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NHKとdramaに関するyyamaguchiのブックマーク (420)

  • 『虎に翼』制作統括インタビュー。出産場面や玉音放送を描かなかった理由、憲法のシーンに込められたもの | CINRA

    伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』。日初の女性弁護士、のちに裁判官となった三淵嘉子の実話をもとにしたドラマで、SNSなどを中心に反響を呼んでいる。 第9週(5月27日〜)は激動の展開だった。終戦を迎え、寅子は兄・直道や父・直言、そして夫・優三を失ってしまう。失意に暮れる寅子だが、公布された日国憲法をきっかけにもう一度法曹界の道へ踏みだすことを決意する。 「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない」。寅子が読んだ憲法第14条の条文にはこう書かれている。 「モデルとなった三淵さんにとっても、主人公の寅子にとっても、日国憲法は人生における最も重要なターニングポイントだった」と制作統括の尾崎裕和は話す。作の魅力や画期性について、合同取材で聞いた。 ―優三さんが出征するときの寅子とのやりと

    『虎に翼』制作統括インタビュー。出産場面や玉音放送を描かなかった理由、憲法のシーンに込められたもの | CINRA
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/06/03
    「このナレーションは難易度が高いということをチーム内でも話していました。しっかりお芝居ができる方にお願いしないと成立しないんじゃないかといろいろ考えた末に、尾野真千子さんにお願いしました。」
  • 明治大学博物館「女性法曹養成機関のパイオニア-明治大学法学部と女子部-...

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/05/31
    「2024/6/3(月) 17:00 開始(10分前開場)」
  • 「虎に翼」の“はて?”を解決!「戦争により引き裂かれた寅子と家族――モデルの三淵嘉子さんも過酷な経験をしていた」

    朝ドラ見るるです。 今週の放送で出てきた、河原で日国憲法に涙するトラコ(寅とも子こ)の姿──そう、第9週にして、第1回冒頭のシーンが回収されました。 4月の時点(コラム第1回「『憲法第14条』はドラマのツボ!?」)では、あれが愛する夫・優三さんの死に向き合ったトラコ再起のシーンだなんて思いもしなかった……。意を決した表情で司法省へと乗り込んでいった理由も、今ならよくわかります。 トラコのモデルである三み淵ぶち嘉よし子こさんは、「私の人間としての当の出発は、敗戦に始まります」とおっしゃったそうで、だから「当の出発」を象徴して、こういうドラマ構成なんだなあ、と噛みしめてます。 優三さん以外にも、「俺にはわかる」の兄・直道さん、ちょっと頼りない父・直言さんまで、大切な家族が相次いで亡くなる過酷な展開で、トラコの気持ちを思うと胸が苦しい……。 三淵さん(旧姓・武藤さん)の実際のご家族は、どう

    「虎に翼」の“はて?”を解決!「戦争により引き裂かれた寅子と家族――モデルの三淵嘉子さんも過酷な経験をしていた」
  • 【光る君へ】第21回「旅立ち」回想 大河ドラマ史に残る名シーン「枕草子誕生秘話」 傷心の定子を癒す優雅で感傷的な言の葉の世界 清少納言の真心とまひろの絶妙のアシスト

    「たったひとりの悲しき中宮のために」。 大河ドラマ史に残る名シーン、と言わずにはいられません。大河ドラマ「光る君へ」。第21回「旅立ち」では、日文学史に燦然と輝く「枕草子」誕生の瞬間が、この上なく雅やかに、見る者の涙を誘う感傷的な趣きで映像化されました。主演はもちろん清少納言。共演が中宮定子。さらにまひろの巧みなアシストまで。古典文学を愛好する方々にとっては、夢のような情景だったのではないでしょうか。いつまでも見ていたくなる場面でした。 この一連の場面が見る人に強い印象を与えるのは、ききょう(清少納言)とまひろの心温まる会話劇がきっかけになったからでしょう。いつの間にか、こんなにシスターフッドあふれる2人になっていました。 最高の2人、親友になるのが当たり前では? ほぼ同時代を生き、史上屈指の女性文学者である2人。「双璧」と言ってもよいかもしれません。実際の接点があったかどうかは別にして

    【光る君へ】第21回「旅立ち」回想 大河ドラマ史に残る名シーン「枕草子誕生秘話」 傷心の定子を癒す優雅で感傷的な言の葉の世界 清少納言の真心とまひろの絶妙のアシスト
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/05/29
    「大河ドラマ史に残る名シーン…大河ドラマ「光る君へ」。第21回「旅立ち」では、日本文学史に燦然と輝く「枕草子」誕生の瞬間が、この上なく雅やかに、見る者の涙を誘う感傷的な趣きで映像化」
  • 「息子にも語らなかった」『虎に翼』寅子のモデルが挑んだ「原爆裁判」の中身(若尾 淳子)

    戦時下を描き始めた朝ドラと、戦後の大きな裁判 SNSで共感の嵐を巻き起こしているNHKの朝ドラ『虎に翼』。登場人物の女性に自分を重ねて共感したり、励まされたりする一方、「約百年もたっているのに世の中はわずかしか変わっていない」といった思いを感じる人も少なくない。 ドラマの主役・寅子のモデルとなった三淵嘉子氏は、日女性で初の司法試験(旧司法科試験)の合格者のひとりで、弁護士を経て裁判官(判事)、裁判長、裁判所所長を務めた法律家。なかでも家庭裁判所の立ち上げに尽力し、のべ5000人の少年少女の審判に携わったことで、後に「家庭裁判所の母」と呼ばれた法曹界のレジェンドだ。 5月20日現在、ドラマで描かれるのは1942年(昭和17年)。先週末にはドラマの最後に前年の1941年(昭和16年)12月に太平洋戦争の始まりが告げられた。先週は金属類回収令で家庭にある鍋や釜などの日常品が回収されるシーンも描

    「息子にも語らなかった」『虎に翼』寅子のモデルが挑んだ「原爆裁判」の中身(若尾 淳子)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/05/24
    「『虎に翼』に対して、不当に虐げられている女性の立場を大きく取り上げて、虐げる立場の男性や世の中を糾弾する「男女分断」ドラマを描いていると捉えている人もいるが、そんなことは断じてない。」
  • 『虎に翼』脚本家・吉田恵里香さんと考える「はて?」と声を上げる意味 - Woman type[ウーマンタイプ] | 女の転職type

    今からさかのぼることおよそ100年前。今より女性差別が色濃く存在した時代に、日初の女性弁護士となり、のちに裁判官となった女性がいた。 パイオニアの名は、三淵嘉子さん。そして、彼女をモデルに、男性社会である法曹界に飛び込んだ主人公・猪爪寅子の半生を描いたのが、現在放送中の連続テレビ小説『虎に翼』だ。 ©NHK 社会のアンフェアに疑問を呈しながら、ひるむことなく信念を貫く寅子の生き方に、今、多くの女性たちが勇気と希望をもらっている。 昭和から令和へ。時代は変われど変わらない理不尽の数々。心折れそうになる現実に、私たちはどう立ち向かっていけばいいのか。 『虎に翼』の脚家である吉田恵里香さんと一緒に考えてみよう。 吉田恵里香さん 1987年11月21日生まれ。神奈川県出身。テレビドラマからアニメ、映画まで数々の作品の脚を手がける。主な作品にドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『

    『虎に翼』脚本家・吉田恵里香さんと考える「はて?」と声を上げる意味 - Woman type[ウーマンタイプ] | 女の転職type
  • 朝ドラ「虎に翼」が異例の盛り上がり。週刊でシナリオ集まで発売。シナリオとドラマと小説を比べてみた(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    シナリオ集を出すデメリットをすべて解消できた 朝ドラこと連続テレビ小説「虎に翼」(NHK)が人気である。これまで朝ドラを見たことのない人にも訴求していて、その勢いに乗ってか、1週ごとに放送済みのシナリオ集の売れ行きも好調だという。これは画期的なことだ。 人気ドラマのシナリオが発売されることは時折あって、ドラマ好きな筆者もよく買う。が、オンエアの翌週、前の週のシナリオを発売するやり方はこれまで見たことがない。1週分、数百円の電子書籍なのでついポチってしまう。この企画を考えたNHK出版の編集者の皆さんに取材した。 台 撮影:筆者 「虎に翼」の魅力を、NHKドラマの副読を多く手掛けるNHK出版の放送・学芸図書編集部編集長の小沼智子さん(サムネイル写真中央)はこう語る。 「『虎に翼』がいまこれだけ求められているのは、立場の弱かった女性たちが声を上げ行動を起こし、少しずつ権利を獲得していくとい

    朝ドラ「虎に翼」が異例の盛り上がり。週刊でシナリオ集まで発売。シナリオとドラマと小説を比べてみた(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 「虎に翼」の“新しい男たち”は本当に新しいか 男を茶化す歌「モン・パパ」が男たちだけにウケる“深い理由” | 文春オンライン

    私自身、ちょっと大げさになるが、このように痛快なフェミニズム的連帯の物語をこれほどのメジャーな媒体で、生きている間に見られるとは思ってもいなかった。感動を持って見始めたし、今も毎回感動しながら見ている。 さて、そのように感動してしまっている私は一応男性を自認する者なのだが、このような女たちの物語を、男性はどのように受けとめればいいのだろうか。 ひとつの方法は、そもそもそのような疑問は抱かず、黙って、女たちの物語としてこのドラマを観ることだろう。何か一言言ってやりたいという自分の欲望には冷たい水をかけながら、女たちの物語をあるがままに受けとめることが、まずは必要である。 それを確認した上で、ほかならぬ私自身が「一言言ってやろう」という欲望に動かされているのかもしれないと恐れつつ、『虎に翼』の女たちが特筆すべきものであるのと同様に、このドラマの男たちもこれまでにない人物造形になっていることは、

    「虎に翼」の“新しい男たち”は本当に新しいか 男を茶化す歌「モン・パパ」が男たちだけにウケる“深い理由” | 文春オンライン
  • 伊藤沙莉だから実現した…虎に翼・主人公は「完全当て書き」 » Lmaga.jp

    初の女性弁護士のうちのひとりであり、戦後は女性で初めての判事・家庭裁判所長を務めた三淵嘉子さんをモデルに、主人公・猪爪寅子の半生を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合ほか)。三淵嘉子さんをモデルにした経緯や、主人公を演じる伊藤沙莉、尾野真千子のナレーションなどについて、制作統括・尾崎裕和さんに訊いた(取材・文/佐野華英)。 (インタビュー前編→女性たちの物語「虎に翼」、制作統括に聞く作品に込めた思い) ■「当事者に寄り添って考えること」がテーマ ──まず企画の成り立ちについて伺いたいのですが、三淵嘉子さんをモデルに、というのはどういうかたちで決まったのでしょうか。 2024年度前期の朝ドラを私が担当することに決まって、まず脚は『恋せぬふたり』(2022年)でご一緒した吉田恵里香さんにお願いしました。『恋せぬふたり』はアロマンティック・アセクシュアルの当事者の方を主人公にしたドラマ

    伊藤沙莉だから実現した…虎に翼・主人公は「完全当て書き」 » Lmaga.jp
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/05/04
    「わりと物事をはっきり言う主人公ですが、「どこまで踏みこめるか」については、伊藤さんだから、ここまでできている」
  • 「スンッ」より「はて?」で世界を開け 「虎に翼」作者インタビュー:朝日新聞デジタル

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    「スンッ」より「はて?」で世界を開け 「虎に翼」作者インタビュー:朝日新聞デジタル
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/05/03
    「モデルとなった三淵さんは経歴もさることながら、お人柄が抜群に魅力的でした。彼女に関わった人はみんな三淵さんを好きになってしまったんだろうということがエピソードから感じられます」
  • 「虎に翼」寅子モデルの三淵嘉子の母校、明治大博物館で関連展 朝ドラ効果で問い合わせ増

    「虎に翼」展では、撮影で実際に使用された衣装やセットの一部も置かれ、写真撮影も可能だ=東京都千代田区の明治大学博物館(飯塚友子撮影) 寅子のモデル三淵嘉子(明治大学史資料センター提供)現在、放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、伊藤沙莉さん演じるヒロイン寅子のモデルは、日初の女性弁護士の一人、三淵嘉子(1914~84年)。三淵は戦前、日の女性法曹養成のさきがけだった明治大学専門部女子部(昭和4年開校)の出身だ。放送に合わせ、三淵の母校である明大博物館(東京都千代田区)で、ドラマと女子部をテーマにした特別展示が3月末から開催されている。 女性法曹養成機関のさきがけ特別展示室で同時に行われているのは、「虎に翼」展(NHK財団主催)と、ドラマの背景となる史実をたどる「女性法曹養成機関のパイオニア 明治大学法学部と女子部」展(明治大史資料センター主催)。 「虎に翼」展は、撮影で使用された衣

    「虎に翼」寅子モデルの三淵嘉子の母校、明治大博物館で関連展 朝ドラ効果で問い合わせ増
  • 【徹底ガイド】2024年の大河ドラマ「光る君へ」 キャストや相関図、インタビュー、関連の展覧会など盛りだくさん!

    2024年の大河ドラマ「光る君へ」。吉高由里子さん演じるまひろ(紫式部)を主人公に、ソウルメイトの藤原道長をはじめとする濃厚な人間模様が描かれています。和歌や漢詩、習俗や有職故実など平安時代らしいエピソードもふんだんに盛り込まれ、アートや古典文学の愛好者を喜ばせています。このページでは随時、「光る君へ」に関する最新の話題や、複雑な人間関係を説明する相関図などの記事を追加しています。各地で開催される関係の深い展覧会やイベントなどの情報も豊富です。お楽しみに。 次回のあらすじ 最新の次回のあらすじはハッシュタグ(#あらすじ)からご覧ください。 視聴に必携の相関図 最新注目トピック ◇第13回「進みべき道」回想 倫子との対話で、心を激しく揺さぶられるまひろ。再び出会ってしまう2人。陶淵明や白楽天が道しるべに。

    【徹底ガイド】2024年の大河ドラマ「光る君へ」 キャストや相関図、インタビュー、関連の展覧会など盛りだくさん!
  • 明らかになった藤原兼家一族の壮大なる陰謀劇の全貌。そして「鳥辺野」直秀の埋葬シーンに秘された道長のこれから【光る君へ満喫リポート】9 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

    ライターI(以下I):花山天皇(演・郷奏多)が即位して、側近の藤原義懐(演・高橋光臣)の権勢が増していきます。その権勢が積み上がっていく前に、なんとか追い落としたいと考えたのが藤原兼家(演・段田安則)。前週から何やらきな臭い雰囲気が漂って来ています。 編集者A(以下A):陰陽師の安倍晴明(演・ユースケ・サンタマリア)をも巻き込んで壮大なる謀(はかりごと)がめぐらされる様相を呈しています。作では、毒を盛ったり、呪詛をしたり、流言を撒いたり、権力を得るために権謀術数を弄する様子が頻繫に描かれますが、今回の陰謀は規模が異なりますね。 I:源倫子(演・黒木華)のサロンの「陽」との対比が鮮烈でドギマギします。 A:権力者による権謀術数の数々を見ていると、ふと、現代でも同じような謀がめぐらされているのではなかろうかと思わされます。権力者がメディアを通じて観測気球をあげることは序の口で、流言飛語の類

    明らかになった藤原兼家一族の壮大なる陰謀劇の全貌。そして「鳥辺野」直秀の埋葬シーンに秘された道長のこれから【光る君へ満喫リポート】9 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
  • 【光る君へ】第9回「遠くの国」回想① 直秀役・毎熊克哉さんにインタビュー 「泥を握る最期、道長にバトンを渡す、という思いを込めた」

    大河ドラマ「光る君へ」の第9回「遠くの国」で、その死をもってストーリーから劇的に退場した直秀。生い立ちも何も分からないミステリアスな佇まいと、少女マンガから抜けて出してきたような不器用で精悍なキャラクターで、視聴者の人気を集めました。今回の幕切れに涙したファンも多いことでしょう。彼はどんな思いで道長やまひろと向き合っていたのでしょうか。直秀を演じた毎熊克哉さんに「美術展ナビ」がインタビューしました。あの握りしめた「泥」は、毎熊さんが自分で考えたものでした。(聞き手・美術展ナビ編集班 岡部匡志) 因縁の放免に殺された直秀 Q 鳥辺野(※1)で、仲間たちと共に無惨にうち捨てられた直秀。こぶしに握りしめた泥が強烈な印象を残しました。 A 台にはないけれど、最後に泥を握りしめて死んでいく事を提案して、認めてもらえました。それを道長がみつけて、泥をはらって、(散楽を象徴する)扇子を持たせてくれまし

    【光る君へ】第9回「遠くの国」回想① 直秀役・毎熊克哉さんにインタビュー 「泥を握る最期、道長にバトンを渡す、という思いを込めた」
  • 『作りたい女と食べたい女』脚本・山田由梨の稀有な才能 “リアル”を掘り下げる眼差し

    ドラマ好きであれば、誰しも好きな脚家のひとりやふたり、いるのではないか。 その中でも、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)の三谷幸喜と、同じく大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK総合)などを手掛けた宮藤官九郎は、多くの人が名前を挙げる人物だろう。 彼らが関わるあらゆる作品を観て感じるのは、愛すべき登場人物の描き方の見事さもさることながら、登場人物の多い作品にもかかわらず、複雑に感じさせない見事な筆致。そして、セリフに宿る類まれなるコメディセンスや、単話だけでなく全話通してこそ感動が生まれる構成力。こうした脚技術は、恐らく、彼らが出自とする小劇場演劇で磨かれたものだろう。三谷は、大学時代に自ら旗揚げし主宰した劇団「東京サンシャインボーイズ」にて作・演出を務め、宮藤は、劇団「大人計画」に演出助手として入ったことからキャリアを始めている。 現役で活躍する小劇場出身のド

    『作りたい女と食べたい女』脚本・山田由梨の稀有な才能 “リアル”を掘り下げる眼差し
  • 『作りたい女と食べたい女』の“心地よさ”とは? 比嘉愛未&西野恵未の“幸福な出会い”

    パートナーや友人に限らず、人と人が深く結びつくのにはワケがある。はじめは気づかないかもしれない。けれど、「もし出会っていなかったら」と後で振り返った時に怖くなるような出会いが、実はこの世にたくさんある。 NHK夜ドラ『作りたい女とべたい女』の野さん(比嘉愛未)と春日さん(西野恵未)も出会うべくして出会った2人だ。 作は、ゆざきさかおみによる同名漫画(通称『つくたべ』)を原作としたドラマ。同じマンションの隣の隣に住む女性2人の“”を通じた交流が描かれる。 野さんと春日さんは、生まれ故郷も違えば、同級生でも同僚でもない、顔見知り程度の間柄だった。そんな2人の交流は野さんが作りすぎた料理を春日さんにおすそ分けしたことに始まる。ひとり暮らしで少だけど、たくさん作りたい野さんと、たくさんべたい春日さん。目と鼻の先にたまたま利害が一致する人がいた……というのはすごいといえばすごいが、

    『作りたい女と食べたい女』の“心地よさ”とは? 比嘉愛未&西野恵未の“幸福な出会い”
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2024/02/23
    「それでもなお、2人は頻繁に食事を共にし、やがてはクリスマスや年末年始といった特別な日も一緒に過ごしたい相手として互いの顔を思い浮かべる関係となっていく。」
  • NHK「大奥」、視聴率低迷も“オトナが観るべき”秋ドラマの最高傑作といえる理由 | 日刊SPA!

    ドラマ10『大奥 Season2』(NHK総合 毎週火曜よる10時~)は出色のドラマ。質の高さでは秋ドラマの中で1、2を争う。 なぜ、優れているかというと、第一に時代劇の持ち味を最大限に活かしているから。ドラマ制作者に聞くと、時代劇の長所は人間の美しさや醜さ、哀しさを真っ直ぐに描きやすいことにある。現代劇で同じことを表そうとすると、真実味が出にくくなってしまったり、臭くなってしまったりするが、時代劇はそうなりにくい。 このドラマは時代劇の可能性を上限まで活かし、人の美醜や哀切をあますところなく写し出している。男女逆転というフィクションが前提なので特殊な作品と思われがちだが、むしろ時代劇の王道を行く作品と言っていい。 その一例は仲間由紀恵(44)が演じていた幕府の最高権力者・一橋治済の存在。治済は邪魔者や気に入らない人間を次々と殺した。罪の意識は欠片もなかった。なにしろ親戚の老中・松平定信(

    NHK「大奥」、視聴率低迷も“オトナが観るべき”秋ドラマの最高傑作といえる理由 | 日刊SPA!
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2023/11/16
    「このドラマで最も話題性が高かったのは治済だが、魅力の中心になっているのは栄光なきヒロインやヒーローたちである。美しい人間たちだ。仲間が醜い人間を名演したから、より輝いている。」
  • 仲里依紗の魅力が最大限に発揮された『大奥』 可憐で切ない徳川綱吉役を振り返る

    NHKドラマ10『大奥』で5代将軍・徳川綱吉を演じた仲里依紗。彼女のYouTubeチャンネルでは朝、寝起きの状態から準備をしてスタジオに向かい、メイクや鬘を整えて威光を放つ“上様”になるまでをポップな映像で紹介している。 その中でも、作が初めての時代劇出演であること、独特な台詞の言い回しや豪華絢爛な衣装での所作に苦労していることなどを明るく語っている。それにしても、俳優としてのスイッチが入った仲里依紗は怖いものなし……と思えるほど、徳川綱吉として作品の世界観を余すところなく体現。スイッチが入ることでその役柄の人生を背負う覚悟までできてしまうのだろうか。 艶やかで妖艶な魅力を振りまきながらも、父・桂昌院(竜雷太)からはただひたすら世継ぎを産むことを期待され、その役目は自分に与えられた使命だと思い込んで生きてきた綱吉。父親の理不尽で残酷な要求に対して綱吉は抵抗できない。欲望渦巻く大奥で孤独を

    仲里依紗の魅力が最大限に発揮された『大奥』 可憐で切ない徳川綱吉役を振り返る
  • (3ページ目)『ゲゲゲの女房』『カーネーション』を経て…再々放送でも大人気『あまちゃん』が見せた、朝ドラ62年史の“到達点” | 文春オンライン

    筆者は長年「優れた朝ドラとは、優れた群像劇である」説を唱えている。「ヒロイン至上主義」「ヒロイン中心に回る世界」ではなく、その時代、その世界を共に生きる複数の人物の人生を刻みつけるという作業は、半年間でひとつの「絵巻」を作る朝ドラの醍醐味といえる。その「群像劇」を極めるところまで極めたのが、『あまちゃん』ではないだろうか。 天野アキ(能年玲奈/現・のん)というひとりの女の子をヒロインに据えながらも、『あまちゃん』は、東日大震災の前と後を生きる「北三陸」の人々、東京の芸能界の一角とその周辺に生きるひとりひとりの姿を、実に瑞々しく描いた。 ©文藝春秋 作の脚を手がけた宮藤官九郎は、舞台、ドラマ、映画、どの作品でも、登場するすべての人物のキャラクターや生き様を粒立たせる名手として知られるが、『あまちゃん』で見せたその手腕は、とりわけ優れていた。このドラマに登場する誰もが「主人公」だった。そ

    (3ページ目)『ゲゲゲの女房』『カーネーション』を経て…再々放送でも大人気『あまちゃん』が見せた、朝ドラ62年史の“到達点” | 文春オンライン
  • 緊急開催! ドラマ10「大奥」ファンミーティング