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い池田信夫に関するmidnightseminarのブックマーク (64)

  • 問題は「内部留保」400兆円ではない カネは余っているがリスクマネーが足りない | JBpress(日本ビジネスプレス) 2017.9.8(金) 池田 信夫

    財務省の発表によると、2016年度の「内部留保」が初めて400兆円を超え、過去最高になったという。「政府は内部留保を賃上げや設備投資に充てるよう促してきた」というが、内部留保という言葉は企業会計にはない。これは主として利益剰余金のことで、企業の純資産から資金と資準備金を引いたものだ。 これを「企業には現金が余っている」と勘違いする人が多いが、利益剰余金の多くは設備などの実物資産で保有されているので、「内部留保を設備投資に充てろ」という話は意味をなさない。それは売り上げから賃金などの経費を引いたものだから、賃上げの原資にするわけにも行かない。日企業の問題は、別のところにあるのだ。 カネを借りないで貸している日企業 利益剰余金は企業の資、つまり株主に対する借金だが、企業が銀行に貯蓄している現金・預金は企業の資産であり、バランスシートの反対側だ。あなたが銀行から住宅ローンを2000万円

    問題は「内部留保」400兆円ではない カネは余っているがリスクマネーが足りない | JBpress(日本ビジネスプレス) 2017.9.8(金) 池田 信夫
    midnightseminar
    midnightseminar 2017/09/08
    結論がなぜそうなるのとは思うが、内部留保という言葉の使われ方が変というのは同感。
  • 引用は自由だが高橋洋一は違法

    案の定、しばき隊が言論封殺を開始しましたね。民進党の蓮舫とソックリ。(笑) ということで、このまとめは今夜24時に非公開としますので、保存したい方はお早めに。https://t.co/5mSqrfCRoW pic.twitter.com/g31aCyRqcI — CatNA (@CatNewsAgency) 2016年11月6日 蓮舫問題で民進党が動画の引用を「著作権法違反」と称して削除させたのを初め、いろいろなまとめサイトを「不正引用」として運営会社に通報して削除させるケースが増えているようだ。アゴラにも某ニュースサイトの編集長から「無断引用だから削除しろ」というクレームが来たが、無断引用などという概念はない。 この種のトラブルはよくあり、編集者が過剰防衛することも多いので、初歩的な法律知識を解説しておく。著作権法32条には、次のように書かれている。 公表された著作物は、引用して利用する

    引用は自由だが高橋洋一は違法
  • 不毛な「押しつけ憲法」論争はもう卒業しよう 戦争より大きなリスクが国を滅ぼす | JBpress (ジェイビープレス)

    アメリカバイデン副大統領の日国憲法についての発言が論議を呼んでいる。これはクリントン大統領候補の応援演説で、共和党のトランプ候補が「日韓国から米軍を撤退させて日韓に核武装させる」と主張していることに反論した中で出てきたものだ。 「われわれが日国憲法を書いたので、彼らは核兵器を保有できない」("We wrote the Japanese constitution so they could not own a nuclear weapon")という発言の「われわれ」はアメリカ人、すなわち当時のGHQ(連合国軍総司令部)を意味する。これは歴史的には間違っていないが、アメリカの副大統領が公式に認めたのは異例だ。 GHQが「平和憲法」を起草した これに対してワシントンの日大使館は「現行憲法は帝国議会で最終的には十分に審議され、有効に議決されたものだが、占領軍当局の強い影響のもと制定され

    不毛な「押しつけ憲法」論争はもう卒業しよう 戦争より大きなリスクが国を滅ぼす | JBpress (ジェイビープレス)
  • 大阪で見えた「老人の老人による老人のための政治」 小さな改革を拒否すると大きな破局がやってくる | JBpress (ジェイビープレス)

    大阪都構想についての住民投票は、反対が賛成を約1万票上回るという僅差で大阪市の提案が否決され、橋下徹市長は政界引退を表明した。これは大阪ローカルの問題ではあるが、高齢化する日の未来を暗示している。 メディア各社の出口調査では、都構想への反対多数になったのは70歳以上だけという結果が出ているが、それでも合計で反対多数になった。「老人の老人による老人のための政治」である。 60歳以上の多数派が都構想を葬った 各社の出口調査は一様に、70歳以上だけが反対多数になっている。例えば朝日新聞とABCの共同調査では、図1のようになっている。

    大阪で見えた「老人の老人による老人のための政治」 小さな改革を拒否すると大きな破局がやってくる | JBpress (ジェイビープレス)
    midnightseminar
    midnightseminar 2015/05/20
    クソすぎてワロタ
  • ノビー、村上春樹の問題意識は間違っていないから

    経済評論家の池田信夫氏が、小説家の村上春樹氏の反原発の弁に誤解に基づく難癖をつけている。村上氏の発言も、費用便益分析も、現地事情も理解していないようだ。 まず、『村上のような人々が「被災地を除染して放射能を1mSvにしないと帰宅させてはいけない」と言い張っている』とあるのだが、村上氏が除染をどこまですべきか主張した形跡が見つからない。「村上氏のような人々」に村上氏が含まれないのかも知れないが、原子力政策の是非と放射線防護の適性水準は別の議論なのだから、二つに関して同じ主張をするとは限らない。 次に、(村上氏は)『毎年5000人の死者と15万人の避難者を混同している』と指摘しているが、この批判は死者の数だけで危険性を評価している。池田信夫氏が良く参照する費用便益分析では、様々な損害を一元的に取り扱うために、金銭換算を行なって評価する。それを踏襲すれば、毎年の死者5,000人と15万人の避難者

    ノビー、村上春樹の問題意識は間違っていないから
  • 池田『日本人のためのピケティ入門』:pp.38-47をとばせばアンチョコとしてはOK - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資』のポイント 作者: 池田信夫出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2014/12/12メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見る ピケティのアンチョコ、お次はこれです。 期待している人には申し訳ないんだが、アンチョコとしては決して悪いではない。もちろん、『21世紀の資』は言っていることはストレートなので、アンチョコ部分はだれが書いても大きくまちがえることはない。昨日の竹信金曜日も、そこのところははずしていない。が、アンチョコとして使うには、つまみいしやすいというのも重要な条件だ。書はそっちの点もうまく出来ている。だから当に手抜きをしたい人には、こののほうが向いてるかも。 もちろん中身は薄いよ。でもそのためのだから仕方ない。一応Q&A形式でまとめていて、その形式も中身はぼくの

    池田『日本人のためのピケティ入門』:pp.38-47をとばせばアンチョコとしてはOK - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/12/31
    自分を罵倒してた池田先生を持ち上げる度量の大きさを見せる…と思いきやしっかり叩いていた
  • うわぁ、ノビーがまたやっちゃってるー

    と、経済評論家の池田信夫氏の「アベノミクスの挫折で深まる安倍政権の危機」と言う記事がつっ込まれていた。いつも通りミスの多い記述で、少なくとも四箇所、おかしいところがある。 まず、用語定義。「財政・金融政策で需要を追加しても、供給不足が悪化してコストプッシュ・インフレになるだけだ」とあるのだが、こういう場合は普通はディマンド・プル・インフレーションと言う。池田氏が普通かは存じないが。 次に、会計知識。「日銀は20兆円以上の評価損をこうむる。日銀は86兆円の紙幣をもっているので、それを発行すればいくらでも債務を埋めることができる」は、既存の債務(発行済み日銀券)で損失(評価損)を埋められると言う事になっていて、意味不明。 次に、マクロ金融の知識。「今のうちなら日銀がテーパリングの計画を示しても、すぐ金利が上昇するとは考えにくい」とあるのだが、一般に量的緩和を辞めたらインフレ懸念が下がるので、均

    うわぁ、ノビーがまたやっちゃってるー
  • 池田信夫さんのブログ:在日はなぜ帰化しないのか の嘘

    ロック親父@LOVE♥️&PEACE☮️ @kind_of_rock @masterlow 慰安婦問題は終わっていない。 在日特権は存在しない。 そもそも帰化しない在日韓国人を否定するのが間違い。 無学な私でも、3つ見つけた! 2014-09-28 19:28:15 nos @unspiritualized 一文目から終わってますが、例えば1952年に「韓国籍か日国籍を選ぶことができた」は間違いですね。 @masterlow これ、いろいろ間違っていると思うんだけどどうなのよ?・・・在日はなぜ帰化しないのか #BLOGOS blogos.com/outline/95387/ 2014-09-28 20:23:27

    池田信夫さんのブログ:在日はなぜ帰化しないのか の嘘
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
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    midnightseminar 2014/09/24
    池田はどうでもいいが、この人が言ってることも全く理解できない。「…日本軍が強制連行を行なったといわれても、それはしかたがないであろう」ってどういうロジックだよw
  • 原子力に未来はあるのか : 池田信夫 blog

    2014年05月15日02:37 カテゴリ 原子力に未来はあるのか 今週の言論アリーナでも話したように、日では「原子力=軽水炉=福島」と短絡して、今度の事故で原子力はすべてだめになったと思われているが、技術的には軽水炉は命ではなかった。1950年代から書のテーマとするトリウム溶融塩炉が開発され、1965年には発電を行なった。理論的には溶融塩炉のほうが有利だったが、軽水炉に勝てなかった。 それは軽水炉には、原子力潜水艦という「キラー・アプリ」があったからだ。小型で構造が簡単で、空気なしで何年もエネルギーを供給できる軽水炉は原潜に最適で、米海軍の電気部門の責任者ハイマン・リッコーヴァーが強く推進した。その要素技術は核兵器と共通で、核分裂でできるプルトニウムが核兵器の材料になることも有利だった。 しかしこれは商業用の原子炉としては、不利な要因ともなる。海軍が莫大な初期投資をしたので、軽水

    原子力に未来はあるのか : 池田信夫 blog
  • 唯物史観の原像 : 池田信夫 blog

    2014年05月06日14:47 カテゴリ 唯物史観の原像 保守派の理論的支柱であるEconomist誌が、毎週のように(ピケティに関連して)マルクスの記事を書いているのをみると、時代が一めぐりして彼が普通の古典として読まれる時代が来たような気がする。今では誰もが「終わった思想家」と思っているだろうが、実はほとんど理解されてもいない。 「マルクスの入門書としていいのは何ですか?」とよく聞かれるが、残念ながら現役のにはない。池上彰氏のようにありきたりな「格差社会論」にしてしまうのも感心しないし、橋爪大三郎氏のはマルクスのテキストをろくに読んでもいない。他方でマルクス文献学者のは精密に読んでいるだけで、何も現代性がない。 書は絶版で、アマゾンでは12600円という値段がついているが、いまだにマルクスの解説書としては最高傑作だと思う。入門書としてはむずかしすぎるが、38歳の廣松渉の文体

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  • 明治維新はなぜ低コストだったのか : 池田信夫 blog

    2014年04月26日13:50 カテゴリ 明治維新はなぜ低コストだったのか 明治維新は不思議な革命である。250年も安定していた幕藩体制が完全に消滅し、支配層だった武士の9割以上が失業した大革命が、西南戦争を入れても3万人以下の犠牲で短期間に実現したのは、世界的にも例がない。 その原因を三谷博氏は、最初は体制内の改良と見せて、なし崩しに廃藩置県をやった西郷隆盛などの「間接戦略」だというが、私はもっと根的な原因は江戸時代の徴税システムにあると思う。 歴史の教科書に出てくる「五公五民」というのは間違いで、徴税の基準となる石高は1700年ごろに凍結され、再測量には農民が百姓一揆で抵抗したので、検地はほとんど行なわれなくなった。このため実効税率は下がり、幕末には2割以下だったと推定される。新たに開墾した土地や米以外の収穫はすべて農民のものになったのでインセンティブは強まり、長時間労働で果てし

    明治維新はなぜ低コストだったのか : 池田信夫 blog
  • 産業革命は「消費革命」だった : 池田信夫 blog

    2014年04月30日00:25 カテゴリ 産業革命は「消費革命」だった 世界史で教わる「産業革命」は、最近は評判が悪い。書のタイトルも産業革命だが、教科書的な説明を数量経済史のデータでことごとく反証している。イギリス資主義のエンジンになったのは18世紀の産業革命ではなく、17世紀の植民地経営の成功だった。その主役は勤勉なプロテスタントの資家ではなく、海外でもうけたジェントルマンだった。 そして書の最大の特徴は、従来の「ものづくり」史観を否定し、イギリス資主義を育てたのは消費者だったとしていることだ。マルクス以来、当時の労働者は「生存最低水準」で労働力を再生産する賃金しかもらえなかったことになっているが、図のように18世紀のロンドンの賃金は生活費の4倍以上で、しかも急速に上がった。マルクスの「窮乏化論」による革命が挫折したのは当然だった。 農村から都市に出てきた労働者は、消費者

    産業革命は「消費革命」だった : 池田信夫 blog
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/04/30
    「今まで成長を支えてきた輸出(外需)が当てにならない以上、内需を増やすしかない」「分配の平等になる時期には成長率も上がる」
  • 非同期的な時間 : 池田信夫 blog

    2014年04月23日01:31 カテゴリ 非同期的な時間 きのうの記事はちょっとわかりにくかったので、補足しておこう。人々に共通の時間という概念は、書によれば15世紀のヨーロッパで生まれたものだ。そのころ機械式の時計が普及し、都市の公共空間に時計台ができた。 中世までの自然な時間は季節によっても地域によってもバラバラだったが、近代の時間は正確に同じで、人々は時計で同期をとって共同作業する。工場では同じ時間に出勤して同時に仕事しないと効率が落ちるので、資家は労働者に時間厳守を要求した。工場では個人にノルマが与えられ、人々は限られた時間の中で休む暇なく同時に働いた。金利を取るようになったのも、16世紀以降である。それまで時間は神の所有するものであり、それを利用して商人がもうけることは許されなかった。このためカトリック教会は金利を禁止し、高利貸しを取り締まったが、プロテスタントは時間から

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  • 「残業代ゼロ」を批判する朝日新聞に残業代はない : 池田信夫 blog

    2014年04月22日15:53 カテゴリ経済 「残業代ゼロ」を批判する朝日新聞に残業代はない また朝日新聞が「『残業代ゼロ』一般社員も」とか下らない記事を書いているが、これは小泉内閣のとき朝日などが騒いでつぶしたホワイトカラー・エグゼンプションの焼き直しだ。 こういう変な名前で出した財界もセンスが悪いが、それをつぶした朝日新聞はもっと悪質だ。なぜなら朝日も含めて、新聞記者にも放送記者にも「残業代」なんかないからだ。私のいたころから、NHKの記者は(他社と同じく)特定時間外というみなし勤務で、職場ごとに一定の手当をもらっていた。そもそも記者は、ほとんど外回りで「出勤」とか「労働時間」という概念がないので、残業時間なんか測れないのだ。 労働時間も残業も、工業時代の遺物である。ネットメディアに勤務時間はないので、残業という言葉は無意味だ。インターネットは既存メディアを破壊するだろうが、それ以上

    「残業代ゼロ」を批判する朝日新聞に残業代はない : 池田信夫 blog
    midnightseminar
    midnightseminar 2014/04/23
    「既存メディアのボトルネック独占をなくすことによって、ネットメディアは完全競争に近い利潤ゼロの世界を生み出す。それが企業にとっていいことかどうかはわからないが」
  • 21世紀の資本論 : 池田信夫 blog

    2014年04月20日11:13 カテゴリ 21世紀の資論 ピケティのは世界的な論争を呼び起こしている。タレブの『ブラック・スワン』以来だろう。特にクルーグマンは、NYRBに長文の書評を寄せて絶賛している。ピケティの最大の強みは、15年かけて最近300年の各国の税務資料を収集し、富の分配とその内訳について包括的な統計をつくったことだ。 アメリカの分配の不公平が拡大していることは明らかだが、それは歴史上初めての出来事ではない。20世紀初めのヨーロッパでも同じぐらいの不公平があったが、今のアメリカの状況はそれとは違い、上位1%の「スーパースター」が20%の所得を取るのが特徴だ。メディアンの労働者の所得は40年前とほとんど同じだが、上位1%の所得は165%増え、上位0.1%は362%増えた。 これは限界生産力説では説明できない。ではどう説明するかはむずかしい問題で、ピケティもそれ以上に説得

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  • 原発事故と放射線のリスク学 : 池田信夫 blog

    2014年03月30日22:53 カテゴリ 原発事故と放射線のリスク学 反原発派は論理で勝てない相手に「御用学者」とか「原子力村」などとレッテルを貼って個人攻撃するが、著者にはそのレトリックは通じない。中西準子氏は、宇井純氏とともに日の公害反対運動を立ち上げ、23年間も東大の助手として闘った闘士である。 しかし彼女は1987年にリスク管理という考え方にめざめる。リスクをゼロにするのではなく、「リスクはどこまで許容できるのか」と考えるのだ。そのとき大事なのは、次の式である。 リスク=ハザード×確率 ここでリスクは確率的な期待値であり、ハザードは1単位あたりの有害性、確率は書では「ばくろ量」(放射線の場合は被曝線量)である。原発のハザードは大きいが、確率が小さければリスク(期待値)は小さいのだ。 まずこれがわからない人が多い。何度も引き合いに出して恐縮だが、河野太郎氏の「タバコは青酸カリ

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  • 原発再稼動に反対する人々の3つの神話 : 池田信夫 blog

    2014年03月29日14:26 カテゴリエネルギー 原発再稼動に反対する人々の3つの神話 「原発の新規建設をやめて徐々に減らす」という意味の「脱原発」は政策としてはありうるが、事故を起こしてもいない原発を政府が行政指導で止めたまま放置するのは違法行為であり、経済的にも莫大な損害が出ている。ところが八田達夫氏は再稼動に反対し、次のような議論のうち最初の3つは「神話」だという。夏の電力不足を招く 温暖化対策に十分に貢献が出来ない 電力料金が法外にあがり、日の産業がつぶれる ホルムズ海峡封鎖のようなエネルギー安全保障の危機に対応ができない1について八田氏は「夏のピークに需要が供給を超過するのは料金が安すぎるためだから、ピークロード料金で需要を抑えればいい」という。これは私も原則としては賛成だが、原発を止める理由にはならない。ピークロード料金を実現するには制度的・技術的な問題が多く、すぐできる

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  • 資本過剰が格差を拡大する : 池田信夫 blog

    2014年03月27日19:00 カテゴリ過剰が格差を拡大する 資家と労働者の所得格差はマルクス以来の問題だが、新古典派経済学には所得分配の理論がない。しいていえば限界生産力説というナイーブな理論があるが、これは資源配分の理論であり、アメリカなどで深刻化している極端な格差の問題を解くことはできない。 書は『21世紀の資論』という壮大なタイトル通り、マルクスのテーマに数量経済史の手法で挑み、国富や所得分配についての膨大なデータを集めて理論的に説明しようとするものだ。その結論は単純で、著者が資主義の第一法則と呼ぶのは、次の式である。 α=r×βここでαは資分配率(資収益/所得)、rは資収益率、βは資/所得比率である。これは会計的な恒等式だが、所得分配が資収益率で決まることを示している。αは歴史的に次の図のような「U字型カーブ」を描いている。20世紀初めにはアメリカの所

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  • 価値判断は事実判断に先立つ : 池田信夫 blog

    2014年03月19日09:34 カテゴリ 価値判断は事実判断に先立つ きのうの言論アリーナでは「STAP細胞は捏造なのか」という問題を1時間かけて徹底的に議論した。過失と仮定すると、ありそうにない偶然や重過失が何度も重なったと考えないと説明できないが、もともと存在しないSTAP細胞のデータを小保方氏が捏造したと考えると、すべての疑問が簡単に解決する。 しかし今度は「なぜそんな嘘をついたのか」という疑問が出てくる。これは最初の疑問とはまったく別で、自明ではない。彼女は「コピペをやってはいけないと思っていなかった」と理研は説明した。普通の研究者にとっては過失と捏造の間には決定的な差があるが、それはなぜだろうか。 ヒューム以降の近代哲学では、道徳を道具的合理性で考える。嘘をつくと社会が混乱するので、嘘つきは社会から排除される。道徳は社会秩序を維持する手段であり、人々の黙約(conventio

    価値判断は事実判断に先立つ : 池田信夫 blog