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ブックマーク / www.yk.rim.or.jp/~h_okuda (2)

  • [WWF]美少女を攻略せよ

    はじめに 「萌え」である。ある意味これだけ「俗情」と結託したモチーフを特集としたことはWWFでも初めてかもしれない。なんで、とかく文章堅めで「筆者」なんていう一人称を日頃使ったりするこの私(とこの文では自称する)も、今回はソフトモードで行くことにしよう。 で、さっそくなんだがタイトルにはあんまり意味はない。でも一応これは二十世紀の政治史に残る文書のタイトルの剽窃である(注1)。何、元ネタがわからない? じゃ、こういうのはどうだ。 「白い耳でも黒い耳でも萌えられるのがよい耳だ」(注2) これでもよくわからない? そうかもしれない。 今回、テキストとして編集者より指定された東浩紀氏の『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)の記述に基づけば、いわゆる「萌え」という現象は政治思想や国家的なイデオロギーという現実の「大きな物語」が衰滅し、さらにそれに代替されたサブカルチャーにおける「大きな

  • [WWF]『動物化するポストモダン』に関する私的対案

    「コミックマーケット的文化」に関する文化論のようなものを、いつか書いてみたいと思いつづけてずいぶん経ちますが、実のところまだその目処はたちません。今回、東浩紀氏の研究をとっかかりにして論じようとあれこれ考えてみました。しかし、やはりどうもまだまだきちんと論じられる段階ではないようです。仕方がないので、今回は、思いついたことをつらつらと書いて行くことにしましょう。 「オタク」という名辞について 前回の同人誌のなかの「対談」で、私は「オタクという言葉はその語源から見てどうも承伏しかねる」と述べました。まずはそれについてちょっと説明しましょう。 「オタク」という語は、ライターの中森明夫氏が、1983年に言い出したのが最初とされています。語源について諸説ありまして、中には「コミックマーケットが大田区で行われたので、大田区族という語からきた」などという人もいましたが、今では中森明夫説が定説とされてい

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