デンマーク国立銀行の当座預金の超過準備がマイナス金利政策になっているのだが、産経新聞の日曜経済講座で貸し出し需要を増やす効果があるように紹介されているらしい。日銀も真似をしろと言う事らしい。 銀行の銀行である中央銀行には、銀行の当座預金がある。銀行は法定準備額を中央銀行に預ける義務があり、リーマンショック後の2008年11月より日銀では超過分に0.1%の金利がつくことになっている(補完当座預金制度)。デンマークでは、これがマイナス金利になっている。 1. デンマークは為替レート理由でマイナス金利を導入 EU諸国の中で民間債務が2010年でGDP比243%で最も高いと言われるデンマーク*1で、当座預金の超過準備に負の金利が付くようになったのは、貸し出しを増やすためではなく、通貨高を阻止する目的があるからだ。デンマーク・クローネはユーロに対して一定レンジでペッグしているのだが、ユーロ危機で資本