その1より続くマンガ「AIの遺電子」で知られる山田胡瓜(やまだきゅうり)先生のインタビュー。今回は、主にTwitterなどのネットサービスが人に幸せをもたらしているのかを聞いていたところ、「幸せマトリックス」という不穏(?)なワードが飛び出しました。 ネットマナーとしてみんな心に優しさを ──このインタビューはSF作品が少し先の未来を予見している側面があると思い、昨今の技術にも詳しい胡瓜先生の脳内を知りたいというのが動機のひとつだったりします。 山田 SF作家もいろいろだと思います。僕は現実のテクノロジーから発想して未来はこうなっていくんじゃないかと広げるタイプですが、「こういうSFに対して自分はこうだと思う」とSFの世界での「お約束」を拡張していくタイプもいます。だから自分の漫画を読んでくれれば、10年後ぐらいに「こういうことだったのか」と思う点もあるんじゃないかと思います。 ──今らか