コンピュータの誕生 コンピュータは日本語では電子計算機と呼ばれます.最初のコンピュータはなにかという点については様々な議論があるのですが,一般的には1946年にペンシルバニア大学で公開されたENIACとされています.ENIACは弾道計算のために開発されたもので,人手では時間のかかる計算を高速に行えるようにすることを目指した,まさしく計算機でした.それまで計算機は歯車の組み合わせなど機械的な仕組みで作られていましたが,開発者の一人であるモークリーが,真空管を用いることで故障も少なく高速に計算を行える計算機ができるというアイデアを得て,電子計算機の誕生となったわけです. 一方,現在のコンピュータはノイマン型と呼ばれるもので,世界最初のノイマン型コンピュータということになると1949年英国ケンブリッジ大学で開発されたEDSACと言われています.EDSACは,ノイマン型の名前の所以となった数学者フ