驚いたことに、ある出来事が起きるたびに脳は記憶のコピーを2つ作るという――1つは現在のための、もう1つは長期的なスパンのためのものだ。 理研-MIT神経回路遺伝学研究センターの研究から、個人の経験を集め、保存する過程には、脳の2つの領域が関与していることが明らかとなった。すなわちエピソード記憶は海馬、長期記憶は大脳皮質に蓄えられるのである。
よく「若い時は記憶力がいい、年を取ると記憶力が低下する」という風に言われますが、それは実は勘違いなのです。 年を取っても脳は衰えません。 子供と大人の記憶力の違いは情報量にある 大人になると人の名前をど忘れすることがあるとおもいます。 そして、子供はちゃんと人の顔や名前を覚えていることがよくあります。 これによって「子供は記憶力が良い」と印象付けられるワケですが、この理由は容易に説明が付きます。 それは大人と子供の情報量が全く違うからです。 子供は大人に比べて、生きてきた時間が短いので経験も少ないですし、人間関係も狭いです。それによって情報量は極めて少ない。 大人が記憶を思い出すには今まで頭に詰めてきたあらゆる情報の中から選び出さなければなりません。よって必然的に思い出すのに時間がかかります。 ですので、子供が物覚えが良いと勘違いしやすいのは、子供は情報量が少ないので思い出すのに時間がかか
by Adam 人間は何百万もの色を見分けることができますが、色の濃淡を正確に記憶するのは困難だと言われています。「なぜ色の濃淡を記憶できないのか」という理由が、人間の脳が色を記憶する際のメカニズムによるものであると最新の研究から明らかになりました。 Why It’s Hard To Remember Colors | Neuroscience News http://neurosciencenews.com/visual-working-memory-color-2083/ ジョンズ・ホプキンス大学で認知心理学を研究しているJonathan Flombaum氏の率いる研究チームは、人間が実際に目で見た色をそのまま記憶せずに、寒色や暖色などの色調をベースにして脳が無意識に「標準的な色」に偏って色を記憶していることを発表しました。 例えば、空色、紺色、コバルトブルー、ウルトラマリンを同時に見
今年も残すところあと1ヶ月となり、年忘れという言葉も聞こえてきた。皆さんにとって2014年はどのような年であっただろうか?そして来たる2015年のことを考えた時に、どのような感情が沸き上がってくるだろうか? 年の瀬ともなると、私たちは過去の出来事を頭の中で再現し、その情動を元に未来へ思いを馳せる。年を忘れるというくらいだから、辛かったことや不安な出来事を思い出す方も多いのかもしれない。いずれにせよ私たちは「今」という瞬間を疎かにするくらい、記憶というものに縛られながら生きている。それならば未来もなく過去もなく、現在進行形しか存在しない世界に行けば、不安を取り除くことは出来るのだろうか。 1953年、一人の男がてんかん治療のための脳手術を行った。左右の内側側頭葉を摘出するという実験的な手術であったものの、発作は無事に抑えられるようになる。しかしこの手術は、関わった全ての人にとって決して忘れら
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