妥当性概念の展開 日本学術振興会・東京工業大学 村山 航 発表の構成 歴史的変遷 近年における捉え方 さらに考えを発展させるために 発表の構成 歴史的変遷 近年における捉え方 さらに考えを発展させるために 妥当性 (validity) とは何か 測定したいものが測定できているのか “A test is valid if it measures what it purports to measure” (Kelley, 1927) 信頼性 (reliability) との違い ダーツのアナロジー 信頼性:大 妥当性:大 信頼性:大 妥当性:小 信頼性:小 妥当性:小 ※ 信頼性が低くて妥当性が高いものは想定しにくい 妥当性概念の歴史的変遷 1955 1980‘s 内容的 妥当性 基準連関 妥当性 構成概念 妥当性 収束的 妥当性 弁別的 妥当性 195
J.M. Cortina, 1993, "What is coefficient alpha? An examination of theory and applications," Journal of applied psychology, Vol.78 No.1, pp.98-104. クロンバックのアルファの意味について解説した論文。クロンバックのアルファとは、信頼性係数の一種で、複数の質問項目を加算して何らかの概念を測定する尺度を構成する場合に、それらの質問項目間に内的整合性 internal consistency があるかどうかを調べるための指標である。内的整合性というだけでは曖昧なので、もっとその意味をはっきりと理解しておく必要がある。アルファには5つの解釈があると Cortina はいう。 折半法で得た信頼性の平均値。質問項目を折半して、それぞれ加算して、同じ概念を測る二
妥当性について 妥当性研究をやや詳細にまとめたレジュメを作成しました. ここをクリックしてください. 妥当性のお話(1)…妥当性の分類と測定 妥当性(validity)のお話に入ります.妥当性の定義ですが,「尺度が測りたい対象を正確に測れているか」という意味になります.信頼性と妥当性について混乱する人もいるみたいですが,ダーツのアナロジー を使えば理解しやすいのではないでしょうか?ダーツの的に人が繰り返しダーツを投げて当てる姿を想像してください.ある人が一貫して同じ所に当てる時,その人は信頼性が高い(妥当性はともかく)という状態です.逆にいくらなげても場所が定まらない人は信頼性が低いという状態です.また,一貫して同じ場所に当てたとしてもそれがずっと的の外である場合,信頼性は高いが妥当性が低い状態だと言えます.そして,一貫して的に当てつづける場合を信頼性,妥当性ともに高い状態だということ
尺度集まとめの今後の更新作業はこちらにて行います。以降は移転先をご利用ください。 『心理測定尺度集Ⅰ~Ⅵ』(堀洋道先生監修,サイエンス社)に所収されている300以上の尺度を,項目ごとに整理し直して一覧できるリストを作成しました。 出版社の紹介サイト 心理測定尺度集Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ どの尺度をどの項目に入れるかは,元の尺度集の整理を尊重しつつ,私の方で独自に立項した部分もあります。 各尺度名の前にある記号(例:Ⅰ-5)は,尺度集の番号と当該の尺度が紹介されている開始ページを示します。Ⅰ-5なら,『心理測定尺度集Ⅰ』の5ページから当該の尺度の紹介が始まることを示します。 当該の尺度が発表された元の論文を参照しやすくするため,各尺度名の後ろの著者および発表年から,書誌情報へリンクを張っておきました。リンク先は,CiNii,CiNii Books,J-STAGEのJournal Archiv
印象と特徴の対応関係を見る 「馬鹿の一つ覚え」とでも言おうか。SD尺度で印象を計測し、ついでに一応は因子分析するというようなことを、20年に渡って繰り返してきた。 何年か前に、ある委員会の席で「未だにSD法をやっている人もいるみたいだけど。」という発言があったのを憶えている。もっと進んだデータ収集方法がある、解析方法があるという趣旨だろう。でも、私はそこで揶揄されたようなことを続けている。それには理由が在る訳で、それを書いておいてもいいかなあと思い、このコラムを書き始めたのである。 SD法の比較的短めの解説 さて、そうは言っても、私がやっていることは正統的なSD法の概念からは若干ずれることかもしれない。 この文章を読んでいる人は若干なりともSD法に対する知識がおありだろうと思うが、SD法は、印象を測ってその次元を特定することがそもそもの目的であった。その目的を達成するために創始者オズグッド
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