2人の人気評論家による3万字超えロング対談「BEST OF THE YEAR 田中宗一郎と宇野維正がナビゲートする2017~2018年の洋楽カルチャー」。前編に引き続き、求められるプロデューサー像の変化や、カルヴィン・ハリスとベックの関係、エド・シーランとUKアンダーグラウンドの活況など、こちらの後編も話題は多岐に及んだ。また、まもなく来日公演が実現するファーザー・ジョン・ミスティとチャーリーXCXにまつわるくだりは、webのみのエクスクルーシブ(初出)となっている。 ※この対談記事は昨年12月24日発売の「Rolling Stone JAPAN vol.01』に掲載されたものです。 テイラー・スウィフトの新作は、あまりにも自己言及的すぎて悩ましい。(田中) ─RSのランキングに再び目を向けると、ロードが2位と大健闘しています。NMEだと彼女が1位でした。 宇野 最初のアルバムは大好きだっ