旗揚げ41年目の老舗団体・全日本プロレスが激震に見舞われた。事実上、買収されていたことが25日までに判明したのだ。企業再生業を専門とするスピードパートナーズ(以下、SP社)が全日プロの株式を買い取り、同社社長の白石伸生氏(40)がオーナーに就任した。 この日、東京・中央区に移転した新事務所で行われた会見に武藤敬司会長、内田雅之社長のほか、SP社の白石氏と三阪輝氏が出席。会見ではSP社による財務面、資金面での全面協力と三阪氏の副社長就任が発表された。 実はこの白石氏こそが全日プロの新オーナーだった。本紙既報通り、全日プロでは昨年から企業再生を専門とするSP社との提携を進めていた。同社の連結売上高は130億円(2011年3月見込み)。その結果、白石氏が武藤会長、内田社長、日テレが保有した全日プロの株をすべて買い取った。 昨年11月1日付で、SP社が100%出資した全日プロの運営会社「全日