「ビール」でありながら、既存のビールとは飲み方も、ターゲットとなる顧客層も、そして「競合」も異なるビールが誕生しました。11月15日、サントリーが発売した「ビアボール」がそれですが(業務用は10月4日発売)、この商品は近年、世界の酒類市場で注目されているトレンド「Beyond Beer(ビヨンドビール)」を体現しており、日本のアルコール市場を変える存在になるかもしれません。 氷を入れて、炭酸水で割って飲む ビアボールは炭酸水で割ることを前提としたアルコール度数16%の強いビール。筆者は発売前、公式に推奨されている、氷をたっぷり入れたグラスにビアボール1に対して炭酸水3の割合で割ったものを試飲しましたが、氷を使っているので温まることはなくキリッとした冷たさが持続し、炭酸水の爽快感も心地よく感じました。麦芽のしっかりした甘みも感じつつ、ホップ由来の華やかな香味もあります。 具体的にビアボールが