ESP32 を使った WiFi 温湿度計を単3乾電池2本で約4ヶ月の長期間動作させることができたので紹介します. 動作実績 今回作成したセンサーは,真冬の屋外設置で 2017/11/22 ~ 2018/3/24 の約4ヶ月間動作しました. その期間の温度および乾電池の電圧の変化は次のようなりました.途中,0 ℃以下になる期間もありましたが,動作を継続できています. 動作を停止する直前の様子を次に示します.温度変化に呼応して乾電池の電圧が変動し,温度が 7 ℃くらいに落ちたタイミングで力尽きていました. 暖かい季節や室内設置であればもう少し持ちこたえられそうな感じです. デバイス構成 今回,長期動作が確認できた WiFi 温湿度計は次のような構成になっています.屋外にも設置することを想定しています. 昇圧コンバータ TPS61291 を使った乾電池2本駆動 センサーを屋外に配置したかったので
はじめに ESP32 は消費電力が少ない IC ですが,CPU 周波数を 80MHz ほどに落としても少なくとも 20mA 程度は流れます.単三アルカリ乾電池だと約 2000mAh なので,2個使いだとざっくり 2000 * (1.5*2 / 3.3) / 20 / 24 = 3.8日で空になってしまいます. 一方,ESP32 には,低消費電力で動作する ULP (Ultra Low Power) コプロセッサが内蔵されています(下図赤丸). ULP は 8MHz で動作するシンプルなプロセッサで,4 つの 16bit レジスタと 30 程度の命令を備えています.CPU を deep sleep にした状態で動かすことができます. そのため,消費電力に対する要求が非常に厳しい条件でも ESP32 を活用できるようになります. 今回は,ULP を使って,高性能な温湿度センサである SHT-3
スイッチサイエンスさんのESP-WROOM-02開発ボード「ESPr Developer」とAmbientで温度、湿度などを周期的に測定する環境モニターを作ります。 実現方法 マイコンボードはESP-WROOM-02開発ボード「ESPr Developer」を使います。コードレスにしたいので、電池駆動とし、データーをWi-Fiで飛ばします。 測定する環境データーは、まずは手頃なところとして気温、湿度、気圧、照度を測ることにしました。気温、湿度、気圧はBosch製のBME280というセンサー一つで測定できます。照度はNJL7502Lというフォトトランジスターを使います。将来は風速、風向、雨量なども測定してみたいですが、それは後の課題とします。 スイッチサイエンスさんの「ESPr」シリーズにはBME280の載った「環境センサシールド」という、まさに環境モニターのためのセンサーボードがありますが
実際に配線が合っているかを確認する。 I2CScannerをESP32用に改造して実行する 配線したら、まずはI2Cのモジュールのアドレスを確認します。 Arduino.ccに、i2cscannerというツールのソースコードがあります。 これを使うと、見つかったi2cのモジュールのアドレスが分かります。 http://playground.arduino.cc/Main/I2cScanner ここに挙がっている I2CScanner を実行し、デバイスが存在するか確認する。 ただし、Arduino用なのでESP32用に Serial.begin(9600); から Serial.begin(115200); に書き換える。 // -------------------------------------- // i2c_scanner // // Version 1 // This pro
構成 部品 BLE、WiFi内蔵マイコンボード ESP32-DevKitC 安い! LEDテープ (Dotstar) ESP32 Arduino環境準備 ここではArduino IDEでESP32のプログラミングを行います。Arduino IDEでの開発用ソースがインストール方法と共に以下にアップされています https://github.com/espressif/arduino-esp32 Macの場合は以下の記事が参考になります。 Blynk設定 新規プロジェクトを作成します。HARDWRE MODELはESP32 Dev Boardを選択。CONNECTION TYPEはBLEを選択。AUTH TOKENはArduinoコード生成時に使用します(メールで送信されます)。 BLEとzeRGBaウィジェットを配置 zeRGBaウィジットでLEDの色を設定できるようにします。 OUTPU
ジャンパーワイヤー等 接続方法 ESP32-DevKitC の場合、GitHub のArduino core for the ESP32 の以下のページにピンアサインがあります。 https://github.com/espressif/arduino-esp32 これによると、SPI 通信は HSPI 端子と VSPI 端子がありますが、Arduino core for the ESP32 の SPI ライブラリでは何故か VSPI アサインになってしまいます。 そもそも、私自身、HSPI と VSPI の違いが分かりません。 ネットでいろいろ調べてみても、ちゃんと説明しているサイトは殆どありません。 これは謎です。 ということで、VSPI アサインで以下のように接続します。 ただ、今後 SD カードも同時に使うことを考えて、それと競合しないようにピンアサインしました。 SCLK と M
話題のESP-WROOM-02にシリアルカメラモジュールをつないで,写真をWi-Fiでサーバに定期的にアップロードするネットワークカメラにしてみました.Wi-Fiと5Vの電源さえあれば単体で写真をサーバに送信できます. シルバーウイーク中にハッカソン的なことをしてたので,初日にハッカソンの様子を記録する定点観測カメラとして制作しました.そのときのメモです.もう少しちゃんとまとめたいですが,あまり寝かせるとお蔵入りしてしまいそうなので一旦公開. WiFiモジュール: ESP-WROOM-02 カメラ: Grove-シリアルカメラキット どちらも秋月で購入しました.Amazonでも買えます. 技適マークついてて,Wi-Fi喋れて,マイコンとメモリも載ってるモジュールです. Wi-FiにつながってTCP/IPスタックまで載ってるコンピュータが550円な時代すごい.やばい. ESP8266 MCU
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