中国軍で東シナ海を所管する東部戦区は、8日も台湾周辺の海域と空域で軍事演習を実施したと発表しました。 中国軍は当初、台湾周辺での「重要軍事演習」を7日まで行うと予告していましたが、演習をさらに継続することで台湾側に揺さぶりをかけ、圧力を強めるねらいがあるとみられます。 中国軍で東シナ海を所管する東部戦区は8日、台湾周辺の海域と空域で軍事演習を実施したと発表しました。 8日の演習は、敵の潜水艦や海上での攻撃を想定したものだとしています。 中国軍は、アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に反発して、7日までの4日間の日程で、台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で「重要軍事演習」を行うと予告し、台湾国防部は期間中、多数の中国軍の航空機や艦艇が台湾海峡の「中間線」を越えて活動したと非難していました。 中国軍はこの演習を予告どおり終えたかどうかは明らかにしていません。 中国軍としては演習の終了
米国のペロシ下院議長の台湾訪問に反発した中国が台湾周辺で軍事演習を始め、マスコミには「台湾封鎖」という大見出しが躍っています。しかし、マスコミが大きく取り上げるのは致し方ないにしても、専門的には整理する必要があります。騒いでいるだけでは、中国の掌の上で操られ、本当に必要な防衛力整備の目が曇ることになりかねないからです。 確かに中国はあたかも台湾を海上封鎖するかのように台湾本島周辺に演習区域を設定し、弾道ミサイル9発を撃ち込み、うち5発は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下しました。しかし、これが実際の軍事対立であれば、海上封鎖ではなく戦争なのです。 考えればわかることですが、1962年の米国とソ連の間のキューバ危機を見るまでもなく、海上封鎖は戦争と和平を分ける分水嶺の位置づけにあります。このときは、ケネディ大統領の断固たる姿勢の前にフルシチョフ書記長がキューバへの核兵器の搬入を断念し、世界
米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾を訪問した。これについて「安定を損なう」「対立を激化させた」といった批判が出ている。だが、そんな言説こそが「平和ボケ・日本」の勘違いではないか。こちらの基準で相手を判断すれば、かえって平和が危うくなる。 【写真】習近平、ついに“自滅”か…アメリカの論文が予想した中国「大崩壊」の末路 今回の訪台について、中国は「これでもか」というほど激しい言葉で、けん制した。先週も紹介したが、中国外務省は「主権と領土の一体性を守るために、断固として強力な措置をとる」、国防省は「人民解放軍は、けっして座視しない」と警告した。 習近平総書記(国家主席)自身も7月28日、ジョー・バイデン大統領との電話会談で「火遊びをすれば、やけどする」と脅した。セリフ自体は目新しくない。だが、8月1日が中国人民解放軍の建軍記念日だったことも考えれば、偶発的な衝突が起きる可能性もゼロとは言えなか
中国軍は4日、台湾を取り囲むように大規模な演習を始め、台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射しました。 弾道ミサイルの一部は日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下しましたが、中国側は「両国は関連海域で境界を画定しておらず、演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」と主張しています。 中国軍は4日、台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で「重要軍事演習」を始め、台湾東部の海域に向けて複数のミサイルを発射したほか、台湾海峡に向けて長距離の実弾射撃演習を行ったと発表しました。 これについて、台湾国防部は、中国軍が4日、台湾の北部や南部、それに東部の周辺海域に向けて11発の弾道ミサイルを発射したと発表しました。 日本政府は発射された弾道ミサイルのうち、5発が日本のEEZの内側に落下したと推定されるとして中国側に抗議しました。 日本側の抗議に対し、これまでのところ中国政府の
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アメリカのペロシ下院議長が2日夜、台湾に到着しました。ペロシ議長は大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位の要職で、台湾訪問に中国政府は強く反対していて、地域の緊張がいっそう高まることが懸念されます。 アメリカのペロシ下院議長は2日夜、専用機で台北の空港に降り立ち、呉※ショウ燮 外交部長らの出迎えを受けました。 ※ショウは「かねへん」に「りっとう」 台北にあるアメリカの代表機関「アメリカ在台協会」によりますと、ペロシ議長は3日まで滞在し、台湾の指導者らと米台関係や平和・安全保障問題などについて意見を交わすということです。 台湾メディアはペロシ議長が蔡英文総統らと会うと伝えています。 ペロシ議長は大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位の要職で、アメリカの現職の下院議長が台湾を訪問するのは1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりです。 「台湾は中国の一部だ」と主張する中国政府は、ペロ
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