Photo by AksilTigre 「イスラムの輝く星」イブン=ハルドゥーン イスラムの思想と言えば、やれジハードだ、やれ拉致って殺すだ、過激なものをイメージする人も多い気がします。 コーランやイスラム教の成り立ち自体に暴力的な要素が含まれていることは事実なんですが、大多数のイスラム教徒は僕たちと変わらない、メシ食って働いて買い物してみたいな生活を望む、普通の平和的な人たちです。 イスラム国みたいな連中をしてイスラム教徒だと外国人に思われるのは、ネトウヨとか在特会みたいな連中をして日本人はみんな排他的な連中だ、と誤解されるようなもんです。相当嫌でしょう。 そういうわけで、イスラム思想には実際に穏健で科学的なものが多いのですが、その中でひと際光輝く存在が、14世紀北アフリカの歴史哲学者イブン=ハルドゥーンであります。 彼の特筆すべきは、著書「歴史序説」において「国家はいかに生まれ、どうい