県内の自治体がマイナンバーカードを活用して住民サービスを拡充している。立山町はカードで本を借りられるロッカーを設置し、朝日町はカードに現金を貯められる「チャージサービス」の導入を決めた。いずれも全国初となる。 立山町は立山図書館にカード利用者に本を貸し出すロッカーを設置した。カードをかざすと鍵が開き、オンライン予約した本を受け取ることができる。図書館の開館時間外でも、富山地方鉄道五百石駅の営業時間内なら利用が可能で、町は利用者の増加に期待している。 ロッカーは五百石駅と一体の立山町元気交流ステーション内の図書館前に設置した。使用するには図書利用カードを作り、マイナンバーカードとひも付けする。開錠はどちらのカードでも可能で、本を受け取った日から2週間の貸し出しとなる。返却も可能となっている。利用可能時間は午前5時半~午後11時半。 町はマイナンバーカードを活用した行政サービスの利便性の向上を