4月17日、26時のマスカレイドが発表するなど、2020年初頭からの新型コロナウイルスのまん延を受けて活動休止・解散するアイドルグループや、グループからの脱退・引退を決めるメンバーが後を絶たない。そして、過日、そんなアイドルシーンの移り変わりをデータ化し、アカデミックの現場で発表したアイドルがいる。元・回せ!グルーヴ開発部(以下「回グル」)の雲野ぼんさんだ。
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 埼玉大学 小林研究室の研究チームが開発した「Enhancing Multimodal Interaction Between Performers and Audience Members During Live Music Performances」は、ライブコンサートに参加する演者と観客との一体感を向上させる双方向支援システムだ。 演者の動きが観客のペンライトへ振動や光で伝わり、観客の振ったペンライトの動きが演者の衣装を光らせる。観客はお気に入りの演者と同期した状態で応援できるという。
アンジュルム・川村文乃 日本9人目・女性初「1級マグロ解体師」合格 3枚 「日本初」の称号を得たアイドルがいる。ハロー!プロジェクトの人気グループ・アンジュルムの川村文乃(22)だ。このほど、全国でわずか8人しかいないという超難関の「1級マグロ解体師」試験に合格したことが判明。日本で9人目、女性では初の免許取得者となった。愛らしい笑顔からは想像もつかない豪快な一面を引っ提げ、アイドルとしてのさらなるパワーアップを誓った。 高知出身で、小学時代には魚のPR活動をするなど海の幸に親しんだ。カツオをさばくことが特技で「いつかマグロをさばいてみたい」という願望があり、コロナ禍を機に「勉強してみたいな」と一念発起した。 マグロ解体師は3級からあり、1級のみ公認の解体ショーが行える。威勢の良い口上も合格の条件だ。1年近くオンライン受講で部位や特徴、口上の仕方を勉強。実技は1日約8時間もの講習に挑んだ。
誰かの「やめた」ことに焦点を当てるシリーズ企画「わたしがやめたこと」。今回は、タレントのぱいぱいでか美さんに寄稿いただきました。 でか美さんがやめたのは、誰かを見返すためにコンプレックスを解消しようとすること。そして、その後コンプレックスと向き合う上で過度な「写真の加工をやめた」こと。 自分の中でコンプレックスを解消するためにやっていたことが、気付けば「コンプレックスを浮き彫りにさせていた」というでか美さん。 体験を経て気付いたことは「コンプレックスがあってもいい」「無理に完璧になろうとしなくてもいい」ということだったそうですーー。 *** くっそー!見返してやる! ドラマや漫画なんかでよく聞く台詞のようで、実は現実でも使われがちなのではないでしょうか。信じてた人から裏切られた時、好きな人に振られた時、ライバルに負けた時、理不尽な目に遭った時、などなど。わざわざ口に出す人はいないけど心の中
30年近く生きていると「驚く」という体験をすることがそれなりに多くある。 一口に驚くといっても大まかにはふたパターンあり、衝撃的に、強く短く感じる驚きと、じわじわと効いてきて、気づいた時にハッとするパターンの驚きがある。 私が18歳からずっと同じ芸能界という広いようで狭い世界にいて、長年お世話になった事務所を辞めてから、ふと(ボイストレーナーになりたいという願望こそあったが)これからどうしようと考えた時、未来へ繋がる自分の可能性の枝葉の少なさに驚いた。これはふたパターンのうち、後者のじわじわ驚いたパターンだ。 絶望を少々孕んだ驚きを、思考を整理しながら噛み締めていくのは、とても苦い気持ちになった。 だって、十数年間必死に磨いてきたスキル【ダンス・歌・ルックス・バラエティ能力】はいってみればかなりニッチである。番組や握手会で鍛えた瞬発力は何かに役立ちそうだが、あとは度胸とかやりきる力とか、精
紅白に出場し、縄跳びダンスで世と間を賑わせ話題になったNiziU。全員が日本人のグループだ。 「メディアのゴリ押し」「TV作られた人気」「金積んだ」といろいろ言われてるが、 そこには流行の発信地と朝のテレビの特性など、いろんなものが重なって断絶が起こっている。 最初に火がついたのはそもそも主婦層だった2020年の1月にオーディション番組「Nizi Project」は、朝の番組スッキリ内でHuluコンテンツのダイジェストとして始まった。使い回しの映像だ。 9時台というのは、ワイドショー番組の主要なニュースの解説が終わり、収納術だの料理の裏技だの無味無臭なコーナーが流れるか、小さな特集や密着取材が流れるような時間だ。 この時間にTVをつけてる主婦層は、基本的に朝のチャンネルは固定している。 多少興味のないコーナーがあっても、ゴールデンタイムとちがってわざわざザッピングすることもない。 50代以
「メンバーが息切れしてるサインは、これやね」 「88点の仕事を、88点って言っちゃダメ」つんく♂が語り尽くす“伸びる若手”の共通項 社会人になって数年たったR25世代のビジネスマン。後輩ができたり、ちょっとしたチームのリーダーを任せられたりする機会も増えてきます。 でも、いわゆる「マネジメント」なんてしたことないから、どうしたらいいのかわからない! 今回は、そんな悩みを、この超大物に相談する機会に恵まれました。 【つんく♂】1968年生まれ。大阪府出身。1992年、「シャ乱Q」でデビュー。「シングルベッド」「ズルい女」「いいわけ」などのヒット曲を発表する。1997年より「モーニング娘。」のプロデューサーとして活動。その後、「ハロー!プロジェクト」にて多くのグループのプロデュースを務める。2020年には絵本『ねぇ、ママ?僕のお願い!』(双葉社)をプロデュース。また、オンラインサロン「つんく♂
私はとある女性地下アイドルにのめり込み、そして彼女は2019年8月、そこそこ突然に卒業した。「私のアイドル生活はこれで終わりにします」という言葉は嘘ではなく、それから5か月、何の音沙汰もなかった。 こちらといえば毎日彼女を想い、待ち受けの彼女の写真を眺め、そんな状況でとうてい新しい推しアイドルなど出来るはずもない。上記で一度行った以来所属していたグループのライブからも足が遠のき、これといった趣味もなく「楽しくない日々」の繰り返しだった。 元グループといえば、迎えた新メンバーが12月半ばにて諸般の事情により脱退していた。新たなメンバー募集が始まり、その選考が決まるまでは、残った2人体制での活動を余儀なくされていた。 しかし、そこには問題がある。1月某日に控えた、そのグループのワンマンライブである。 一応説明すると、地下アイドルのワンマンライブとはそう頻繁に開催できるものではない。基本的に週4
年齢を重ねていき、徐々に職場での立ち位置が「プレイヤー」から「管理職」に変化していく人も少なくありません。ただ、「初めて部下ができたけど、注意の仕方に悩む」「できる後輩の姿を見ると焦ってしまう」ーーそんな職場の後輩との接し方に、迷ってしまうことはありませんか。 そこで今回お話を伺ったのはモーニング娘。OGの道重さゆみさん。モーニング娘。のメンバーとして13歳でデビュー後、8代目リーダーとしてグループを牽引。卒業後、約2年4カ月の芸能活動休業期間を経て、現在はソロアーティストとして活躍中です。リーダー就任期間中、同僚のメンバーは年下ばかりだった道重さん。そんな彼女にやわらかに後輩に接するコツについて聞きました。 また道重さんは「ソロになってからは、生活も心境も完全に変わりました」とも語ります。令和元年に30歳を迎えた道重さんに、年齢を重ねることについての正直な気持ちについても伺いました。 ソ
11月頃から、渋谷、新宿、池袋など、都心のターミナル駅を歩いていると、多数のタレントの顔写真を使った「応援広告」が目に入ってくるようになった。 交通広告やデジタルサイネージ広告など形式は多様だが、これらの共通点は、テレビ局や芸能事務所ではなく、一般のファンが出稿したものだということ。一般人がこれだけ大きな広告を出すという発想は、かつて日本にはほとんどなかったのではないだろうか。 日本に「応援広告」が持ち込まれたのは、IZ*ONEらを輩出した韓国の人気アイドルオーディション番組『PRODUCE』シリーズの日本版『PRODUCE 101 JAPAN』がきっかけだ。11日19時から、TBS系地上波で最終回がオンエアされる。 101人の練習生の中から視聴者投票の結果、上位11人がアイドルグループのメンバーとしてのデビューが決まる(締め切りは11日朝5時)。そこで“推し”をなんとかデビューさせようと
セリア(100円ショップ)に行ったらカレンダーが売ってた。 あ、これアレだ。最近よく見る……。「アイドルなんとか」……なんだっけこれ…… 「うたプリ」でもなく 「アイナナ」でもなく 「ドリフェス」でもない……。 なんだこいつらは、誰なんだ。「流行ってるらしいけど詳しく知らない界隈を見たときの印象」を具現化したような、既視感と「知らん」が同居している感覚がすごい。 正体は「スマプロ!」という、セリアオリジナルの二次元アイドルグループであった。100均グッズ限定のアイドルユニット。 もとより100円ショップといえば「どっかで見たことありそうでどこにも存在しないグッズ」をしれっと売っているような側面があり、そこはかとないパラレルワールド感をにじませている。そしてこんどはアイドルグループときたか。 ちゃんとストーリーも作ってある。根拠はないが、企画を半分私物化してめちゃくちゃ頑張ったオタクの社員が
インタビュー: 劇団雌猫 構成:芦屋こみね 写真:飯本貴子 好きなものがあると、毎日はもっと楽しい。 劇団雌猫がオタク趣味に生きる人に好きなこと、好きな街や暮らしについて聞くインタビュー企画「楽しい大人の暮らし方」。 今回のゲストは、ジャズミュージシャン、文筆家の菊地成孔さん。昨年末に惜しまれながら終了したTBSラジオ「菊地成孔の粋な夜電波」では軽妙なトークでリスナーを魅了し、今なお“夜電波ロス”を公言する人がいるほど。 「この子たちはパラダイムシフトだよ!」と絶賛する「King & Prince」の話、14年住み続けた新宿・歌舞伎町の話。菊地さんの多才さ、興味の幅広さが伝わるさまざまな「楽しい大人」の顔、のぞかせていただきました。 オタクは異教徒に優しくなれるか? ――菊地さんは劇団雌猫の同人誌『悪友』を、かなり早い段階からラジオやブロマガで「面白い」と紹介してくださっていたんですよね。
わが人生、モーニング娘。と共にあり 私は20年来のモーニング娘。ファンだ。 人生の3分の2を、モーニング娘。と共に歩んでいる。モーニング娘。が結成されたのは1997年。彼女たちがブレイクするきっかけとなったオーディション番組『ASAYAN』を、小学生だった私は食い入るように見ていた。当時のメンバーは自分より少し年上。色っぽく歌う姿に魅了されていた。 金髪で加入してきた後藤真希さんには度肝を抜かれたし、2001年にはついに自分と同い年の高橋愛さんが加入し「愛ちゃんが頑張っているので観なきゃ!」という感覚が芽生えた。もともとは「何者」でもなかった普通の女の子たちが猛レッスンで努力し、アイドルスターとして輝いていく姿に心を打たれ、気がつけば涙していた。 社会人となった今も、私は変わらずモーニング娘。を追い続けている。 モーニング娘。’19を擁するハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)は、容赦なく
ベンチャーのジーンアイドルが、AIを活用して架空のアイドルの顔画像を自動生成できるサービス「A.I.dols Codebase」のβ版をリリース。架空のアイドル同士がユニットを組んで歌を歌えるようにし、VTuberとしてのライブ活動などを目指す。生成には、画像を生成するAIと画像を評価するAIを“敵対”させ、精度を向上させる技術を活用している。 ベンチャー企業のジーンアイドル(東京都千代田区)は6月10日、AIを活用して架空のアイドルの顔画像を自動生成できるサービス「A.I.dols Codebase」のβ版をリリースした。ブロックチェーン技術も活用し、生成したアイドルとユーザーの情報をひも付けて管理できる点が特徴。ゆくゆくは、架空のアイドル同士がユニットを組んでオリジナルソングを歌い、バーチャルYouTuber(VTuber)としてライブ活動を行えるようにする。 β版の利用料は無料。当初
(本記事は5月6日に第二十八回文学フリマ東京で刊行予定の同人誌に収録される原稿のプロトタイプです) 【フライヤー公開】TRANP THE FINAL なんと❗️一般無料🃏 日程:4月4日(木) 会場:恵比寿LIQUIDROOM 住所:渋谷区東3-16-6 SSエリアチケット発売:3月17日(日)12時00分〜開始 SSエリアチケットは、非売品限定Tシャツ付となります✨ pic.twitter.com/OHLfNQ0QaJ — TRANP【公式】 (@TRANP_official) March 15, 2019 TRANPが恵比寿LIQUIDROOMでワンマンライブをやるらしい。というのは相当に衝撃的な話だ。なぜなら、TRANPははっきり言ってメンズ地下アイドルオタク以外には全くと言っていいほど世間の誰にも知られていない存在で、その上CDを1枚も出していないからである。 TRANPはメンズ
デジタル化が進む昨今、イケメンを山ほど抱えながら「ネット鎖国」を続けていた「ジャニーズ事務所」という芸能事務所がある。そんなジャニーズが、2月19日にいきなり発表したのが「バーチャルジャニーズプロジェクト」だ。 バーチャルのジャニーズというフレーズが明らかになったとき、私含め、周囲のジャニーズファンの反応は、圧倒的な「戸惑い」だった。 ジャニーズの楽曲を人にすすめようにも、ネット配信がない。電子書籍では写真を塗りつぶされる。ブロマイドは「学校行事の写真注文スタイル(見本を見ながら選ぶ)」のみで通販はない。それでも最近は、YouTubeにジャニーズJr.の公式チャンネルができたり、デジタルチケットが使われるようになったり、限定的ながらWeb媒体で写真が解禁になったりと、少しずつ近代化してきた。そんな最中の発表だった。 動画生配信サービス「SHOWROOM」とタッグを組んだプロジェクトだ。バー
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