研究データ管理のための資金源の長所と短所:米国の事例 研究データの管理(Research Data Management,以下RDM)は,近年,研究にとって必須なものと認識され,米国のいくつかの研究図書館は,研究者や大学からの要望を受け,これを新しい役割として積極的に担うようになってきている。一方で,この事業のために追加の予算や人員が認められることは稀である。 このような課題認識のもと,2016年1月,OCLC Researchが,“If You Build It, Will They Fund? Making Research Data Management Sustainable”と題する報告書を公開した。報告書では,米国の研究図書館がRDMを実施する際に考え得る7つの資金源をあげ,その長所と短所について次のようにまとめている。 (1)組織からの予算措置 組織から予算を獲得することで,
A workshop bringing together representatives from KE partner countries to share national perspectives on ORCID & ISNI 22 June 2015 - 23 June 2015, 12:00 - 14:00, London, UK Knowledge Exchange Workshop: Researcher Identifiers - National approaches to ORCID and ISNI implementationMore and more countries are making collected efforts to provide ORCID identifiers for their researchers and are encouragi
Main Content Home ProgramsJournal-Flipping Project Top Journal-flipping report open for public comments March 15, 2016 Last year (April 2015) the Harvard Library Office for Scholarly Communication issued a request for proposals to write "a comprehensive literature review on methods for converting subscription-based scholarly journals to open access." In June 2015 we awarded the contract to David S
大学図書館における学術コミュニケーション機能の組織配置 2015年11月18日,米国のIthaka S+Rが,大学図書館における学術コミュニケーション部署の組織配置に関して調査し,レポート“Office of Scholarly Communication: Scope, Organizational Placement, and Planning in Ten Research Libraries”を公開した。このレポートは,Ithaka S+Rがハーバード大学の依頼を受け,大規模な大学図書館における基礎情報を収集すべく,米英の11の図書館等を対象に,電話調査等を行った結果をまとめたものである。なお近年,学術コミュニケーションの変容という文脈でオープンアクセス(OA)が挙げられることが多いが,本調査の対象にはOA方針を採択していない大学の図書館も含まれる。また,スタンフォード大学は調査対
出版社Wileyの日本法人が、医学・看護・獣医学分野の出版物について、役立つ新鮮な情報をお届けします。 日本で8月に最もよく売れたWileyの医学・看護・獣医学書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。 1位 Shimizu’s Dermatology, 2nd Edition Hiroshi Shimizu ISBN: 978-1-118-78117-3 Paperback / 664 pages / December 2016 世界的な皮膚科医として知られる北海道大学・清水 宏教授の『あたらしい皮膚科学』は、皮膚科学の総合的な教科書として初版・第2版とも大成功を収めました。その初版を基にして、英語版 Shimizu’s Textbook of Dermatology が2007
日本で8月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。 1位 Sequence Stratigraphy Edited by Dominic Emery, Keith Myers ISBN: 978-0-632-03706-3 Paperback / 304 pages / August 1996 地層学の有力な手法として近年急速に重要性を増した「シーケンス層序学」に関する古典的教科書です。British Petroleum (BP) で使われた研修用教材を基に編纂されたもので、シーケンス層序学の基本的な概念とテクニック、応用法を解説します。 2位 Advanced Analysis of
研究評価における評価指標の役割:HEFCEの報告書より 近年,競争的な研究開発環境の創出や効率的・重点的な資源配分,社会への説明責任の履行を目的に,研究者等を対象とした研究評価が一層求められており,より効率的・効果的な評価手法の模索が続けられている。主要な研究評価手法としてピアレビューが広く採用されているが,レビュアーのバイアスや評価にかかるコスト削減が課題となっている。また,ビッグデータによる分析が可能となったことを受け,ピアレビューに代わる,より低コストで効率のよい計量的な評価手法への期待が高まりをみせている。しかしながら,指標が依拠する前提や限界をよく理解せずに誤用するケース(例えば,本来学術雑誌の評価指標であるインパクトファクターを研究者の評価に用いるなど)が散見される。 英国高等教育助成会議(Higher Education Funding Council:HEFCE)は,上記の
英国全域の録音資料を明らかにする試み‐BLが調査報告 2015年1月,英国図書館(BL)は英国全域の録音コレクションから稀少かつユニークな音源を保存するとして,“Save Our Sounds”プロジェクトを始動した。1月から5月にかけて英国内に点在する録音資料を把握するための調査が行われ,2015年10月,報告書“National Audit of UK Sound Collections”が公開された。 調査の主な結果は次のとおりである。なお,詳細な回答内容は,“Directory of UK Sound Collections”として別途発行されている。 学術機関,団体,企業,個人コレクターを対象に調査を行い,488の所蔵者から3,015のコレクションについて情報が寄せられた。 回答者のうち36%が図書館・文書館で,個人も18%を占めているが,放送局やレコード会社からの回答は少なかっ
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