日本漢字能力検定協会は12月12日、2014年の世相を表す漢字一字全国から募集したところ、16万7613票の応募から8679票を集めた「税」が第1位を獲得したと発表した。 同協会は、漢字の奥深い意義を再認識してもらう活動の一環として、毎年年末に全国から今年一年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を京都・清水寺の森清範貫主の揮毫により発表している。 同協会は、「税」が選ばれた理由について、「2014年は、17年ぶりに消費税率が5%から8%に引き上げられ、これに伴い、日用品や電車・バス・タクシー運賃、電気・ガス・水道など公共料金も実質値上がりし、国民生活に大きな影響を及ぼした。経済負担の増加を目の当たりにし、生活者の金銭感覚は一層シビアに。税について考えさせられる1年となった」とコメントしている。 消費税増税に加え、「GDPの落ち込み」「税金の有効な使い方を決める側であるはず