美大でpixivの絵を見せられるか Mr.:今回の企画展が、日本の現代美術の歴史の上にある、ということをまず言いたい。なぜかと言えば、ここまでアニメ的な絵が現代美術の世界で許容されてるベースには1992年の『美術手帖』での特集「ポップ/ネオ・ポップ」(*5)があり、中原浩大、ヤノベケンジ、村上隆の鼎談とその特集を機に受け入れられた。その辺をまずは共有したい。ハイレッド・センターのように前衛的かつ笑いを誘う文脈から、具体、もの派、 ニューペインティングとあって、で、「ポップ/ネオ・ポップ」。そこから、椹木野衣さんの「アノーマリー」(レントゲン藝術研究所、1992)、「日本ゼロ年」(水戸芸術館、1999-2000)などを見て、僕はその先をやりたいと思った。例えば、中原浩大のナディアのソフビVS村上隆の《プロジェクトKo2》の争点は引用とオリジナルの問題。自分は村上さんの一旦分解して提示し直すほ