東京電力福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒の解体作業について、今月20日に作業に取りかかる予定でしたが、模擬の装置で確認したところ、クレーンの高さが足りないことがわかり、日程がずれ込むことになりました。東京電力は、作業開始の時期は未定だとしています。 福島第一原発の1号機と2号機の建屋の隣には、事故で、内部に高い濃度の放射性物質が付着している高さ120メートルの排気筒があり、地元の協力企業が今月20日から解体作業に取りかかる予定でした。 しかし、11日、模擬の解体装置をクレーンでつるして確認したところ、クレーンが作業で必要な高さよりも1.6メートルほど足りないことがわかったということです。 東京電力によりますと、設計上は余裕があったものの、クレーンのアームの角度に誤差が生じ、想定よりも低くなったことが原因とみられるということです。 今後、福島第一原発の構内に保管されている部材