日本のエンターテイメント業界の最前線で戦い続ける人物に話を聞く連載『ギョーカイ列伝』。第4弾に登場するのは、ユニバーサルミュージックのインターナショナルでマネージング・ディレクターを務める井口昌弥。世界最大のレコード会社で、これまで数々の洋楽アーティストのマーケティング戦略を手掛けてきた井口は、Lady Gagaを日本でも大ヒットさせるなどした手腕を買われ、現在36歳にして「海外マーケティング本部 本部長」「経営推進本部 社長室 副室長」を兼任し、将来を担う存在として期待されている。 近年は「若者の洋楽離れ」が囁かれるなど、日本における「洋楽」を巡る状況は厳しいと言われることも多いが、井口は「未来は明るい」と語る。CDからストリーミングに移行し、音楽とテクノロジーが結びついてダイナミックな変化が起こり続けている2010年代において、はたして「洋楽」はどこに向かうのか? 2020年に向けて、