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ブックマーク / www.style.fm (3)

  • WEBアニメスタイル | アニメーション思い出がたり[五味洋子] その122 フィルムはなぜ?——杉本コレクションの行方

    長い転勤生活の間にはいくつもの悲しい別れがありました。それぞれに冥福を祈る中で今も心に翳りを残すのは杉五郎さんのことです。 杉さんについては連載第100回でも書きましたので重複は避け、ここでは日一の質量と言われた杉さんのフィルムコレクションのその後について書きます。 生前の杉さんは私たちアニメファンには惜しみなくそのフィルムを無償で貸与、あるいは自ら映写機を回して見せてくださいましたが、その生計はTV局や映像制作会社に記録フィルム等を貸し出した料金で立てられていました。それが大日フィルムという会社です。杉さんの死後は、長く助手を務めてこられた金子啓次さんが管理していましたが、やがてその金子さんも亡くなり、杉さんのフィルムコレクションが遺されました。 誰もがフィルムのその後を案じていた中で不可解なことが起こり始めました。私が初めて目にしたのはNHKの番組のEDでした。後継者の

    REV
    REV 2011/12/24
  • WEBアニメスタイル_COLUMN - アニメ様の七転八倒 第16回 オッパイと芸術

    今回は『プラスチックリトル』の「オッパイ」について書く。この場合は「乳房」とか「バスト」といった言葉では、だめなのだ。「オッパイ」という、ちょっと口に出すのが恥ずかしい言葉が、適切だと思う。別にエロい話をしたいわけではない。すごくマジメな事を書くつもりなので、我慢して最後まで読んでいただきたい。 OVA『プラスチックリトル』がリリースされた当時、そのシーンにショックを受けた僕は、知人にこの作品を薦めまくった。勿論、薦めるポイントがポイントだったので、相手は同年輩の男性ばかりだった。アニメーター友人はあまりのインパクトに大笑いし、脚家の友人は「風呂場のシーン以外は、記憶に残らないよ!」と怒り出した。近年になってとあるカリスマアニメーターが『プラスチックリトル』を観ていないと聞いたので、是非観てほしいと言った。彼の感想が聞きたかったのだ。「いや、観なくても大体は見当がつくよ」と言っていたカ

  • WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう

    小黒 『ライタン』の頃、なかむらさんが目指していたものは、リアリティなんですか、リアル感なんですか。 なかむら リアル…………。いや、当に「リアル」という事を、ずっと言われ続けたような気がする。リアリティ、リアリズム、物らしく動かすってね。今、アニメでリアルな作品というと、世界観も人物も演出の見せ方も写実的な表現をしているものを言うんだろうけれど。アニメがいつでもそれを求められるのは、アニメにある漫画的な通俗性と、その絵空事の空間や世界観を、少しでも観る側に、当のように感じさせるためで、それが崩れると、キャラクターの存在や演出の意味が、全くなくなるわけです。それは分かっている事なんだけれど、やっかいなのは、アニメートという技術に関してだけでも、極端な事を言えば、作品が変わると世界観やキャラクターのデザインが変化し、物らしさの表現の仕方がガラリと変わるわけです。 小黒 作品によって、

    REV
    REV 2006/06/23
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