 東山線の改札のうち、エレベーターがある北改札口を出て、案内矢印に従って名鉄に向かうと階段に突き当たる。地下鉄の駅員に尋ねると、「来た道を戻って、エレベーターで地上にいったん出て下さい」。 回り道のうえ、信号もある。出発から約17分後、ようやく
5月24日、伝統ある会員組織、鉄道友の会が選定するブルーリボン賞・ローレル賞が決まった。阪神電気鉄道は「ジェット・シルバー 5700」の愛称を与えられた新型車両5700系でブルーリボン賞を初受賞。四日市あすなろう鉄道は新260系でローレル賞。創業2年目にして初受賞であり、同社の路線改良の意気込みを感じさせる。両賞の常連ともいえるJR東日本は、ハイブリッド車両HB-E210系で受賞した。 鉄道友の会は60年以上も活動している鉄道趣味団体だ。参加資格は中学生以上で、入会金は1,000円。年会費は6,400円。会員特典として地域や分野ごとの研究会に参加できるほか、隔月刊会員誌か提供される。会長はJR東海の初代社長だった須田寛氏。長年の活動が認められ、賛助会員に鉄道会社も多いため、同会独自の鉄道施設の見学会なども行われている。 ブルーリボン賞・ローレル賞ともに鉄道友の会の会員による投票が重視される
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