英政府は1日、機密であるはずの国家安全保障会議(NSC)の協議内容が漏れた問題で、情報漏洩に関与したとしてギャヴィン・ウィリアムソン国防相を更迭した。先月23日に開かれたNSCでは、中国の情報通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)製品の使用に関する話し合いがされていたという。 英首相官邸は更迭理由について、テリーザ・メイ首相が「ウィリアムソン氏の国防相の職を果たす能力に対する信用を失った」としている。後任にはペニー・モーダント国際開発相が指名された。初めての女性の国防相となる。
「信用」は現代経済の基礎を担っており、市場経済はまさしく信用経済である。中国政府は「社会全体を網羅する信用システムが未熟」と存在する問題を認識し、国家を挙げて社会信用システムの構築に取り組んでいる。 現在、中国政府による社会信用システムの構築は、2014年6月27日に国務院より発表された「社会信用システム建設計画要綱(2014-2020年)」(以下「要綱」)に則って推し進められている。 「要綱」によると、「2020年までに、社会信用に関する基礎的法律法規および基準体系を整備し、信用情報リソースの共有を基礎とする社会全体の信用調査システムの基礎を構築する。監督管理体制、信用サービス市場の健全化をはかり、違約時の懲罰や遵守時の奨励策を全面的に機能させる」ことを目標としており、重点分野として「政務」、「商務」、「社会」、「司法」が挙げられている。 中国における社会信用システムの構築は、中央銀行で
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。 今週のキーワード 真壁昭夫 経済・ビジネス・社会現象……。いま世の中で話題となっているトピックス、注目すべきイノベーションなどに対して、「キーワード」という視点で解説していきます。 バックナンバー一覧 3月下旬以降、北朝鮮の対外的なスタンスは驚くほど豹変した。これまでの頑強な核開発に対する積極姿勢が、少なくとも表面的には和らいでいる。 これまで北朝鮮は、米国を射程に収めるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射技術を確立し、核の脅威を強調することで体制維持や
「一帯一路」構想の名の下、ユーラシア全体から東アフリカ、北アフリカ、太平洋の一部でインフラ開発を推し進め、影響力を高める中国の習近平政権。問題点も指摘されるこの動きに対し、日本を含む国際社会はどのように関与すべきなのか。 一帯一路構想の背景:中国の国内経済てこ入れも 一帯一路構想は胡錦濤政権以来の周辺外交を基礎として、2013年に習近平がカザフスタンで提起した構想とされる。胡錦濤政権は周辺外交を進めたが、その成果である東南アジア諸国連合(ASEAN)+中国、中国+南アジア地域協力連合(SAARC)、中国+16(中欧・東欧)、上海協力機構(SCO)などを組み合わせ、さらにこの地域で行われていたインフラ建設プロジェクトをあたかも一つの構想の下にあったかのように束ねて見せようとしたのがこの一帯一路構想だとも言える。 無論、この構想が提起された背景には国内の経済事情もあった。リーマンショック後の過
[上海 20日 ロイター] - 中国のニュースサイト「新浪網」によると、同国海軍の艦隊が今月に東インド洋を航行したもようだ。同海域に浮かぶ島国モルディブでは政治的混乱で非常事態宣言が発令されており、同国への影響力を巡り中国とインドが争っている。 報道では、人民解放軍海軍の052C/D型駆逐艦「中華神盾(イージス)」1隻、054A型ミサイル・フリゲートなど主力戦艦7隻、3万トン級の071型輸送揚陸艦1隻、2万トン級の補給艦3隻がインド洋に入ったという。モルディブとの関連や航行の理由については触れていない。 新浪網は18日、「軍艦や他の装備を見ても、インド海軍と中国海軍の差は大きくない」と報じた。艦隊がいつ配備され、いつまで展開するかにも言及していない。 リゾート地として知られるモルディブは、中国が推進する広域経済圏構想「一帯一路」に参加して以降、インドと中国の新たな勢力争いの場となっている。
卓球の世界最高峰、中国スーパーリーグから、日本選手が締め出されることが4日、分かった。この日までに中国サイドから日本協会に参戦不可の連絡が入った。今季参戦予定だった平野美宇(17=エリートアカデミー)と石川佳純(24=全農)が世界最高峰リーグでプレーするチャンスが消滅した。突然のリーグからの「排除」。昨年初参戦した平野が世界トップの中国選手を破るまでに急成長したことを理由の1つに挙げる声も出ている。 卓球王国からの突然の「排除」指令だった。例年なら今月中に中国スーパーリーグは開幕するはずだが、この日までに中国サイドから日本協会に「日本選手は参戦不可」との連絡が入った。同リーグは日本人だけでなく、すべての外国人選手を出場させない方針。だが関係者は「それは名目で、明らかに日本つぶし」と、憤りを抑えながら言った。 中国からみると「平野ショック」が大きいようだ。昨年、当時16歳の平野が初参戦。リオ
Update: Cambridge University Press said in a statement on Aug. 21 that it was reinstating the 315 China Quarterly articles it had previously pulled from China “so as to uphold the principle of academic freedom on which the University’s work is founded.” China’s crackdown on academic freedom has reached the world’s oldest publishing house. Cambridge University Press (CUP) said it has pulled over 30
近年、中国ではスマホを使ったQRコード決済が市井の屋台や菜っ葉売り市場まで普及し、シェア自転車など新たなサービスも生まれている。そうした新時代の中国的ITイノベーションの一大拠点となっているのが、広東省深セン市だ。 もっとも、いまをときめく深センは輝かしい繁栄の陰に広がる闇も深い。郊外の龍華新区にある景楽新村一帯(現地にある職業斡旋所の名を取って「三和」と呼ばれる)には、デジタル工場で働く短期労働者や流れ者の若者が集まるサイバー・スラム街があり、わずかなカネをインターネットゲーム(ネトゲ)やギャンブル・性風俗などの刹那的な娯楽に費やして明日なき日々を送っている。 故郷の親族とのつながりが断絶し、劣悪な環境の安宿やネットカフェに泊まり続けて自堕落な生活を送る彼らは、いつしか中国のネット上で「三和ゴッド」(三和大神)と呼ばれるようになった。私は彼らについて調べるうちに現場をどうしても見たくなり
長い歴史を持ち、様々な武器や技術を生み出した中国武術の中にあって、一風変わった系譜を持つのが「苗刀(みょうとう/ミァオタオ)」です。 日本刀そっくりですが、それもそのはず、この武器のルーツはまさに日本刀でして、日本刀が中国で独自に研究され編み出されたのが「苗刀」なのです。 宋代から日本刀は貿易によって中国に伝えられており「倭刀」と呼ばれていましたが、当初はどちらかというと武器としてより美術品としての扱いでした。 中国の人たちが、日本刀の威力を知ったのは明の頃。中国・朝鮮の近海で猛威を奮った日本人中心の海賊「倭寇」によってでした。 このときの倭寇の戦いぶりと日本刀の威力はよっぽど明の兵たちの度胆を抜いたらしく、倭寇と戦った明の武将・戚継光(1528~1587)の驚愕ぶりが資料に残っているので引用します。 "此は倭寇が明に攻めてきた時初めてわかったことである。 彼らは舞うように跳び回り、前方へ
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【本記事(2017年1月4日公開)は特別無料公開中です。プレミアム会員にご登録いただくとJBpressのほぼすべての過去記事をお読みいただけます。ぜひご登録ください。】 「信じられないかもしれませんが、中国人は日本に行ったら日本人に殴られると本気で信じてるんですよ」 数年前、筆者が観光庁関係者に中国人の訪日旅行状況について取材を行った際、担当者はおもむろにこう切り出しました。 日本は「危険地帯」? 日本人が路上でいきなり中国人に殴りかかるなんてことは、もちろん普通はあり得ません。一体なぜなのかと詳しく話を聞いてみたところ、どうも中国で報じられる日本のニュースが偏っているため、日本人が普段から中国人を敵視していて、路上で中国人を見つけようものなら襲いかかってくると多くの人が誤解しているとのことでした。 確かに日本でも、中国関連のニュースは過激な日本批判や反日デモの映像などが目立つため、中国を
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