京都女子大学図書館(京都市東山区)で1月9日、同校文学部史学科の坂口ゼミが制作した「伝えたい記憶-写真に見る京都・馬町空襲被害地図-」の展示が始まった。 展示の様子 1945(昭和20)年1月16日の米軍による空襲の被害を伝える14点の写真と、撮影された場所や被害状況、考察を地図にまとめた同展示。写真はこれまでの史料に加え、写真店を営んでいた故村中秀光さんの「空襲」と書かれたネガのフィルムケースから見つかった新資料も含まれる。写真は同校日本史科の坂口満宏教授が村中さんの孫の村中修さんからデータの提供を受けた。 坂口ゼミでは昨年9月から写真に写るポストや看板、稜線(りょうせん)、影の位置などを手掛かりに撮影場所を推定。実際に足を運び、似た地形を探したこともあるという。そうした情報を100字程度で説明文を添えて整理した。 馬町空襲を伝える史料として知られる故長谷川哲也さんの写真と別地点から京都
コワーキングスペース「Impact Hub Kyoto」(京都市上京区油小路中立売甲斐守町)で1月11日、京都大学公共政策大学院の「地方行政実務」の公開授業が行われた。 地方行政の実務を、実践を交えて学ぶことを目的に京都府が提供している同企画。 これまでの授業は、府と市の職員を招いての府市協調事例、公開されている統計データやそれらを視覚化するBIツールを使い方、議論の「場作り」のためのファシリテーション方法などを学んだ。 この日は、冒頭で「図書館」「就労支援」「公営住宅」「中小企業支援」の4テーマについて、何をディスカッションするか学生が論点を説明した。就労支援チームは就労支援機関、「京都ジョブパーク」の立場で、北部の医療分野など有効求人倍率が高い特定の地域・業種の人手不足をどのように解消するのかという課題を指摘した。その後、各チームで、メリットやデメリットを考えたり、話しを具体化したりし
京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)で現在、10月29日に行う「京都ハロウィンコスプレ-百鬼夜行2017-」の参加者を募集している。 11月には開館11周年を迎える同館 今年4月に養老孟司さんの後任として館長に就任した荒俣宏さんが、妖怪が多く住む京都にちなんで発案した同企画。 当日は、日本の妖怪や西洋の妖怪(魔女や吸血鬼、モンスターなど)の仮装をして同館から二条城まで練り歩き、二条城「唐門」で写真撮影をして同館まで戻る。荒俣さんもコスプレで参加する予定。 完成度や演技力、オリジナリティーなどの観点から荒俣さんが審査委員長となり、京都ハロウィーンコスプレ賞を選ぶ企画も用意する。 同館広報担当の中村浩子さんは「荒俣館長が何に変身するのかは当日のお楽しみ。荒俣館長に妖怪ぶりを見てもらえる機会なので、とっておきのコスチュームを披露してほしい」と
今年開館5周年を記念して始まるプログラム。下村実館長が案内するツアーやイルカのプログラムの舞台裏を見学する「イルカに大接近」、大水槽の上のキャットウオークを歩けるツアー、オオサンショウウオやチンアナゴなどへの餌やり体験など8種類を新設する。 館長と一緒に館内を歩く土曜・日曜限定の「京都水族館裏側まるごとツアー」(ランチ付き、4,000円)では、内陸部に位置する同館ならではの人工海水の水処理機械室や、京都大学との共同研究が行われているイルカラボ(水中バックヤード)などをめぐる約2時間のコース。 「イルカに大接近」(土曜限定、3,000円)では、イルカパフォーマンスが始まる前の舞台裏を案内。給餌室でエサを用意する様子やスタッフが本番に向けて打ち合わせをする様子を紹介。パフォーマンス後には、ステージに上がってイルカに触れる体験も用意するほか、イルカと間近での記念撮影も行う。 大水槽のバックヤード
「折田先生像」は、京都大学の二次試験になると設置される像。この像は、同大学の前身の一つ旧制第三高等学校の初代校長を務めた折田彦市像を模したもので、元の像は落書きなどのいたずらにより1997年に撤去された。2000年頃からアニメや企業のキャラクターをモチーフにした像が「折田先生」として作られ、この時期に設置されるようになった。 新たに置かれるようになった像は、元の像が折田彦市の説明と「この像を汚さないで下さい」という看板を設置したことにならい、同様に看板を立てるのが通例になっている。 今年お目見えした像は芸人のコウメ太夫を模したもので、隣には京都大学ではなく「京都太夫」からの「告示」看板も立っていた。受験生を待つ保護者も「これも何かのネタなんだろうね」など話しながら写真に収めていた。 この日不動産会社のバイトをしていた同大学3回生の桐畑誠さんは像について「早朝に素早く設置されると聞いたことが
京都国立博物館、「Google Arts & Culture」参加 所蔵品120件、200点の画像提供 同サービスは、インターネット上で美術作品が高解像度のデジタル画像が見られるもので、世界70カ国以上、1200施設が参加。日本でも東京国立博物館や国立西洋美術館、手塚治虫記念館など65施設が参加している。iPhone、Androidに対応したアプリ版も配信されている。 サービスでは同館が所蔵する文化財や作品・120件画像200点が見られる。絵画から彫刻、金工、書跡、漆芸、染色、考古といった各分野の研究員が選んだ国宝指定の「釈迦金棺出現図」、重要文化財の俵屋宗達「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」なども含まれる。 「寺社ゆかりの名宝」「着物と染色」などの切り口で紹介する24の「展示」コンテンツを作ったほか、画像を人気順(閲覧数の多い順)のほか、色ごとや時系列に並べたり、キーワードで検索できたりする。作
下鴨神社で現在、「下鴨神社 糺の森の光の祭」が行なわれている。主催は同神社と「W media」(東京都渋谷区)。 境内の様子 糺の森の中の参道沿いの木々がライトアップされる「呼応する木々」と楼門内に光る球体を設置する「呼応する球体」を展示する。糺の森全体と楼門内をライトアップした初の試み。参道のライトや球体は、デジタルアート集団「チームラボ」が手掛けた。 木々の光は、それぞれ自律しており、木々の光は、人や動物が近くを通ると、音が鳴り光の色が変化する。光の色は周辺の木々のライトにも情報が伝わり次々と変化する。 土日には、下鴨神社楼門内に40個の光の球体が出現する。振動を感知するセンサーが球体内に入っており、人がたたいたり何かにぶつかったりして衝撃を受けると、光の強弱と色を変化させ、色特有の音が鳴る。糺の森のライトと同じように、周りの球体も呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせながら、次々にま
藤井大丸(京都市下京区四条寺町、TEL 075-221-8181)に8月5日、期間限定のアイスキャンディー店「京都本くず氷」と「SHONAN POPs」がオープンした。運営はmashup(東京都渋谷区)。 ポップアップ店舗 「オーガニック&ナチュラル」をテーマにしたアイスキャンディーブランド展開する同社。奈良で400年の歴史を持つ吉野葛本舗 黒川本家」の吉野本くずと和素材を組み合わせた商品を展開する。今年1月には新ブランドとなる「京都・本くず氷 清水店」(京都市東山区)をオープンした。 期間限定店では、清水店で提供しているフレーバーの中から「生八つ橋」「宇治抹茶」「フランボワーズぜんざい」「フルーツポップス」(以上500円)を用意。本くずを使うため透明度が高く、フルーツが見える「フルーツポップス」は写真映えすることもありSNSに投稿する人も多いという。「最近改良を加え、イチゴからフランボワ
ニューヨーク発のブラウニー専門店「ファットウィッチベーカリー」の日本初の路面店「ファットウィッチベーカリージャパン京都受け取り処」(京都市左京区下鴨東半木町)が6月11日、オープンする。運営はリボン食品。 京都受け取り処オリジナルグッズ 同店は、通信販売で予約した商品を受け取る場所として「受け取り処」と名付けられた。スタンダードなブラウニーとキャラメル、ドライチェリーが入った「レッド」など6種類のブラウニーを詰め合わせた「NYオリジナル」(1,836円)などのブラウニー商品は予約販売のみ行う。前日14時までに予約すれば、翌日に商品を受け取ることができる。 京都出店を記念して、ユズや抹茶など、日本の食材を使ったブラウニー4種を詰め合わせた「京都箱・緑」(1,620円)など、同店での受け取りが条件となる限定商品も販売する。 「受け取り処という形態にしたのは行列や品切れなどのストレスなく商品を届
春画は、性的な事柄と笑いの同居した芸術性の高い肉筆画や浮世絵版画の総称で江戸時代には「笑い絵」とも呼ばれる。大名や武士、庶民までが楽しまれたが、明治期から恥ずべきものとして秘匿されるようになった。25年前から無修正で出版はされていたが、日本では春画だけの展覧会は行われてこなかった。 昨年、東京・永青文庫で行われた展示では、3カ月弱で約21万人が来場するなど大きな反響を呼んだ。京都展では、その後見つかった作品など同会場限定の12点を含む全135点を展示。新たに春画のルーツを探るコーナー「京都と春画」も設けられた。伊勢神宮に奉仕するため、潔斎(けっさい)していた済子女王と、警護の武士・平致光の平安中期の密通事件をモチーフにした「小柴垣草紙絵巻」の模本など嵯峨・野々宮を舞台とした作品や、京都の絵師・西川祐尹の作品が京都限定で並ぶ。 同実行委員長の淺木正勝さんは「明治以来、春画だけの展示ができなか
京都市内で10月10日、田中姓の人だけが参加できる街歩きツアーが開催された。主催は、京都の歴史や文化をテーマにしたガイドツアーや体験イベントを企画している「ことぶら」。 代表の田中英哉さんとガイドの田中亜美さんが「田中同士で何か面白いことをしたい」との思いから企画した。9月に第1回を行った同ツアーは好評で、今回が2度目となる。 京都で1番多い名字は「田中」で、およそ4万2千人いると言われており、全国でも4番目に多いという。この日のツアーには京都、大阪、神戸などから9人の田中さんが集まった。 「移動中に参加者とコミュニケーションを取って、1人だけ紛れ込んだ偽物の田中さんを探し当ててほしい」と代表の田中英哉さん。ツアーは出町柳駅からスタートし、全国にいくつかある田中姓の祖と言われている地域の一つ、元田中エリアにある田中神社(左京区)を参拝。ガイドの田中亜美さんは「田中神社の周辺には、田中一族が
京都市中心部で9月22日、「京都市明細図」を使った街歩きが開催された。主催は地元の人がガイドを務めるミニツアーを運営する「まいまい京都」。 京都府立図書館総務課の福島幸宏さんのガイドで巡る同ツアー。「京都市明細図」は、福島さんが府立資料館に勤めていた時に発見した291点からなる地図。1927(昭和2)年ごろに「大日本聯合火災保険協会」が作成したもので、同図には戦後1951年までの情報が手書きで彩色や加筆されているのが特徴。ツアー参加者には、ルート沿いの明細図のコピーが配られた。 ツアーは四条烏丸の商業施設、「COCONKARASUMA(ココンカラスマ)」からスタート。1938年(昭和13年)に建てられた旧丸紅京都支店として知られる「大建ビル」で、現在も南側に当時の外壁を残す。1945年にGHQが接収。西日本の拠点となった。指揮を執ったのはウオーター・クルーガー陸軍大将。四条東洞院の日本生命
2013年から改装を行っていた商業施設「京都BAL」(京都市中京区河原町通三条下ル山崎町)が8月18日、3日後に迫った21日のグランドオープンに先駆け、内覧会を開催した。運営は中澤(中京区)。 6階に出店したRon Herman(ロンハーマン) 2年7カ月年ぶりのオープンとなる「京都BAL」は、敷地面積850坪、地下2階から地上6階の大規模建て替えを実施。外観はアメリカの古い建物を、内観はホテルをそれぞれイメージ。通常であれば100店舗以上は出店できる売り場面積に、出店数33店に厳選するなど、「上質なショッピング体験」をコンセプトに掲げ、ゆったりとした空間づくりを目指した。 館内には、関西初出店となる、雑貨や生活用品を扱う「TODAY’S SPECIAL(トゥデイズスペシャル)」、ロンドン発の雑貨店「THE CONRAN SHOP」や、10年ぶりに京都河原町に戻ってきた書店「丸善(まるぜん
京都府内の子育てに関連するNPO法人17団体と共同開発した同アプリ。乳幼児などの小さな子どものいる家庭では、「授乳室やトイレの場所がわからないなど」の不安から、子連れでの外出や出産後の新たな交友関係づくりが難しいという声を受けて開発。ネーミングは公募で「お守り」と「電子マップ」を合わせ、「まもっぷ」となった。 アプリでは、幼児用トイレやおむつ替えや授乳スペースに加え府が進める「子育てパスポート」協賛店の特典など約8000スポットを掲載。GPS機能に対応しており、外出時に最寄りのスポットを検索できるようにした。ユーザーによる情報の提供や、フェイスブック連携によるコメントやシェアもできる。本年度の登録者数は1万5000人を目標にしている。 アプリは日本小児科学会のデータベースと連動し、医療情報の提供も行う。全国統一の児童救急電話相談#8000に簡単に電話ができる機能も持たせた。 京都府健康福祉
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