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ブックマーク / repon.hatenablog.jp (30)

  • なぜ「不毛」な「論戦」は終わらないのか - reponの忘備録

    答え。 そういう方法でしか、「論戦」は行えないから。 そのひとつの例として、人文書では空前の売れ行きを示した「なめらかな社会とその敵」の論評を見てみよう。 著者の社会観・国家観は、ナイーブで古い。彼がなめらかな社会の「敵」と名指しているカール・シュミットのいうように、近代社会の根底にあるのは暴力装置としての国家であり、それは友/敵を区別して誰を殺すかを決める「決断」のシステムである。資主義は暴力を所有権という形で標準化する制度であり、その魅力も危険も、それが「なめらか」ではなく、持つ者と持たざる者を峻別する点にある。 資主義が不公正で不愉快なシステムであることは著者のいう通りだが、それは多くの人々の欲望を満たしてグローバルに発展してきた。 池田信夫 blog : なめらかな社会とその敵 池田先生の「ぶっちゃけた」論建てで、明らかになる事柄がある。 それは、実は、書評を書いたほとんどの論

    なぜ「不毛」な「論戦」は終わらないのか - reponの忘備録
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    REV 2013/10/08
    君の望む合理性
  • 「ドキュメント 戦争広告代理店」 - reponの忘備録

    ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫) 作者:高木 徹講談社Amazon 現在の戦争では武力行使と並行して情報戦が、それも古いタイプの「国民を洗脳する」というものではなく、外堀を埋めて民意を凝縮し感情を爆発させる、そのような情報戦が、日常的に行われている。 このルポでは、ユーゴスラビア紛争でのボスニア・ヘルツェゴヴィナとセルビアの間で、世論誘導の綱引きのために、当事者たちがどのように動き、それらの行動によって、水面に石を投げ込んだように、情報の波紋が広がり打ち消し合い増幅していくのかを、つぶさに描いている。 「民族浄化(エスニック・クレンジング)」という言葉の「流行り方」も描かれ、この言葉が紛争でのPR活動を通して国際的な共通語として定着していった過程も描かれている。 というより、「自明」と思われている概念は全て、そのような偶然と故意の思いもよらぬ混合から生ま

    「ドキュメント 戦争広告代理店」 - reponの忘備録
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    REV 2013/08/20
    なんとなく、どっちもどっち戦略のにおいがするので、もう少しほかの本を読んでからにする。
  • アジアの次にグローバル資本が労働力を求める国はどこか? - reponの忘備録

    「グローバル化です。世界がフラット化します。安い賃金の労働者なんて世界中どこでもいます。競争に乗り遅れるな!コモディティ化するな!」と煽る人たちがいます。 「日の賃金は高すぎる。だから国外に出るのは当然。中国の賃金が高くなったらベトナム、ラオス、タイに移せばいい。その後だっていくらでも賃金の安い国はあるんだ。そういう人たちとの競争なのです*1」とか。 でも、そんなことないんだけれどね。 中国製品輸入に反対する……労組の集会で参加者が着ていたおそろいのTシャツも、実は中国製だった。 これは、ユニクロの反対集会ではない。 というか、日ではない。 アフリカだ。多分南アフリカの話だと思う。 「経済大陸アフリカ」のp.48より。 経済大陸アフリカ (中公新書) 作者:平野 克己中央公論新社Amazon アフリカの賃金は、実は高い。 同著者によるこちらの記事 「労働力の質をどう上げるか」 南アフリ

    アジアの次にグローバル資本が労働力を求める国はどこか? - reponの忘備録
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    REV 2013/08/18
  • なぜ「暫定憲法」が、完成された憲法よりも長命で機能しているのか? - reponの忘備録

    現在もドイツの憲法である「ボン基法」は、戦後暫定的に作られたものであるにもかかわらず、90年の東西ドイツ統一以後も、若干の修正を加えられたのみで、効力が続行している。 「ボン基法」は、正式名称を「ドイツ連邦共和国基法」といい、その名には「憲法」という文字はない。 憲法(Verfassung)とは呼ばず、東西ドイツ統一までの仮の名称として基法(Grundgesetz)と呼ばれ、当初、東西ドイツ統一の時に改めて憲法を制定することとしていた。しかし、1990年の東西ドイツ統一後も新たな憲法は制定されておらず、ドイツ連邦共和国基法の一部を改正した状態で効力が存続している。 旧西ドイツの首都だったボンで起草されたため、ボン基法とも呼ばれる。 ドイツ連邦共和国基法 - Wikipedia なぜ、戦後暫定的に作られた「基法」が、はるかに民主的である「ワイマール憲法」よりも長命なのか? ド

    なぜ「暫定憲法」が、完成された憲法よりも長命で機能しているのか? - reponの忘備録
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    REV 2013/08/04
    「なぜ「暫定憲法」が、完成された憲法よりも長命で機能しているのか?」 戦争と戦力放棄を謳っていない憲法で、軍隊が独走して軍国主義国家となっていないのは非常に不思議である。
  • 「孫の代までの仕事」が10年で消えたケース - reponの忘備録

    「グローバル化」はジャーゴンではなく、具体的な物質的根拠と客観的なシステムを持っています。 そのひとつが、「コンテナ」です。 以下、「コンテナ」にまつわる、今もなお色褪せない話をします。 「沖仲仕」という仕事があります*1。 この言葉自体は「差別用語」だということで、もっぱら「港湾労働者」といいますが。 要は、港で、輸送船の荷物の積み替えをする、「荷揚げ労働者」の人達のことです。 1950年代当初、沖仲仕に従事する力自慢の男たちは、ニューヨークで5万1千人以上、ロンドンでも5万人以上いたらしいです。 こういうイメージ 波止場 コレクターズ・エディション [DVD] マーロン・ブランドAmazon日活100周年邦画クラシック GREAT20 赤い波止場 HDリマスター版 [DVD] 石原裕次郎Amazon犯罪も絶えない。 ところが、1976年には、港湾労働者の数は7割減、その仕事の内容もすっ

    「孫の代までの仕事」が10年で消えたケース - reponの忘備録
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    REV 2012/10/30
    婆さんによると、自転車が最初に村に来た時、『自転車に乗れれば一生食いっぱぐれない』と言われていたそうな。
  • 「ゼクシィ商法」における疑問3つ - reponの忘備録

    こちらの記事を書いた時に疑問に思ったことを書き留めてみた。 「障壁破壊」は消費者の生活をより良くするのか? 「障壁破壊」が、「消費者の利益を守る」とは、言えない。 あなたが「安く」物を買えたぶん、あなたの収入は減るからだ。 安売り合戦とは人件費の抑制であり、人件費とは「消費者の収入が減る」ということで、賃金と価格がともに下がる「デフレ」状態をつくりだす(デフレは消費者の欲望が生み出している、説)。 たとえば、賃貸不動産業界。 個人的には、価格下がるの結構。 多くの人は、収入の1/4以上も家賃に払っていることで生活が逼迫している。 しかし、そのことで、やはり「デフレ」は起きるだろう。 そして、家賃収入の下落は、それに頼っているひとたちの生活を逼迫させるだろう。 かれらもまた、ひとりの消費者だ。 ネットワークが効率的になると、結果として「一人勝ち」するように構成される。 「デフレ」の中、「プラ

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    REV 2012/08/30
    ともあれ、地方の地場資本総合ホテルが衰退し、大手ビジネスホテルと、ブライダルなんちゃらへ分化してる雰囲気
  • 「ゼクシィ」商法に見る「障壁破壊商法」 - reponの忘備録

    この記事 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120827-00000002-toyo-bus_all が大変面白かった。 記事の要点 (文のまとめは長くなったので一番最後に移しました) ゼクシィの20年は、ローカル産業だった「ブライダル産業」の、情報の障壁(価格、プラン)という抵抗を突き破った歴史。 ホテル業界は危機感をいだいて相当抵抗しただろうが、それに対してリクルートは各個撃破を仕掛け、結果、業界全体を「ゼクシィ」というプラットフォームに載せることに成功した。 「相場」は、「ゼクシィ」の中で生まれ、「ゼクシィ」で確認するほかなくなった。 「ゼクシィ」ビジネスの一般化 このリクルートの方法は、以下のように一般化出来る。 「成長産業であるのに、情報障壁により、結果としてローカルビジネスが栄えている分野で、障壁を破壊し情報を流通させること

    「ゼクシィ」商法に見る「障壁破壊商法」 - reponの忘備録
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    REV 2012/08/30
    そんなことが起こっていたのか…
  • 「あきれた」に誘導されるわたしたち-「シニシズム」とはなにか - reponの忘備録

    シニカルに皮肉を言うことは、自由の発現のように見えて、実は最も不自由である、というはなし。 民衆の風刺としての「キュニシズム」 自分たちの力の届かない権力者の言葉や行動の「キレイ事」を、皮肉や風刺を通して、隠されている利己的な関心、暴力、権力欲を暴くことを「キュニシズム」といいます*1。 権力者が「キュニシズム」を利用して打ち立てる「シニシズム」 それに対して、「民衆が冷笑して無関心になってくれることで行動が取りやすくなる」という(意識的・無意識的な)判断のもと、皮肉や風刺で、それ以上の批判を封じてしまうのが「シニシズム」です。 「シニシズム」は行動に根付く たとえば「政治」を語るとき、僕らは「特定のモード」に入り言葉を紡ぎます。 その言葉は、たいていは「あきれた」「馬鹿馬鹿しい」です。 これが思考停止であることは明らかなのですが、それ以上踏み込むことは実は危険なことだと分かっているし、と

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    REV 2011/07/11
  • 洗脳の連鎖 - reponの忘備録

    以前書いたエントリを、いろいろびびって消しました。 でも、こちらのエントリのため再掲します。 仕事で実際にあったことです。 上司「repon君、あの仕事はどうなった?」 私「(忙しいのに呼ぶなよ)あの仕事、とはなんでしょう?」 上司「はぁ?あの、宣伝物の仕事だよ」 私「ああ、あれは前回の会議で、次回持ち越しになったはずでは」 上司「なに言っているんだっ!あれ いつ配ると思っているんだっ!」 私「(眠い……)例年では再来月ですが……」 上司「じゃあ、間に合わないじゃないか」 私「(眠いし背中が痛い……)しかし、会議で保留にされたのは上司さんじゃありませんか」 上司「はぁ?責任者は誰だよ!宣伝物の責任者は誰だよ!!」 私「(いかん頭がかすんできた)上司さんです」 上司「君さ……そういう言い逃れは良くないよ。確かに統括責任者は僕だけど、担当者は君でしょ?」 私「はぁ」 上司「僕に実務がわかるわけ

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    REV 2010/09/05
    こう、相手を凹ませて、ものをいう意欲を減退させて、「反対しないからお前の責任」という、ありがちな例。
  • 愚かさは罪なのか - reponの忘備録

    今日「話題の記事」に上がっていた 「システムが無くなった日」 というエントリを読んで、思うところがあったので書きます。 このエントリの結論は、 「一人の工場長の愚かな判断が、多くの人を過労死させ、自殺に追い込み、システムそのものをも失わせた。たった一人の判断が、このような悲劇を生むこともあるのだ」 というものでした。 この結論には同意します。 しかし、私は「愚かな側」に立ち、状況を何ら改善することができなかった過去があるため、複雑な心境になりました。 少し迂回して、書かせていただきます。 人はどんな時に残虐になれるか 「アイヒマン実験」という、人はどういうときに屈従するのかについて行われた実験があります。 服従の心理 作者:スタンレー ミルグラム河出書房新社Amazon ミルグラム実験 - Wikipedia 人は、 「自分は役割に従っているだけ」 「自分は大義の道具に過ぎない」 と思うと

    愚かさは罪なのか - reponの忘備録
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    REV 2010/09/05
    「裁かれる」という言葉の、裁く主体が気になる。唯一神なのかな。唯一神がどの程度システム構築に理解があるのか気になる。全能の唯一神はソースコードも直に読めるのかしら。
  • 職場内全体主義の一例と、自由な人とは何かの一例 - reponの忘備録

    増田の記事 「向上心がないやつはほんとにどうしようもない」 にむかっ腹が立ったので、Twitterでのつぶやきをまとめました。 「全体主義ってこういう感じなんだろうね - Togetter」 わたしはこういう元増田みたいな全体主義的な人が怖いです。 それにたいして、自由な人とは何かの一例。 「http://d.hatena.ne.jp/yellowbell/20100708」 素晴らしいエントリだと思います。 なにより、ブログ主さまの周囲の方も良い方が多かったのですが、ブログ主さまも、良い指導を選択してきちんと受け取れる方なんだなぁ、と思いました。 わたしとおなじような、(実に陳腐な)いろんな理不尽なことも言われたのでしょうが、そちらを自分の心に留めずに、恩師たちの言葉を心に留めていた。それがブログ主さまとわたしの違いなのかなぁ、と思います。 世の中は理不尽ですが、理不尽を受け入れるか受け

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    REV 2010/07/11
  • 自分の過去の言葉に応えられるかな? - reponの忘備録

    自分の過去の記事を振り返る。 逃げ方、避け方、守り方 職業選択の自由、移動の自由などが保障されているとはいえ、何かことが起きたときにすぐ職を変え、住む場所を変えることはとても難しい*2。 「ムラ」が至る所に形成され、人はそこに束縛されている。これだけ職業や移動が自由になったのはごく最近のことだ。 人はどこかのムラ(職場・地域・労組・宗教団体・親族 etc...)に所属し、そこで生きていくしかなかった。 日では、諸外国ならあり得ない密着した関係が築かれている。だから「カローシ」は国際語になった。 耐えて耐えて耐えて、嫌な集団の圧力に耐えて、生き抜いて身についた作法が、ただ集団の圧力に屈して耐えるだけ、というのではあまりに救われないのではないか? 耐えることと、楽しく生きていくことは全くベクトルが異なる。耐えないことが楽しく生きられないことではない。 そこに固執すれば、それは生きていく指針に

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    REV 2010/02/07
  • 「リスクを取りに行く」とはなにか - reponの忘備録

    仕事」とはリスクを取ること - reponの日記 ないわ〜 404 NotFound(暫定)の続き。id:ululunさんにコメントをいただいたので補足です。 自分からリスクを取りにいくときには、ミスもまた「必要なこと」だそうです。 ミスしそうな領域へ自分から飛び込んでいくことが進歩につながる。難しいことにトライして成功することで初めて、「あの人、すごいな」と評価されるのだ。 自分のできそうにない領域に飛び込んでいくのは、自分でリスクを取りにいく感覚がなければできない。そうやってリスクを楽しもうとすると、自分の中にある潜在能力が引き出されてくる。 つまり、自分の可能性を広げるためには、ミスを怖がらずリスクを取りにいく生き方が必要なのだ。ミスをする領域に踏み込んでいって、そこでミスを減らしていく。それが結果的に自分を成長させてくれる。 「失敗は成功のもと」との言葉もあるが、ミスをするかもし

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    REV 2010/01/05
  • コピペは悪? - reponの忘備録

    続き “コピペ論文”を判別 「コピペルナー」 - ITmedia NEWS 「コピペルナー」なるソフト。文章が他の文章のコピペかどうか判断するとのこと。 杉光教授は「ソフトを販売することで、学生が『どうせコピペしてもばれてしまうから自分で考えてリポートを書こう』と思ってくれれば大成功だと思う」とコメントしている。 全然わかってねー 「自分で考えて」ということがどういうことなのかを教えなければ、学生は意味もなく苦しむだけですよ。 とりあえずコピペでごまかしているのは、「自分で考える」ことがわからないからやっているので、コピペ禁止なんて何の意味もない。 学生に「自分の頭で考えさせる」方法、つまり構成の仕方を教えてあげるべきです。 オリジナリティとは構成に現れる んですよ。 コンテンツを整理し、因果関係を洗い、仮説を立て、それを検証する。 この過程を踏んでいれば、引用だろうがコピペだろうが、 そ

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    REV 2009/12/12
    「コピペレポートを一定割合以上出された教師は無能なので仕分け」ルールを取り入れたら、どんなことになるだろう。
  • 軍靴の足音が聞こえる - reponの忘備録

    活字中毒R。さん というわけで、いつのまに東京の居酒屋は役所になってしまったのだろう? 全く同意。 何もわからない人間が、権力だけ握るとやけに高圧的になり、四角四面にものごとを言い始める。 軍の足音が聞こえる。

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    REV 2009/08/16
    ミッキーの絵が消される→「軍靴の足音が!」  弁当持込禁止→「軍靴の足音が!」 規定により削除します→「軍靴の足音が!」 「違反は見逃せません」→「軍靴の足音が!」→仕方ない見逃します→通報しますた
  • エロゲとかラノベばっかりの人の方がマシかも - reponの忘備録

    文学とか哲学しか読んでいない人に比べて。 エロゲやラノベも、文学や哲学も、それそのものとして楽しみ消費することは、健全な行為だと思います。 でも、時々人は 「世界の成り立ちを知りたい」 とか 「物事の根を知りたい」 とか 「人間とは何かを知りたい」 とか思います。 そういう根的(ラディカル)な問いには、最終的な答えはありません。 エロゲにもラノベにも、文学にも哲学にも、そういうラディカルな問いの断片がちりばめられています。 それのジャンル間、作品間に大差はありません。 ラディカルな問いの解を知りたければ、各人が、それぞれ他人の経験である「作品」から断片を読み取り、総合するしかありません。 たくさんの「作品」から断片を収集して総合すればそれだけ、自分の求めるラディカルな問いを解きやすいかもしれません。 たくさんでなくても、断片を血肉化して、自分の経験と照らし合わせ洞察すれば、ラディカルな

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    REV 2009/03/21
  • 「使えない」個性? - reponの忘備録

    『使えない個性は、要らない個性。』 - シロクマの屑籠さん 自分の個性が生かせない仕事はしたくない・働いたら負けだと思っている・自分の個性を大事にしてくれない社会が悪い・自分の才能を見抜けない上司が悪い etc…。そういう怨嗟をオーラのようにまといながら、心のどこかで“当の自分”が開花する日を密かに待ち望んでいる男女が、今、いったいどれだけ存在するだろうか。 しかし現実をみるに、彼ら彼女らの個性がスポットライトを浴びる日が来るとは思えない。実際に与えられる仕事の殆どは、およそ没個性的なものだし、かつて夢見ていた“自分らしさ”とは縁の無いものばかりだ。 だから どうやら、実社会の世界では『使えない個性は、要らない個性』だったらしい。 ってのは、かなりワーカホリックな考え方だと思うんですよ。 ワーカホリックな思考がベースにあるので、「個性への怨念」みたいなのが出てくるかと。 仕事で個性を発揮

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    REV 2009/03/02
  • 「国語」としての日本語は、滅びない。そして英語は道具として使われる。 - reponの忘備録

    404 Blog Not Found : 今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日語が亡びるときさん 水村美苗「日語が亡びるとき」は、すべての日人がいま読むべきだと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japanさん が相次いで、この語が亡びるとき―英語の世紀の中で 作者:水村 美苗筑摩書房Amazon を絶賛し、紹介していますが、僕は違和感を感じます。 英語がこれからの若い日人にとって、必須のツールになっていくことは間違いないでしょう。 それは「道具としての英語」として、誰もが当たり前に持つ能力の一つになっていくと思います。 しかし、そのことと「日語」が亡びる、ということは全く別のことだと思います。 日語という「国語」は、国家統合の要であり、象徴なんです。 日語を話すから、「日人」という共同幻想のメンバーに加わることが出来

    「国語」としての日本語は、滅びない。そして英語は道具として使われる。 - reponの忘備録
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    REV 2008/11/09
    少なくとも、求心力は落ちると思われ。
  • 「袋小路」 - reponの忘備録

    ※グロテスクなシーンがありますのでご注意ください。 自分の指が吹き飛ぶ夢を見た翌日、職場の同僚で気になるあの娘が、プレスに挟まれて指を飛ばした。 その衝撃で狂気に覚醒したkは、行きずりの殺人を繰り返すことになる。 顔を潰されて発見された死体を見て、識者は「顔をわからないようにして、身元を不明にさせようと意図している。これは顔見知りの犯行だ」とコメントした。 警察もその方向で動いているらしい。 捕まるわけにはいかない。まだ足りない。まだまだ足りない。 指を飛ばしたあの子は、その後姿を見ない。派遣だったから、体よく追い出されたのだろう、と聞く。 職場の労組はなにもしない。面倒な役回りの割り振りはするくせに。 kはある日、労組から学習会に参加するように言われる。動員がかけられているらしい。 その先で、衝撃的な事実を木村は知る。 派遣の実情を。 そして派遣をい散らかしている成金ブルジョアたちがい

    「袋小路」 - reponの忘備録
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    REV 2008/05/13
    日本向けの機械は、海外向けの機械より安全装置が甘めという話を見たことがある。理論的には安全なんだけど、安全装置殺して速度アップを図らせたり。
  • 超弩級ラブコメ「とらドラ!」を君は読んだか!! - reponの忘備録

    とらドラ!1 (電撃文庫) 作者:竹宮 ゆゆこアスキー・メディアワークスAmazon 現在7巻まで出ています。 買いました。7巻。まとめて。 図書館で借りて読んだにもかかわらず、です。 何度も読み返すために、買いました。 1回じゃ、とてもおさまらん。 「そろそろラノベでも読んでおくか」と404的なノリで「このライトノベルがすごい! - Wikipedia」を参照し、ラノベと呼ばれる小説を、片っ端から図書館で借りました。 キノの旅、半分の月がのぼる空、All You Need Is Kill、よくわかる現代魔法、狼と更新料香辛料、黄昏色の詠使い、"文学少女"シリーズと、読みました。 面白いし、感動もするけれど、でも、読んでおしまい。 面白いんだけど、1度読めば十分かなぁ…… 「とらドラ!」も、「そろそろ『とらドラ!』でも読んでおくか」という軽い気持ちで借りました。 そして、ほぼ一気に7巻を駆

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