英政府は1日、機密であるはずの国家安全保障会議(NSC)の協議内容が漏れた問題で、情報漏洩に関与したとしてギャヴィン・ウィリアムソン国防相を更迭した。先月23日に開かれたNSCでは、中国の情報通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)製品の使用に関する話し合いがされていたという。 英首相官邸は更迭理由について、テリーザ・メイ首相が「ウィリアムソン氏の国防相の職を果たす能力に対する信用を失った」としている。後任にはペニー・モーダント国際開発相が指名された。初めての女性の国防相となる。
ロンドン市営地下鉄の駅のホームで7月、電車の乗降位置を示す緑のマークがテスト的に導入された。日本では当たり前になっている乗車位置表示だが、ロンドン市民からは悲しみの声も上がっているという。一体どういうことだろうか。 市交通局によると、乗車位置表示が導入されたのは、市民地下鉄のキングス・クロス駅。最も混雑する駅の一つと言われており、ラッシュ時の混雑緩和が目的でテスト導入された。
From 三橋貴明 ——————————————— 【耳寄り情報】 「第四次産業革命」と聞くと、ドイツの「インダストリー4.0」が連想されるかもしれない。 だが、日本で進んでいる「第四次産業革命」はドイツの「インダストリー4.0」とは似て非なるものである。日本の「第四次産業革命」はサービス業に携わる人々の仕事を楽にし、生産性を飛躍的に高めることが目的だ。ドイツのものは人を排除する産業革命なのに対し、日本のものは人に寄り添い、人を助ける産業革命なのである。 特に介護業界や土木・建築業界、運送業界などで、働く人々の作業を楽にするさまざまなアイテムが実用化されつつある。 この「第四次産業革命」の進展を現場取材を通して見つめてきた三橋貴明が、第四次産業革命が日本経済、世界経済に与えるインパクトについて解説する。 「そもそも産業革命とは何か」そして、 「政治目的で利用しようとする不穏な動き」とは・・
イギリス南部で窃盗事件を捜査していた警察のヘリコプターに容疑者が逃げた方角を伝えようと、子どもたちが地面に寝そべって矢印の形を作り、容疑者の逮捕に協力した際の映像が公開され、機転の利いた子どもたちの行動を称賛する声が上がっています。 映像では、6歳から12歳の9人の子どもたちが地面に寝そべって矢印の形を作っています。指し示した方角に目を向けると、そこには走って逃げる2人の容疑者の姿があり、連絡を受けた地上の警察官が直ちに駆けつけて2人を逮捕しました。 子どもたちはキリスト教の復活祭の催しに参加していたところ不審な2人組を目撃し、そのあと、上空にヘリコプターが飛んできたためとっさに逃走した方角を伝えようとしたということで、機転を利かせて容疑者の逮捕に協力した子どもたちの行動を称賛する声が上がっています。
2003年開戦のイラク戦争への英国の参戦を決めたブレア元首相が、25日に放映された米CNNのインタビューで「我々が受け取った情報が間違っていたという事実を謝罪する」と述べた。英メディアによると、ブレア氏がイラク戦争に関して公に謝罪するのは初めて。 イラク戦争は「イラクが大量破壊兵器を開発している」との「証拠」を根拠として米国主導で始まった。しかしその後、これは虚偽だったと判明。ブレア首相の支持率は急落し、07年の退陣につながった。 今回のインタビューでブレア氏は「フセイン大統領(当時)は化学兵器を自国民らに大規模に使ったが、その計画は我々が思っていたようには存在しなかった」と述べたほか、政権崩壊後の混乱について、「政権排除後に何が起こるかについて、一部の計画や我々の理解に誤りがあった」とも認めた。さらに、イラク戦争が過激派組織「イスラム国」(IS)が台頭した主な原因かと問われると、「真実が
500人の乱交グループが、英国南西部の小さな村に突然やってきた。 英メディアの報道によると、今月2~4日、英グロスタシャー州フラクセイ村に大量の乗用車が集合。各自でテントを張り、キャンプを始めた。大音量の音楽とともに、性行為をする女性のあえぎ声が響き、村民を激怒させたという。 ある村民は「我慢できない騒音だった。2日の夜に『音楽を止めろ』と抗議した」、別の村民も「地獄のような数日間だった。うるさくて、夜は4時間ぐらいしか寝られなかった」と振り返った。 人口30人ほどの同村に、その約17倍の来訪者があったが、事前の連絡はなかったという。 このグループは「Swingfields(スイングフィールズ)」という名称で、2013年に結成。スイングには、俗語で「乱交する」という意味がある。年に1回、英国の農村地で大規模なキャンプを行い、今回が3回目だった。 大型テントの中では、音楽のライブやDJ、ディ
英国で組織的な子供の性的虐待が、想像以上に深刻な問題となっていることが明らかになりつつある。英中部のロザラムで、1400人以上もの子供が長期にわたり組織的な性的虐待をパキスタン系の男たちに受けていた衝撃の事件が今年8月に発覚。移民国家、英国の多文化社会が抱える暗部が浮き彫りになった。事件は氷山の一角に過ぎないとの見方が強まっている。(ロンドン 内藤泰朗) 前代未聞の規模 前代未聞の事件が起きたロザラムは、英国中部の工業都市シェフィールドから約10キロほど離れた、サウスヨークシャー州にある人口約26万の中規模の街だ。この10年で移民などの流入で人口が倍増した。それ以外は英国のどこにでもある地方の静かな街だった。 それが今年8月26日、地元自治体の委託を受けた社会福祉専門家のアレクシス・ジェイ氏がまとめた調査報告書を公表すると、状況は一変した。 報告書は、1997~2013年までの16年間に、
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン スコットランドに行って、例えば古都エディンバラのオールドタウンを歩けば、タータンチェックのスカートを履き、バグパイプを吹く観光客向けのアトラクションに必ず出くわすはずだ。そして、私たちはそこに「スコティッシュネス(スコットランドらしさ)」をみて、スコットランドに来たという安心と満足を得ることになる。 このスコットランドがイギリス(正式には『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』)からの「独立」を求めた住民投票は、9月に55%で否決されるに至った。 本コラムで指摘されてきたように、スコットランドが住民投票に至ったのは複合的な要因が絡んだ結果だった。1990年代後半から地方分権と自治権付与の流れが生まれ、これに2000年代の不況と緊縮財政が
英サルフォード(Salford)市内を警備する警官(2011年8月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANDREW YATES 【10月16日 AFP】英国の裁判所は15日、耳が聞こえなく口も利けないパキスタン人少女を約10年間にわたり奴隷として扱っていた夫婦に対し、被害者への約10万ポンド(約1700万円)の支払いを命じた。 10歳のときに人身売買の被害に遭い、英国に連れて来られた現在20代のこの女性は、イリヤス・アシャル(Ilyas Ashar)被告(85)に繰り返し性的暴行を受け、同被告の妻タラト・アシャル(Tallat Ashar)被告(69)からは使用人として扱われてきた。 被害女性は、寝室が5部屋ある被告らの自宅がマネーロンダリング(資金洗浄)への関与の疑いで当局の捜索を受けた際、地下室に置かれた簡易ベッドで眠っているところを発見・保護された。女性はその後に手話を学び、昨年行
【AFP=時事】最新技術を使った地下スキャンにより、英国の古代遺跡「ストーンヘンジ(Stonehenge)」を取り囲む大規模な建造物群の存在が明らかになった。考古学者らが10日、発表した。 ストーンヘンジ発掘調査で画期的発見、謎解明に前進か(2008年4月) 英南西部のソールズベリー平原(Salisbury Plain)に円を描いて立つ謎めいたストーンヘンジは、欧州の遺跡の中で最も象徴的なものの一つだが、独立した建造物と思われていた。だがストーンヘンジの周囲12平方キロを地下3メートルの深さまで高解像度でスキャンしたところ、17の隣接する神殿が発見された。 プロジェクトリーダーのビンセント・ガフニー(Vincent Gaffney)教授は、イングランド(England)中部バーミンガム(Birmingham)で開かれた英国科学フェスティバル(British Science Festiv
●Tyler Cowen, “The more things change…”(Marginal Revolution, March 5, 2013) マルサス(Thomas Robert Malthus)は次のように主張した。イギリス経済が置かれている状況――総需要に比較して資本ストックが過剰に存在しており、そのために低い利潤しか得られないような状況――を踏まえると、国債(公債)の償還(返済)を急ぐことは賢明ではない、と。 ナンシー・チャーチマン(Nancy Churchman)の論文(“Public Debt Policy and Public Extravagance: The Ricardo-Malthus Debate”)からの引用だ。19世紀前半におけるイギリス経済の状況はどうだったかというと、 国債の残高はかなり危険な水準にまで膨れ上がっており、この問題に対処するために何らか
先月、「なぜ、英国の電力価格は10年で2倍に上昇したのか」という記事で、英国で急激に電力価格が上昇している背景を分析した。主な原因は、市場は自由化されているにもかかわらず、「ビッグ・シックス」と呼ばれる大手電力会社6社による寡占が続いている状況にあった。だが、その電力価格よりも、上昇カーブが激しいエネルギーがある。ガスである。 下の図を見ていただきたい。1990年を100とすると、電力価格の上昇率が2倍強であるのに対し、ガス価格の上昇率は3倍を超えている。 ガス価格が急上昇してきた原因は、基本的には電力価格の上昇と同じだ。最大の理由は、2004年以降、英国領内の北海から産出される天然ガスが減少し、その代わりに輸入に頼らなければならなくなったからだ。最近のデータからも、英国領から産出されるガスは減少する一方、輸入が増えている状況が読み取れる。 LNGの輸入にも頼り始めた英国 2013年第2四
(2012年10月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 高水準の債務を抱え、為替レートが過大評価されたレベルで固定されている大規模な高所得国が公的債務の削減と競争力の回復を試みたら、一体何が起きるだろうか? これは今日の情勢に関連する重要な問いかけだ。なぜなら、これはイタリアとスペインが直面している課題にほかならないからだ。 しかし、国際通貨基金(IMF)が最新の「世界経済見通し(WEO)」のある章で論じているように、これには前例がある。2度の世界大戦の間の英国の体験だ。 これを見る限り、「内的減価」(賃金や物価水準の引き下げ)の試みと債務力学との相互作用は致命的な影響をもたらしかねない。しかも、イタリアとスペインの窮状は多くの意味で、当時の英国のそれより深刻だ。 英国は最終的に金本位制を離脱できたが、ユーロ圏からの離脱はこれよりはるかに難しい。また、当時の英国には金利を引き下げる能力
社長力検定「後継者育成塾」今、詳細がはっきりしている28万社中約18万社が後継者不在 と回答(帝国データバンク)しています。 後継者が欲しい企業は、先ず当ブログに登録してください。 大いに読書に励み、郷土を愛し、 世界へ羽ばたこう! 英国の郵便制度は、1516年に開始され、 19世紀には本土だけではなく、植民地間の 郵便も確実に届いた。 最近は、電車やバスの遅れも目立ち、不便な 国となっている。 国民のモラルの低下が、あらゆる分野に浸透し、 サービスを悪化させているが、オリンピック開催 は、果たして大丈夫か? Q. 英国の郵便物は、どれくらいの確率で届くのか? A. 72% *デイリーテレグラフ2500人調査
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