自衛隊の最新鋭のF35戦闘機が青森県沖で墜落した事故からまもなく2か月になるのにあわせて、防衛省は事故原因を究明するための捜索を打ち切り、残りの機体の安全性が確認され次第、再発防止策を講じたうえで飛行を再開させる方針を固めました。 しかし、多くの部品が激しく破損している状況などから、事故からまもなく2か月になるのにあわせて、事故原因を究明するためのフライトレコーダーなどの捜索は打ち切る方針を固めました。 一方で軍事的な機密を保持する観点から、捜索自体は態勢を縮小して続ける方針です。 事故原因については、一緒に訓練していたF35の機体どうしの通信データや、基地から捉えたレーダーの軌跡などを防衛省が解析したところ、パイロットが平衡感覚を失った状態になった可能性が高いと見られています。 このため防衛省は、地上訓練の強化など再発防止策を講じたうえで、残る12機のF35の安全性が確認され次第、飛行を