翌朝ご来光を見ようと何とか5時半に起きる。 でも、表銀座の方には雲がかかっていて見れなかった。 それでも、そこから漏れた光で、穂高の尾根がより光っていた。 テント場で宿泊していた人と合流して出発。 まずはパノラマコースで岩渓を横切り、昨日泊まったヒュッテを振り返る。 結構急な上りになって、涸沢小屋からの道といつの間にか合流。 岩渓に作られた上り気味のトラバースになる。ここも意外と急。 ザイテングラートが前方に見え、少しずつ近づく。 一度ザイテングラートの崖の切れた所を通り、すぐに折返しザイテンの岩尾根に取り付く。 ザイテン自体は、滑落しやすい場所がいくつかあったり、一箇所だけ3点ポジションで支えながら、カニ歩きで移動しなければならないロープ場があったものの、それほどきつい登りではない。 ただし、登山者が非常に多く、すれ違いや追い抜き、追い抜かされが度々あったので、その度に横に避ける必要があ