上着はもういらないようだ。 今週はずーっとこの話を追っている。いろいろな立場からのいろいろな感想がいろいろと面白い。 当事者間の感情的行き違いについては、まっとうな大人はコメントしてもしょうがないと思うようで、ビジネスモデル的なことに目がいってる論調が多い。実際、話を深刻にしている原因はそこにありそうだし。出版社の社員編集者が公私を投げ打って作家に尽くすというビジネスモデルは破綻しつつあり、エージェント機能を強化した方がいいんじゃないか、とたけくまメモ(2008.6.13)で読んだ。似たような論調は多のブログでも見かける。非常に納得すると同時に、違和感がある。 だって原稿をなくすのは会社員としておかしいよ?あと漫画家を激高させているのもおかしい。本件を会社員としてみるならば、その取引先との関係が崩れたら自社商品がなりたたないというような取引先をしくじっているということになるのでは?サンデー
最近、雷句先生の訴訟問題で、編集者と漫画家の問題が浮上していますが 新條もフリーになったいきさつで思うところがあって 普段はこういう話をブログでは絶対にしないようにと思っているのですが 一言、書こうと思います。(一言じゃないですが・・・むしろ長いです。) やはり、編集者と漫画家は対等な立場でありたいと思っています。 気持ち的には、漫画家は編集者に対して「お仕事をもらっている」と思っていたいし、 編集者は漫画家に対して「漫画を描いてくれている」と思っていてもらいたい。 そんな気持ちでずっとお仕事をさせていただいていました。 どんなに忙しくても、「この雑誌に描いてほしい」と言われれば寝ないで描いていました。 「こういうものを描いてほしい」と言われれば、出来る範囲で描ける漫画を。 新條が漫画というお仕事でご飯を食べていけるようになったのは 育ててくれた編集者のおかげだし、掲載してくれる雑誌のおか
寡黙とポーカーフェイスが信条のゴルゴ13ですが、最初期は必要以上に饒舌だったしニヤニヤ笑ったりもしていました。脚本家が小池一雄先生だったからとか個性がまだ固まっていなかったからとか考えるのが普通ですが、当時のゴルゴは推定20そこそこで経験も浅く、従って後年ほどにはプロとして徹底していなかったのだとゴルゴ研究家の杉森昌武氏は見事に解釈しました。ファンとはかくありたいものです。
十六年ほどジャンプを読み続けている人間として実感しているが、ここ数年のジャンプの出来はひどい。例えば、看板作品である『ナルト』と『ブリーチ』で、一つの戦闘につき形勢逆転が最低四回起きるというのがテンプレート化している。『ワンピース』でも、一つのエピソードの分量が明らかに長大化している。これは構造的欠陥といって差し支えないと思う。 たしかに最近の『NARUTO』や『ONE PIECE』は展開が遅いですよね。 ONE PIECE 1 (ジャンプコミックス) 作者: 尾田栄一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 1997/12/24メディア: コミック購入: 11人 クリック: 296回この商品を含むブログ (247件) を見る 『NARUTO』はかなり適当に読んでいるのであまり詳しく語れないのだけれど、『ONE PIECE』は相当に遅い印象がある。 すでに連載は10年を超えているわけだけれど、
ギャグマンガ史上最大の黒歴史か!? こんにちは、J君です。数あるマンガのジャンルの中でも最も魑魅魍魎なジャンルはズバリ、ギャグマンガなのではないでしょうか? 昨今のピン芸人達の一発ギャグが一年ともたずに風化しているのは皆さんもご存知の通りだと思いますが、マンガの世界でもしかり。一世を風靡したギャグマンガ作家が復活、しかしそのギャグセンスはもはや古い・・・全く通用しないといったことが起こりうるのです。そして、そのギャグマンガの厳しさを痛いほど実感できるマンガがあります。その名も「なにがオモロイの?」。ある意味こんなに泣けるギャグマンガは見たことがありません・・・。 「なにがオモロイの?」は、「コージ苑」「勝手にシロクマ」「サルでも描けるまんが教室」等々を世に送り出したギャグマンガの巨匠、相原コージ先生のいわば、黒歴史とも言える作品。読み進めるほどに先生の苦悩がビシバシ伝わってきます。 ギャグ
安野モヨコ『働きマン』4巻 ドラマ『働きマン』&『サプリ』とのかかわりで ※『働きマン』1巻の感想はこちら 松方は伊東美咲と菅野美穂どちらがよかったのか? 漫画原作のテレビドラマが本当に増えた。増え過ぎだろう。 雑誌「サイゾー」07年10月号にグラフが出てたが、1990年には漫画原作のテレビドラマは1〜2本しかなく90年代はせいぜい5本程度で推移するのだが、2000年から急増し、2007年は40本に達している。 原作とドラマ(実写映画)のクオリティの比較という問題が当然に発生する。 同誌の現役編集者の覆面座談会を読んでいると、 「C ……『働きマン』(講談社)や『おたんこナース』(小学館)みたいに、内容や段取りが問題になって、ドラマ化がご破算になるケースは後を絶ちませんね。 B 先に伊東美咲や観月ありさというキャスティングが決まっちゃってて、作家がキレたんだよね。『働きマン』なんか、アニメ
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
文豪・シェークスピアを生んだイギリスで、彼の作品が日本風のマンガに脚色され人気を呼んでいる。『ロミオとジュリエット』『ハムレット』などシェークスピアの代表作が今月初めイギリスのマンガ専門出版社から196ページのマンガ書籍として出版された。「マンガ・シェークスピア・シリーズ」は、登場人物名は原作と同じだが、時代背景や主人公のファッションはアレンジされている、時代や国境を超えたスタイルのマンガだ。 例えば、マンガ『ロミオとジュリエット』は原作の時代背景(ルネサンス時代のイタリア)とは違い、現代の東京で対立するモンターギュ一族とキャプレット一族という二つのヤクザ一家に生まれた男女のラブストーリーとなっている。 また、二人を結び付けようとするロレンス神父はマンガでは日本の僧侶だ。ロミオはポップグループのリードボーカルで、ジュリエットは夢見る女子高生として登場する。ジュリエットはミニスカートにル
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「CLAMP学園探偵団」などの人気マンガシリーズで知られる女性4人の創作集団「CLAMP(クランプ)」のメンバーで、主に作画を担当する「もこな」さんがプロデュースする着物などを紹介する企画展が2月16日、渋谷「ロゴスギャラリー」(渋谷パルコ・パート1、TEL 03-3496-1287)で始まる。 1989年のデビュー以来、数々のヒット作を生み出してきたCLAMPは、マンガなどの同好会や個人による自費出版書籍として知られる「同人誌」界やアニメ業界などで絶大な人気を誇る人気集団。メンバーは大川緋芭さん、いがらし寒月さん、猫井椿さん、もこなさんの4人で、主な作品は「CLAMP学園探偵団」のほか「魔法騎士レイアース」「ちょびっツ」など。シリーズの売り上げは単体で1千万部を超えるものもあるという。 マンガやアニメーションの世界では「職人仕事」と言われる作画担当のもこなさんは、メンバーの一言で3年ほど
この論文は、1994年秋に友人たちと作った同人誌に載せたものです。現在絶版です。 私ではない<私>への欲望 吉野朔実『少年は荒野をめざす』を巡る考察−ルネ・ジラールによせて 川瀬 貴也 さて、『宗教マンガ学会会報』創設にあたり(結局一号雑誌で潰しました−川瀬註)、「宗教と漫画」をテーマに論文を書くことをK君に求められたが、そこで私が高校時代に読んで深い感銘を受けた吉野朔実の『少年は荒野をめざす』(集英社ぶーけコミックス、全六巻、図もこれによる)を分析してみることを思い付いた。その分析の枠組みを、私はルネ・ジラールの欲望に関しての論から借りようと思う。そこで、本稿はまず彼の欲望論を紹介し、それを用いて作品に関して言及しようと思う。 1 ルネ・ジラールの欲望論 ルネ・ジラール(R. Girard)は、文芸批評から出発して、人類学、社会学、宗教学などの領域にまたがる理論を構築しつつあ
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