自分の絵や文章が印刷されるのが夢だった。 それはきっと幼稚園の時ぐらいから。 絵を描くのが大好きで自分の絵が大好きで、それをコピー機で何枚も印刷するのが憧れだった。 小学生の時は漫画家さんに憧れた。 ノートに漫画を描いて、色んなクラスの人に読んでもらうのが嬉しかった。 いつか月刊誌でデビューして、 単行本とか出せたら良いなあと思っていた。 その夢はある日突然追わなくなった。 母親に漫画も画材もグッズも全部捨てられたのです。 こういう衝動的に怒りを抑えられなくなるのは母の生まれ持っての性質で薬の服用が必要だったというのはここ数年でわかったことで、当時はただ感情的に物を壊されたり叩かれたりする手から逃げまどうしかできませんでした。 長年かけて集めてきたコレクションをズタズタにされたショックや、お前なんかが本を出せるわけない、お前なんか誰も必要としてない、仕事になるわけないという言葉に傷つき、そ