支倉凍砂「狼と香辛料」(電撃文庫) 電撃の新人さん。もともとは大賞のお留守バンシーだけ読むつもりだったのだが、評判が良いようなので手を出してみた。 で。確かになかなか。 ファンタジー世界の行商、というどう考えても地味な話を、きちんと小説にした力量は素晴らしい。「経済」という題材が新味である。ま、それでも地味なんだけど。 その地味な話に花を添えているのが、表紙にもなっている狼耳少女ホロ。正直「萌え」なキャラではないんだけど、老獪と子供っぽさが同居するキャラが良い感じ。まさに香辛料として効いている。彼女の存在が重石となって、この話は無機質な商人話から、ふんわりとしたファンタジー…というか「神話」に留められている。こう改めて考えると、彼女の造形の巧みさがよく分かる。 ただ、全体的に筆致に硬さがあって、読んでいてどうも引っ掛かる点が気になった。あと、クライマックスの辺りで受けた印象
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
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