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ブックマーク / mb101bold.cocolog-nifty.com (13)

  • 「中央フリーウェイ」と郊外の感性 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ユーミンが歌って、ハイファイセットがカバーした曲ですが、1976年発表とのこと。ユーミンこと松任谷由実さんが荒井由美さんだった頃の作品です。もう30年以上前になるんですね。「中央フリーウェイ」(参照)の中にこんな歌詞が出てきます。 中央フリーウェイ 右に見える競馬場 左はビール工場 この道はまるで滑走路 夜空に続く 私は学生時代に、その真下に住んでいました。東京都府中市町。JR武蔵野線・南武線の府中町駅のすぐ近く。4畳半トイレ共同の安アパートでした。右に見える競馬場は、東京競馬場。左のビール工場は、サントリー府中工場ですね。まるで滑走路のように夜空に続く中央自動車道の下で、そんなおしゃれな雰囲気とは無縁の生活を送っていました。近くのイトーヨーカドーの駐車場でバイトしてたなあ。 そう言えば、ユーミンは確か府中の呉服屋さんの娘さんでしたよね(追記:府中というのは間違いで八王子の荒井呉服店だ

    「中央フリーウェイ」と郊外の感性 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2009/08/12
  • 素朴な疑問として - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    どうして新聞とかテレビの報道って、こういう切り取り方するのでしょうね。2009年4月25日23時49分にYOMIURI ONLINEに配信された記事のタイトル。報知ではなく読売新聞の記事です。 SMAP・香取さんも番組で謝罪…「絶対に許されない」 で、中身はこう。後半部分を引用します。 香取さんは「SMAPのメンバーである草なぎ剛が皆さんに多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今回してしまったことは、社会人として大人として絶対に許されることではありません」と謝罪。24日夜に電話で話したことを明かした上で「深く深く反省していました。みなさんに許していただけるのなら、SMAPに一日も早く戻ってくることを願っています」とした。 普通の感覚として、あの香取さんの謝罪を切り取って「絶対に許されない」とは要約しないと思うんですね。だって、最後に「許していただけるのなら」と言っているわ

    素朴な疑問として - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2009/04/27
    本文も元記事も読んでいないが、別にシンゴがナギを許さないんじゃなくて、まあ、レトリックの一種だと思ってる。持ち上げて落とすのが好きな人が大杉。
  • 久しぶりに思い出した戦略十訓。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    戦略十訓。これ、ひと昔前に使われていた広告会社の訓示集。当然、会社の内部で使われていたもので、外向けの言葉ではありません。今は使われていません。この訓示は、当時は広告業界ではすごく有名でしたし、マーケティングの講座なんかでも紹介されることも多かったようです。 1. もっと使わせろ 2. 捨てさせろ 3. 無駄使いさせろ 4. 季節を忘れさせろ 5. 贈り物をさせろ 6. 組み合わせで買わせろ 7. きっかけを投じろ 8. 流行遅れにさせろ 9. 気安く買わせろ 10. 混乱をつくり出せ 当時は、広告に携わるものが常に持っていなければいけない戦略性として、肯定的に捉えられていました。もちろん、この戦略十訓は消費者に見透かされるようじゃ駄目だろうけど、ある種の職能の音としては、身も蓋もないなあとは思いますが、なるほどなあという見事な出来で、まあ、巷にあふれるライフハックなんかもこんな感じだし

    久しぶりに思い出した戦略十訓。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2009/01/24
  • あるクリエイティブ・ディレクターさんから聞いたTKの話 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    お金が身を滅ぼすというか、なんかどんよりとした気分になってしまいました。これからマスコミやブログなんかでいやというほどTKについてのやな話がいっぱいでてくるでしょうから、私は、あるクリエイティブ・ディレクターとの雑談で聞いた、ほんわかしたエピソードを。もうかれこれ10年以上前なので、真偽のほどは保証なしですし、あくまで聞いた話なので、そこらへんを加味して読んでいただければ幸いです。 そのクリエイティブ・ディレクターさんは、全盛期のTKとCMの仕事をご一緒したそうです。TKが華原朋美さんのプロデュースをしていた頃で、globeの人気も最高潮だった頃。当時、取り巻きが50人くらいいたそうで、ちょっとしたCMの打ち合わせをするのにも、その取り巻きたちを通さなければならず、大変だったとのこと。で、やっとこさTKと話すことができると、ただの音楽好きの兄ちゃんで、「あっ、それ面白いじゃん、じゃあ、こん

    あるクリエイティブ・ディレクターさんから聞いたTKの話 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/11/07
  • 「失敗をするな」というメッセージ - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    世相が世知辛くなってきて、何事にも、通奏低音に「失敗をするな」というメッセージが鳴り続けているような気がします。よく言われる「失敗を恐れるな」というかけ声にも、「でも失敗はするな」という通奏低音が耳をすませば聞こえてくるような。確かに、これだけ経済状況が苦しくなってくると、失敗が許せなくなる気持ちもわからなくはありません。でも、「失敗をするな」という通奏低音が鳴り続けている限り、表面的なスローガンがどれだけ明るく建設的であっても誰も怖くて新しいチャレンジなどしなくなります。 こういう状況の中ではスローガンを叫びつづける立場が最も「おいしい」立場になります。美しいスローガンを大声で叫び続け、それが実現できなければ、それはスタッフのせい。「俺が考えている理想をなぜスタッフは実現できない。ああ、くだらねえやつらに囲まれた俺は不運だぜ。」と愚痴っていれば、とりあえずは、状況が自尊心を傷つけることな

    「失敗をするな」というメッセージ - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/11/03
    引当金は、クライアントが積むべきか、コントラクターが積むべきか、みたいな話。「コントラクターが過去の内部留保で積むべき」と言うのはタダだけど、結局予算から引かれる。
  • ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね): なぜ吉野家は食券機を置いていないのか。

    有名な話ですのでご存知の方も多いかと思いますが、吉野家に券機が置いていなくて、代金後払いなのは、べ終わって店を出るお客様に「ありがとうございました。」の挨拶をする機会を店員さんが逃さないようにするためなんですね。 券制や料金前払い制は効率がいいのですが、店員さんが用事をしている間にお客さんが店を出ると、挨拶する機会を逃してしまいます。ラーメン屋さんなんかで店を出るとき無言なことってよくありますよね。まあそんなもんかなと思うので、あまり不愉快にはなりませんが、客としては「ありがとうございました。またどうぞ。」なんて言われるほうが気分はいいですものね。 バブルの頃、さかんにCI=Corporate Identityが重要だと言われました。CIは、大きくVI=Visual Identity(視覚的なアイデンティティ:ロゴとかシステムデザインとか)とBI=Behavior Identity(

    ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね): なぜ吉野家は食券機を置いていないのか。
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    REV 2008/08/15
  • ブランドって何だろう(2) - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ブランドという言葉は、牛の焼印を語源に持ち、商品あるいは企業を識別するロゴマークを意味していき、それが拡張されて、商品あるいは企業を差別化するコミュニケーション総体を表すようになりました。そして、その差別性=超過収益力の極限として、シャネルやヴィトンのような海外高級ブランドの世界があります。つまり、そのブランドである、ということで、普通のバッグの何百倍という価格で売れるということです。 ■ブランディングを人に置き換えて考えてみる ここから、ひとつのねじれが起こります。海外有名ブランド的なブランドづくりの手法の絶対化です。でも、この商品あるいは企業を人に置き換えてみると、それが間違いであることがわかります。誰もがセレブのようなブランディング手法をとればいいのか。そうではありませんね。例えば私がセレブのような服装をし、言動も厳しく律していったとしても、逆に私というブランドを損なうだけです。信用

    ブランドって何だろう(2) - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/08/09
    「映画とゲームを融合させた全く新しい映像を提示したい」」とか言い続けることですね。
  • 世界の約58%は「美味しんぼ」で説明可能である。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ドラマ「美味しんぼ2」のキャスティングに不満があるみなさま、こんばんわ。mb101boldです。うーん、なぜ、今ごろ「美味しんぼ」なんだろう。他になかったんだろうか。私の知らなかったところで「美味しんぼ」がブームになっていたのでしょうか。 2ちゃんねるでは、パチスロ「美味しんぼ」を想像するスレが盛り上がってたのは知っているけど、それが要因か。栗田ゆうこ子さんのシャッキリポン演出出現で究極モード突入とか。山岡プロポーズ演出で成功すると、究極モードの上の継続率97%の至高モード突入とか。どれも5号機の規則では無理ですが打ってみたいです。まあ、原作者の雁屋哲さんはパチンコが嫌いだから実現の可能性はゼロですけどね。それにしても、あのドラマ、岡星さん年をとりすぎてるでしょ。二木まり子さん役の上原さくらさんはまあ許せるけどね。 そんなことはどうでもいいんですが、世界の58%は「美味しんぼ」で説明可能で

    世界の約58%は「美味しんぼ」で説明可能である。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/07/22
  • なぜ日本人は『カントリーロード』を聴くと切なくなるのか。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    なんか新書っぽいタイトルですが、前に「耳をすませば」というジブリ映画の主題歌(挿入歌でもありますね)『カントリーロード』のを聴くと泣きそうになるお話(参照)を書いて、あれ以来、原曲の『TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS』が気になって気になって。で、いろいろ調べたり考えたりしたことを書いてみたいと思います。 まずは、鈴木麻美子さん作詞の「カントリーロード」から。この曲の歌詞は、ずいぶんと意訳されているというか、もうほとんど創作に近いですね。リピート部分は除いていますが、こういう歌詞です。 カントリーロード 作詞:鈴木麻美子 カントリーロード この道 ずっとゆけば あの街に つづいてる きがする カントリーロード ひとりぼっち おそれずに 生きようと 夢みてた さみしさ 押し込めて 強い自分を 守っていこ 歩き疲れ たたずむと 浮かんで来る 故郷の街 丘をまく 坂の道 そん

    なぜ日本人は『カントリーロード』を聴くと切なくなるのか。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/07/22
  • 外資系広告代理店の真実 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    とまあ大げさなタイトルを付けましたが、外資系の体、つまり、海の向こうの広告代理店の動向などを自分の知る限りで書いてみたいと思います。なんか最近、こういう自分の小さな知識みたいなことをエントリにまとめるのがマイブーム。って、言葉づかいがちと古いですね。この、ちと、と言うのもマイブーム。って、しつこいですね。すみません。題、始めます。 欧米の広告代理店の動向、こっちに入ってくるのはいい話ばっかり。クリエイティブエージェンシーの台頭だとか、あっちはアイデアで戦っているだとか。まあ、それも真実ではあります。ほんと、かつてのDDBなんかも、Saatch & Saatchなんかも、立ち上げて、あっという間にメガエージェンシー。最近では、Wieden+Kennedyだとか、Fallonだとか、BBHだとか。 アイデア一発で大きなクライアントをつかんで、一世風靡。でも、時代の寵児になって、メガエージェ

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    REV 2008/07/22
  • 続・リテラシー考 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    リテラシーについて考えるとき、ひとつの出来事を思い出します。職場にて。私の席の隣に座っている、年配のクリエイティブ・ディレクター。彼は仕事で調べものがあったらしく、私に、ちょっとこの言葉の意味、ネットで調べてくれないかな、と言いました。私はちょっとめんどうだなと思うものの、Googleを使ってその言葉の意味を調べ、彼に教えました。すると、彼は、私に次から次へと依頼をするようになってしまいました。 何回か、そうしたやりとりが続いたとき、少し先輩のアートディレクターが、かなり思い詰めた口調で、その年配のクリエイティブ・ディレクターに言いました。 「それくらい自分で調べたらどうですか。迷惑なんですよ。」 私はそのとき、確か、いえいえ、こんなの簡単だから別にかまわないです、とか言って、その場を繕ったりした覚えがありますが、今も脳裏に焼き付いているのは、その年配クリエイティブ・ディレクターの寂しそう

    続・リテラシー考 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/05/11
    //ベタな話になるが、救急車にしろ、病院にしろ、電話を入れ、可否を問えばいいのでは。(二次的錯誤は考えないことにして)
  • 違和感のクリエイティブ - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    天気で背景が変わるiGoogleのテーマ(参照)もそうですが、あれっ、いつもと違うな、という微妙な違和感を使ったクリエイティブ手法をなんとか広告に使えないだろうかと思うんですが、なかなか難しいです。 パチスロを打ったことがある人ならわかるかもしれませんが、パチスロはこの違和感のクリエイティブをうまく使ったゲームです。同じように見えるかもしれませんが、パチンコとパチスロでは、ゲーム性をつくるコンセプトが違うのですね。 パチンコは、プレイヤーのゲームに対する能動性は、パチンコ玉を穴に入れることころで、その後は乱数表まかせ。だから、大当たりをプレイヤーに知らせるためには、徹底して派手でなければいけません。例外は多いでしょうが、基的には、派手な演出が起こって、それが発展するかどうかで、大当たりの可能性が大きくなって、それを見ながら一喜一憂する、そんなゲーム性です。思いっきり演出が続いて、えっ、こ

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    REV 2008/01/28
  • ラーメンパラドクスとセカンドライフ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)

    ラーメンパラドクス。広告やマーケティングの世界では有名な話だと思っていたのですが、googleで検索しても出てきませんでした。なぜだろう。もしかすると、名称を覚え間違いしてるかもしれません。 とある品メーカーが、減塩でカロリーが低くてヘルシーなインスタントラーメンについての市場調査をやったんですね。そしたら、「いいですね、ぜひ買いたいですね」と言う人が大多数、という結果が出たそうな。で、担当者は自信を持って市場に出した。でも、そのヘルシーなインスタントラーメンは、さっぱり売れず。あんなに市場調査で絶賛されたのに、なぜだろう。そんなお話です。 なぜ売れなかったのか。 消費者はヘルシーには感心がありますし、ヘルシーが好きか嫌いかと言えば、誰もが「ヘルシーいいっすねえ」と答えます。時代はヘルシーですものね。人前だし、格好悪いから、ヘルシーいいですねと答えとくか、みたいな人もいるでしょうね。つま

    ラーメンパラドクスとセカンドライフ。 - ある広告人の告白(あるいは愚痴かもね)
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    REV 2008/01/13
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