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し書評に関するmidnightseminarのブックマーク (36)

  • 『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』 - HONZ

    ニワトリ無くして、人類無し! もし世界からニワトリが消えたなら? きっと各地でパニックが起きるに違いない。鶏肉は牛肉・豚肉などと比べて国際的な生産・消費量が急増しており、とりわけ新興国・途上国での需要がぐんと伸びている。安価で栄養価の高い肉や卵は、多くの庶民の健康を陰で支えてきた。 その膨大な加工品も含めて、人類にとってますます不可欠な材となり、成長する巨大都市のエネルギー源にもなっている。 もし私たちが他の惑星へ移住する時がきたならば、最も重要なタンパク源としてニワトリをまず同行させるだろう。実際、NASAはニワトリが惑星間旅行に耐えられるかどうかの実験をしており、可能と結論づけている。 材だけではない。インフルエンザの世界的流行をい止めるのにも、ニワトリは重要な役割を担っている。インフルエンザワクチンを作る入れ物として、卵が使われているのだ。 「宇宙船よりも複雑な構造」を持つ卵

    『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』 - HONZ
  • Bill Gates says these are the two books we should all read to understand AI

  • 「なぜあなたの研究は進まないのか?」「なぜあなたは論文が書けないのか?」の2冊が素晴らしかった - yumulog

    タイトルに惹かれ、Amazonのレビューを眺めても悪くなさそうだったので読んでみたら、めちゃくちゃ良書だったので誰かに紹介せずにはいられないので紹介エントリ書きます。研究の副読はいままでもたくさん出ていて何冊か読んでますが、過去読んだ中でベストと言えるくらいオススメ。どちらも2016年7月に発売された新しいで、著者は東大医学部附属病院の講師の方です。なので例文には医学・生理学系の内容が多く用いられていますが、研究に関わる人なら分野は関係なく誰にでも読めるようになっています。 それぞれ40ずつのトピックが設けられ、1つのトピックが2〜3ページに簡潔にまとまっていて、とても読みやすいです。トピックの最初に「Question」、最後には「Message」という要約が大きなフォントで書かれていて、これを見るだけでも大まかな内容がつかめ、あとで読み返す時のラベルにもなります。一気に読まなくても、

    「なぜあなたの研究は進まないのか?」「なぜあなたは論文が書けないのか?」の2冊が素晴らしかった - yumulog
    midnightseminar
    midnightseminar 2016/09/20
    俺の大学院での研究を最も邪魔したのは、スプラトゥーンですね。指導教官である教授は院生の頃、ドラクエに邪魔されたと言っていた。
  • 「働く女子の運命」と言うか、働く女性の近現代史

    目を惹く秀逸なタイトルで気になっていた、濱口桂一郎氏の『働く女子の運命』を拝読した。ネット界隈の社会学者などが女性の就業や育児出産などの問題を取り上げる事は多いのだが、歴史的経緯を説明してくれないと言うか考慮していない事が多く、門外漢には彼らの問題意識の妥当性が分からない事が多い。書は、濱口氏の過去の著作と同様に、戦前からの労働政策をまとめており手軽に経緯を追えると言う意味で、経済学などの抽象化された分野をバックグラウンドに持つ人々には重宝する一冊だと思う。現在の政策的課題も第4章で説明されており、それに対する回答も提案されている。メンバーシップ型とジョブ型の雇用形態の違いで整理されている所は、いつもの通りである。さて、つらつらと感想を書いてみたい。 戦後の日の女性の労働環境は大きく変遷してきたが、ジョブの範囲や勤務時間を明確に定めず労働者の負荷が大きいメンバーシップ型雇用と、賃金が労

    「働く女子の運命」と言うか、働く女性の近現代史
  • 📘 R言語徹底解説(原著: Advanced R)を読んだ - cucumber flesh

    🍵前置き 有難いことに去年は著者や関係の方から何冊かの(じゃんけん大会での獲得を含む)をいただいておきながら、ついったー上でしか報告(宣伝?)できていなかったので今年はブログにも書くことにする(みなさまからの献、お待ちしております)。 今回はいよいよ今週発売を迎える全Rユーザー待望の「R言語徹底解説(原著: Advanced R)」を関係者のご好意により頂いた。一通り読み終えたので感謝の気持ちも込めて、書籍の概要を紹介するとともに一読者としての感想や気になった箇所などをまとめてみる。(執筆お疲れさまでした、そして完成ならびに出版おめでとうございます。一Rユーザーとして、書のような素晴らしいに出会えて私は幸せです) 🍵前置き 📖書の概要 👦 私について 💯 総評 第1部: 基礎編: 「なんとなく」を「徹底」した理解に変える 第2部: 関数型プログラミング: 効率的な関数の

    📘 R言語徹底解説(原著: Advanced R)を読んだ - cucumber flesh
    midnightseminar
    midnightseminar 2016/02/10
    買おうかな
  • マーサ・スタウト著『良心をもたない人たち』("The Sociopath Next Door")が規定する「サイコパス」の特徴 - The Midnight Seminar

    良心をもたない人たち (草思社文庫) 作者: マーサスタウト,Martha Staut,木村博江出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/10/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る 著者は臨床心理学者。書の主張は、とにかく「良心をもたない人たち」ってのが一定割合は世の中に存在していて、彼らは「良心のある人たち」が期待するよりもはるかに理解し合うことが難しい(というか不可能な)相手なので、気をつけましょうということである。 トンデモっぽく読むこともできると思うが、個人的には納得のいく(頭に実例が思い浮かんでリアリティを感じられる)内容だった。 書の中で私が主に関心を持ったのは、著者が「良心をもたない人たち」の特徴を規定している記述群で、「あーこれは当てはまる例あるわ」とか思いながら読み進めた。 他にも、「良心」というものをめぐる

    マーサ・スタウト著『良心をもたない人たち』("The Sociopath Next Door")が規定する「サイコパス」の特徴 - The Midnight Seminar
    midnightseminar
    midnightseminar 2015/06/23
    「知能はそこそこの場合」のサイコパスにはたまに出会う気がする
  • 「僕はRとこんな風につきあってます」、データ分析の入門書『楽しいR』刊行記念対談【前編】

    『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day

    「僕はRとこんな風につきあってます」、データ分析の入門書『楽しいR』刊行記念対談【前編】
    midnightseminar
    midnightseminar 2015/02/10
    “SPSSのツールはかなり使いこなせるようになっていたのですが、みずほFGに転職した時のツールはSAS”
  • 統計学の初心者が入門として最初に読むべき一冊|Colorless Green Ideas

    統計についてほとんど何も知らない人が読むべきとしては『マンガでわかる統計学』が一番のおすすめである。 『マンガでわかる統計学』 「統計って、今まで全然勉強したことはないけれども、将来必要になるかもしれないから、勉強してみようかな」とか、「統計を勉強してみたいとは思ってるんだけど、何から始めれば良いか見当がつかないんだよね」と思っている人は少なくないと思う。こうした人、すなわち統計学についてほとんど何も知らない人は何を使って勉強し始めれば良いのだろうか。 こうした初心者は、まず入門として『マンガでわかる統計学』というを読むのが良いと私は考えている。このは、統計に関する知識がほとんどない人にとって、わかりやすく、そして取り組みやすいだ。 高橋信. (2004). 『マンガでわかる統計学』 東京:オーム社. この『マンガでわかる統計学』というは、統計について特に何も知らない女子高生のル

    統計学の初心者が入門として最初に読むべき一冊|Colorless Green Ideas
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/12/24
    どうでもいいけどブログ名のcolorless green ideasてチョムスキーのやつだ〜と思ってプロフィールみたらやっぱり自然言語処理をやってる人だった
  • 「世界の経営学者はいま何を考えているのか」でイマドキの経営学の雰囲気を掴む

    気づくと早稲田大学に移籍していた経営学者でついったらー*1の入山章栄氏の「世界の経営学者はいま何を考えているのか」を拝読した。最近の経営学のトレンドを紹介して、ドラッカーあたりの居酒屋談義を真に受ける人を減らそう、もしくは経営学者が真面目に仕事をしている事を世に示そうと言う気概に溢れており、最近の研究成果も色々と紹介している良書だ。日語も平易だし経営学に興味がある高校生や大学生が読むのに適していると思うが、関連分野の経済学徒も面白く読めると思う。特に産業組織論などに興味がある院生は、短時間で大きなインプットが期待できる。 PART Iで経営学の変遷と内外差が紹介されている。個別の経験から演繹される名言集から、計量分析に裏づけされた科学的法則を目指して急激に方法を変えているらしい。米国の最先端では計量分析を主体とした研究が主流になる一方、日では事例研究の比重がまだ高いそうだ。また、教科書

    「世界の経営学者はいま何を考えているのか」でイマドキの経営学の雰囲気を掴む
  • 日本銀行から見たマクロ金融政策を語る本

    第2次安倍内閣の経済政策“アベノミクス”の第一弾として黒田日銀総裁が誕生し、黒田バズーカこと異次元緩和が行なわれて世間の注目を浴びているマクロ金融政策だが、各所から論評されてはいるものの、中央銀行の視点を良く説明している一般書はほとんど無いと思う。そのため少なく無い誤解が過去の、そして現在の日銀行に向けられており、中には憤慨している人すらいるようだ。そういう人は、日銀出身で京大で教鞭をとる翁邦雄氏の『日銀行』を読むべきだと思う。日銀も無責任にマクロ金融政策を展開しているわけではなく、長い金融史で培われた心配事があるわけで、このを読めばそう世の中単純ではないと分かるはずだ。 プロローグから著者は巷の浅薄な金融政策論に不満をもって書を執筆したと分かるが、特定の政策を強く奨めるものではない。第1章で世界の中央銀行設立史を、第2章で世界の金融政策の失策例を紹介した上で、第3章で日銀行の設

    日本銀行から見たマクロ金融政策を語る本
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/11/08
    “あのリフレ派の禿げたオッサンの言説にむっとした左派の人にもお勧めしたい。断定口調で偉そうに何かを言えるほど、分かりきった話はないことが感じられると思う。”
  • イスラームから見た「世界史」

    デモ、テロ、革命、戦争などの騒乱のニュースと言えば中東と言う事になるが、中東事情に詳しい日人は多くはいないと思う。日に限らず、欧米でも中東事情に詳しい人は少ない。もし多ければ方向性の定まらない政治混乱を、『アラブの春』と命名する事は無かったはずだからだ。 世界史を勉強し、解説記事を読んでいれば、シーア派、スンナ派、ジハードなどの用語には詳しくなれると思う。しかし、それらの言葉がいつどのような経緯で出来たものか説明できるようにはならない。そして、単語を断片的に知っているだけでは、中東事情を理解するのには、心もとない。 1. 中東のムスリムを中心に語る歴史人の中東に関する知識が断片的なのは、どうしても日との関わりを基に他国の歴史を俯瞰してしまうためであろう。古代、中世、近世で、やはり中国や欧州の影響が大きい。外国の歴史知識はどうしても限られてくる。これは欧米でも同様で、中東史

    イスラームから見た「世界史」
  • ワタクシが考える #文系がゼロから統計を勉強するときに最初に読むべき本

    langstat @langstat 文系がゼロから統計を勉強するときに最初の1年で読むべき statsbeginner.hatenablog.com/entry/2014/09/… 管見では、最初は『心理統計学の基礎』でも難し過ぎるかと思う。例えば、『統計学がわかる』 amazon.co.jp/%E7%B5%B1%E8%A… あたりを先に読んでもいいかも知れない。 2014-10-03 12:24:35

    ワタクシが考える #文系がゼロから統計を勉強するときに最初に読むべき本
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/10/04
    優しめの入門書が紹介されてて参考になる
  • 文系がゼロから統計を勉強するときに最初の1年で読むべき本 - StatsBeginner: 初学者の統計学習ノート

    最初の1年で読むべきを考える 私の統計学の理解はまだまだ初歩レベルに留まっていますが、昨日飲んでる時に「初心者向けの統計のってどういうのが分かりやすいですか」というようなことを訊かれて、「俺に訊かれてもあまり参考には……」とか思う一方、まだ初歩レベルの位置にいる人間だからこそ言える「このが分かりやすかったよ論」ってのもあるよなと思ったので、現時点での読書感想みたいなものをメモしておきます。一昨年、統計の勉強を始めた頃の自分にむかって書いてる感じです。 理系の人とか、ある程度統計の理解ができている人からみれば、「質的な理解のためにはもっと難しいがいいよ」ってなるかも知れませんが、「いやそんな難しいの勧められても独学のモチベーションが続かねーよ」っていう立場でまとめておきますw ここでは、 統計の勉強はしたことがなく、標準偏差とか言われても意味分からない プログラミングも全くわからな

    文系がゼロから統計を勉強するときに最初の1年で読むべき本 - StatsBeginner: 初学者の統計学習ノート
  • ミクロ計量分析の常識が身につく『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』

    各章のサブタイトルがアニメや時事ネタのパロディーになっていると話題の『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』だが、法学セミナー連載「法律家のための実証分析入門」をまとめたもので、連載時の原稿が著者の森田果氏のページに微妙な形(dvi形式)で公開されていたので幾つかの章を拝読してみた。面白いし、ミクロ計量分析の常識が身につきそうで、分野外の人や学部生が読むと丁度よさそうな感じになっている。 常識と言うのは、専門用語と分析上の注意点のことだ。ミクロ計量分析をする人々は専門用語をそうではないように気軽に使うし、分析上の注意点も大雑把には共有している。この共有レベルが高いので、計量分析者の中には「クロスセクションではなくパネルでやってみたら・・・」「弱相関テストの結果・・・」「同時性が考えられるため・・・」のような事を、一般人にも容赦なく言うコミュニケーション障害者がよく稀に存在する

    ミクロ計量分析の常識が身につく『実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法』
  • シリーズUseful R『戦略的データマイニング』『金融データ解析の基礎』ご恵贈いただきました - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

    戦略的データマイニング (シリーズ Useful R 4) 作者: 里洋平,金明哲出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2014/08/23メディア: 単行この商品を含むブログを見る 金融データ解析の基礎 (シリーズ Useful R 8) 作者: 高柳慎一,井口亮,水木栄,金明哲出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2014/08/09メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 著者の@yokkunsこと里さんと高柳さんからご恵贈いただきました! ということで簡単にできるだけ辛口ではない書評を書いておきます*1。皆さんの参考になれば嬉しいです*2。 『戦略的データマイニング』 内容:☆☆☆☆☆(非公開) オススメ度:☆☆☆☆☆(非公開) タイトルと著者が@yokkuns氏であるという点からも想像がつくように、具体的にビジネス的なテーマがある時にどんなデータ分析手法をどのよ

    シリーズUseful R『戦略的データマイニング』『金融データ解析の基礎』ご恵贈いただきました - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
  • 反グローバリズム派の言い分 - しっきーのブログ

    この頃盛んに「グーローバリデーションの危機」という議論がされるが、「危機」と叫ばれるほど支配的になったイデオロギーにもかかわらず、上手くいっているとは言えない現状がある。「グローバリズムが世界を滅ぼす」というでは、反グローバリズム派の論客達が意見を交わし合い、それぞれグローバリズムに反対する理由を論じている。いくつか興味深い論点があったので紹介していく。 グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書) 作者: エマニュエルトッド,柴山桂太,中野剛志,藤井聡,堀茂樹,ハジュンチャン,Emmanuel Todd出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/06/20メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 集まった論客の中でも、エマニュエル・トッドの頭の切れが抜群だった。この人の話だけでも書を読む価値がある。トッド氏は教育や各国の人口構成、家族システムからグローバリズムの問題

    反グローバリズム派の言い分 - しっきーのブログ
  • 『手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング』(技術評論社)を書くに当たって気を付けたこと&補足など(追記あり) - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

    追記(2015/03/14) 第7章の決定木のところで取り上げた{mvpart}パッケージのサポートが切れ、CRANから削除されてしまったためinstall.packages関数ではインストールできなくなっています。現在のインストール方法を最後に追記しました。 追記(2014/09/18) 実はGoogleブックスで立ち読み可能です 拙著公式サポートページと相互リンクしています。サンプルデータと正誤表はこちらをご参照ください ということで、以下の通り拙著『手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング』(技術評論社)が日発売と相成りました(都内の大型書店では先週半ばから先行販売している模様です)。 手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング 作者: 尾崎隆出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2014/08/22メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ

    『手を動かしながら学ぶ ビジネスに活かすデータマイニング』(技術評論社)を書くに当たって気を付けたこと&補足など(追記あり) - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
  • 自殺を議論する前に読んでおきたい『自殺のない社会へ』

    SNSでは1997年の消費税率引き上げが自殺者数を増やしたような言説が飛び交っており、実際に目にした人も多いかも知れない。しかし、それらの話で実際の因果関係を議論できているケースは少ない。集計された統計を見ただけでは、相関がありそうだぐらいの話しか分からず、その大きさなどが分からないからだ。混沌とした状態なわけだが、しっかりした方法で自殺を分析した学術書が出ていた。『自殺のない社会へ』だ。 勝手な思い込みなのだが、筆頭著者の澤田氏は開発経済学が専門と言うイメージがあったので、ちょっと意外な感じもするのだが、中身は典型的な経済学の実証研究となっている。計量分析の結果に基づくので、理解するには多少の訓練が必要だが、手堅い。第1章「なぜ自殺対策が必要か? 」、第2章「自殺の社会経済的要因 」で大枠を示してから、ほぼ独立した論文になっている第3章「自然災害と自殺──日の都道府県データによる分析」

    自殺を議論する前に読んでおきたい『自殺のない社会へ』
  • 単なる統計使いを少しだけ誠実にしてくれる「科学と証拠─統計の哲学入門」

    戦後、W・エドワーズ・デミングが生産現場に品質管理の概念を持ち込み、最近はデータサイエンティストが名乗る人が大量に蓄積されたデータを分析する事が流行っているので、日にも学術分野に限らず統計ユーザーは少なく無い。最尤法、階層ベイズ、仮説検定と言った手法が駆使されている。しかし、それらの手法は必ずしも一貫した哲学によって裏打ちされているものではない事を知らない人は多いかも知れない。 道具として統計学を用いている人々の多くは、データへの適合度など実務的な機能や性能に関心が集中し、その背景にある統計哲学には注意は払っていないように思える。しかし、日々の業務としてはそれでいいのかも知れないが、自らが用いている科学的方法論に関心が無いと言うのも不誠実であろう。そこには規範的な問題があるからだ。「科学と証拠─統計の哲学入門」は、統計と言うツールの背景にある哲学を詳しく解説したで、統計ユーザーを少しだ

    単なる統計使いを少しだけ誠実にしてくれる「科学と証拠─統計の哲学入門」
  • 名著『思考する機械 コンピュータ』

    コンピュータの原理から、思考するコンピュータへの可能性まで、わずか250頁に圧縮されている。古いのに古びない名著。 コンピュータの技術はあっという間に陳腐化するが、書は無縁だ。なぜなら、これはコンピュータサイエンスの原理や概念を取り上げ、なぜそのような概念が必要なのかを解き明かすから。著者は、コンピュータの質を、誰でも分かる言葉で書きたかったのだ。コンピュータを構成する物質―――トランジスタやシリコンチップといったテクノロジーが時代遅れになり、他の物質に置き代わったとしても、そのまま正しい考察として通用する原則を書きたかったのだ。 書は、コンピュータの基礎から始め、チューリングマシンや状態遷移、論理演算やアルゴリズム、並列処理、量子コンピュータから人工知能まで、一気通貫に駆け抜ける。子どもの頃に棒と糸でコンピュータを作った話や、講演会で「ドアにコンピュータが付く時代になるんだって!?

    名著『思考する機械 コンピュータ』
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/07/26
    “そのゆらぎはランダムネスか?違う。なぜなら、そのゆらぎを指摘されたとき、人は説明しようとするから。この自己正当化は、AIはプログラムされた真似以上のことは、できない”